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1985年12月8日(日) |
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岐阜県恵那市・中津川市方面 |
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安立先輩(XT400)岩元(XL200)岡田(MTX200)金井(RA125) |
「バトル&バトル」 そして、”流血”宮脇
12/8(日)曇りのち時々雨 でもまた曇り
6時15分、起床。バタバタと準備をする。明るくなってきたので外を見ると、空は所々雲も切れ、青空が見えている。「これは、いけるぜっ!」と気合いが入る。
6時45分頃、金井がやってきたので出発。庄内川の堤防を走っていると、東の空に真っ赤な朝日が昇ってきた。「おー、俺たちの夜明けだ」
7時半頃、集合場所の内津峠オートスナックに到着。すでに岩元君と長江先輩がいた。8時前には、約1名を除いて全員そろう。そーなのだ!「たそがれ野郎」山田が来ない!いつまで経っても来ないではないか。しょうがないので8時半頃出発。
まずは笠置山に向かう。「うわぁー、久しぶりの笠置山だぁ!」新人二人の後について、のんびりと走る。登りではギヤ比が合わず、半クラにしたりしてギクシャクしながら走る。例のマディなところが楽しかったぜ。もー、バイク、グチャグチャ。途中、行方不明になった長江先輩を待って、山頂へ向かう林道を再び走り出す。林道作業中のトラックがすれ違うのを待っていたら、山田がひょっこり現れる。「てめー、この野郎!なにやってたんだよ〜!!」と罵声を浴びていた。そこから頂上までは、岩元君が後ろにまわったので、山田とバトルを繰り広げる。しかし、ヤツに抜かれてしまった。
次は、これまた久しぶりの切井那木林道。こいつは一本道なので、熱い熱いバトルが炸裂!俺と山田をブチ抜いた安立先輩がコーナを曲がりきれず、まっすぐ突っ込む!!
(大内:安立さんって、このパターンが多かったですよね。すっげぇー勢いで走っていって、「うぉ〜、あれで曲がれるんかぁー」と思っていると、期待を裏切らず、突っ込んでいくんです。)
その横を走り抜ける俺の目は、相当に冷たかったらしい・・・。それにしても、燃えた。先頭グループが見えてきた。金井と岩元君のブロックで前に出ることが出来ない。チャンスをうかがい、金井を抜く。「やったぞ、ハスラー!RAを抜いたぜっ!!」メットの中で叫ぶ俺。
林道出口で皆を待っていると、安立先輩が来ない。KLR・服部君の話では、ドブか何かにはまっていたらしい。大分遅れてやってきた先輩を、皆、拍手で迎える。まさに感動的な光景であった。
また切井那木林道を戻る。とにかく攻める!ハスラーの調子は最高!!先頭を行く岡田を追っかけまくる。コーナの立ち上がりで、どーしてもMTXに負けてしまうのがもどかしい。結局、抜くことが出来なかった。
再び、いや、三度か、切井那木を戻る。KLRがなかなか速い。「う〜ん、なかなかやるな〜」マシンも最高!身体も熱くなり、目もできあがった。そして、二ツ森へ。
とにかく、バトル!!。先頭集団が見えているのに、ハスラーでは間を詰めるだけのスピードが出ない。でも、ハスラーと一体となって走っているという実感で、別にいらだちはない。
記念碑のところで休憩の後、再びバトルだっ!熱くなっていたが分岐で後続を待つ。
(大内:熱くなると分岐でもそのまま走り去って、皆さんにはよく迷惑をかけましたね。)
ちっとも来ないので様子を見に行くと、XLR・宮脇君がコケたとのこと。ライトカウルが割れ、ヘッドライトがゆがんでしまった。でっかい石にフロントをはねとばされたらしい。マシンにハクがついてしまった。彼は、足を負傷して流血!俺が先導し、林道出口目指してのんびりと走る。もーすぐ出口だというあたりで、岡田たちが戻ってきた。今度は、岡田がサイドカバーを落としたという。これは、林道を引き返して見つけることが出来た。
「あー、雨が降ってきた」しとしと濡れながら走る。コーナでトラックとぶつかりそうになる。俺と山田が危なかったんだけど、トラックの運ちゃんに怒られたのは、何故か安立先輩だった。
昼飯は、チャーハン&ラーメン650円也。ラーメン屋で、自己紹介をやったりして騒ぐ。恵那のオートスナックで、山田は遅刻のお詫びとして皆にコーヒーを奢る。そこにあったHANG ONをやった山田の姿に、涙を流して笑った。
17時40分頃、帰宅。いっきなり飲んだホワイトが旨かった。
ロックしたリアタイヤを左右に振りながら、砂けむりと共にコーナアウトに消えていった安立先輩。いやぁ〜、楽しませてもらいました。 |
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