ロイド・ロアー

1920年から1924年までギブソン社に在籍。fホール付きアコースティック・ギター、L-5やフローティングヘッド&ボールベアリング・リム付きのマスタートーン・バンジョウの開発、トラス・ロッドの開発、アジャスタブルブリッジの発明などを行う。退社直前にアコースティック弦用のコンデンサー型ピックアップを開発し、これが世界初のギター用ピックアップといわれている。

1924年、新たにヴィヴィ・トーン(ViVi Tone)という会社を設立し、エレクトリック弦楽器の開発を進め、エレクトリック・ダブル・ベース(ウッドベース型モデルをエレクトリック化したもの)を完成し発表するが、ノイズや音質に問題が有り、商品化には至らず、会社は自然消滅する。

しかし、こうした開発は、30年代にギブソンが電気楽器を制作するのに、間接的なきっかけをつくることになる。


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