〜プロフィール〜
宮本益光 バリトン
愛媛県出身。東京藝術大学卒。同大学院修士課程終了.」現在同大学院博士課程在籍。奏楽堂日本歌曲コンクール奨励賞受賞。第69回日本音楽コンクール入選。国際モーツァルトコンクール派遣者選考会にて優秀賞受賞。二期会会員。ヘンデル「メサイア」のソリストとしてコンサートデビューし、その後、バッハ「ロ短調ミサ」、ハイドン「天地創造」、フォーレ「レクイエム」、ベートーヴェン「第9交響曲」などのソリストをつとめる。オペラでは1996年に「ドン・ジョヴァンニ」でデビュー。その後「フィガロの結婚」伯爵、「魔笛」パパゲーノ、ブリテン「ヴェニスに死す」旅人他七役。神奈川国際芸術フェスティバルで三善晃「遠い帆」、新国立劇場公演で原嘉寿子「シャーロック・ホームズの事件簿」、R・シュトラウス「アラベツラ」などに出演する。本年6月には東京室内歌劇場記念公演のアンドレ・プレヴィン「欲望という名の電車」(日本初演)のスタンリー役を演じた。来年7月には二期会公演「ドン・ジョヴァンニ」へのタイトルロールでの出演が決まっている。またオペラの日本語訳詞上演について研究しており、これまでに「カルメン」、「ドン・ジョヴァンニ」、「奥様女中」の新日本語訳詞を発表している。本年11月には藤沢市民オペラにてオッフェンバック「地獄のオルフェ」の新日本語訳詞を発表する。
加藤昌則 作曲家・ピアニスト
神奈川県出身。東京藝術大学作曲科を主席で卒業。同大学大学院終了。卒業作品(オーケストラの為の「灰色の時間」)が東京文化会館にて初演された。在学中より自作自演による活動を始め、コンクール等にも自演により入選、入賞の経験を持つ。1996年にはロンドンのセント・ジェームス教会や、イタリアなどでも自作品によるコンサートを開き好評を得た。またNHK−FM「FMリサイタル」、「名曲リサイタル」などに出演した折も自作品を演奏し、放送終了後、リスナーからの問合せが多数寄せられるなど反響を呼んだ。1998年の東京オペラシティ、2001年の浜離宮朝日ホールなどの個展は誌上にも取りあげられ、作品・演奏共に高く評価された。1999年に横浜みなとみらいホールにて合唱声楽作品の初の個展が開かれ、合唱作曲家としてもデビュー。1995年に組織された声楽家・作曲家のグループ「桜声舎」においては中心的に活動を展開し、多くの作品を初演している。2002年、初の舞台作品である「ME」を元オリンピック体操選手の田中光氏とともに自らタクトをとり初演した。2001年にデビューしたCD「SOLO」(アートユニオン/ART-3067)を発売し、翌年には同CDの収録全曲所収の楽譜集も出版された。2003年3月にウイーンの楽友協会ホールにて全自作自演によるデビューを飾った。2004年3月にはスイス、チューリッヒトーンハレにて新作初演が予定されている。