Phase Check

4芯シールドハムバッカーとはピックアップから4本のリード線とl本のシールド線(合計5本)が出ているビックアップである。

そのうち1本のシールド線はピックアップの底板(ピックアップの衷側に見える金属製の台座)にハンダづけしてあり、ピックアップのコイルには関係ないが、配線のさいはアースに接続して(ポットの裏側などにハンダづけする)ビックアップをシールド(ハムノイズを防ぐ)する役目がある。

そして4本のリード線は図lのように2つのコイルのそれぞれの両端にあたる4本の線にあてはまる。

では、はたして、この4本のリード線はそれぞれどのコイルの線にあてはまるのか?(リード線の色はメーカーや種類によって違うので参考にしないこと。)

◎準備するもの

テスター……テスターのダイヤルは抵抗値を

測るkΩ(オーム)のレンジに合わせてお

金属棒……磁石にくっつく金属のもの。

(ドライバーなど)

◎フェイズテストの手順の―例

1、まず1本のリード線(どれでもよい)をテスターの片方の端子に接続しておいて、もう片方のテスターの端子を・残りの3本のリード線に1本ずつ接続して、そのたびのテスターの針の反応を見る(図2)。

このように赤と黒を接続したときにテスターに6kΩ(オーム)の抵抗値が出たということは、赤と黒が片方のコイルの両端であることがわかった。

2、次にテスターの端子を赤と黒のリード線に接続したまま、ボールピースを金属棒で叩いて、テスターの針の反応を見る。そのときコイルを片方ずつ叩いて、針の大きく振れたほうのコイルが赤と黒のコイルにあたることを確かめる。

その結果、テスターの針が右にねれたら、テスターのプラス端子に接続してあるリード線の位相はプラスだということになる。テスターの針が左にふれたら、テスターのプラス端子に接続してあるリード線の位相はマイナスだということになる。

3、そして残った白と緑のリード線が、もう片方のコイルの両端にあたるわけである。まず白と緑のリード線をテスターに接続して6kΩ(オーム)の抵抗値が出るかどうかを確かめる (テスターの針が振れなければコイルが断線していることになる)。

次からは上記ののの工程を白と緑のリード線に置き換えて白と緑のリード線の位相を調べる。

*-ESPミュージカルアカデミー・ギタークラフト科教科書より丸写し。


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