--------------------------------------------------- 【ソフト名称】JPEGファイル切り出しプログラム buff 【著 作 者】矢倉 光洋(yagura@col.hi-ho.ne.jp) 【バージョン】1.10 【転載・配布】どんどんやってください 【区   分】フリーウェア 【完 成 日】2016/09/25 --------------------------------------------------- かげの声 ******************************************************************* ○画像の劣化をさせないでトリミングが出来るのは、ありがたいですね。 ○元画像が大きい場合、元画像を簡単に縮小でき(拡大も)能率よく  トリミングができます。 ○切り出したい指定サイズが自由に設定でき、とても使い易いです。 *******************************************************************  ●概要 JPEGファイル画像のトリミング(切り取り)を行います。 JPEGファイル画像劣化を伴わない方法でトリミングを行います。                ☆ デジタルカメラで撮影したデータを、写真店などで実際に現像し紙に印刷する場合です。 一般的に利用されている写真紙の縦横の比率(アスペクト比)は、 デジタルカメラで記録される画像の縦横の比率と異なります。 そのため、現像において、記録された画像の一部しか印刷されないことがあります。 # ほとんどのデジタルカメラの場合、上下の一部が印刷されません。 これは利用者が意図しないことなので、思ったような構図の写真を印刷するために 意図する構図にするためには、あらかじめ画像の切り取りを行わなければなりません。 ところが、一般的な画像処理ソフトウェアでは、JPEGファイル画像の操作に伴い、 画像の劣化が発生してしまいます。 当ソフトウェアではJPEGファイルの操作につきものの画像劣化を伴わない方法で 画像のトリミングを行うことが出来ます。 上記の他にも、デジタルカメラで作った画像をホームページやアルバムなどに 公開するために、画像の必要な部分を切り出す際にも利用できます。                ☆ 画像に対するトリミング機能は、様々な画像処理ソフトに搭載されています。 このソフトの特徴は「画像の劣化を伴わない」ところにあります。 ●説明 このソフトはJPEGファイルに対して処理を行います。 元のファイルの一定の範囲を指定し、その部分を切り出して 別のファイルとして保存することができます。 JPEGファイルを画像として扱うためには、いくつかの処理が必要になります。 そのうち、画像劣化が起こる可能性のある、「DCT(離散コサイン変換)処理」 をバイパスすることによって、まったく劣化の行わない処理を行います ●制限 このソフトウェアはJPEGファイルの処理基本単位で処理を行い、劣化を回避しています。 それに関連して、切り出す範囲については、その範囲の左上の位置が JPEGの保存単位(8または16が一般的です)の倍数のみとなります。 この制限については、ソフトウェアが自動的に制御するので 特に注意することはありません。 ただ、範囲選択の際に、一部枠線がぎこちなく動くのはこの制限のためですので その点のみご留意ください。 ●インストールとアンインストール  このソフトウェアはインストールの作業を行う必要がありません。 buff.exeをダブルクリックするとすぐに利用することが出来ます。  また、アンインストールはファイルを消してしまえば終了です。 ●使用方法 [概略] 基本的には  ・ファイルを開き  ・マウスで対象の範囲を指定し  ・「トリミングを実行」ボタン(ツールバーのハサミのボタン)を押し、   トリミングを実行  ・ファイルを保存し、終了。 選択範囲は、後述する「選択モード」によって、自由に選択できたり、 または、設定したアスペクト比に固定した比率で選択することが出来ます。 [メニューについて] 「ファイル」メニューにはファイル関連のメニューがあります。 ここでは、「編集」メニューにある項目の説明を行います。 <トリミングの実行>  選択した範囲を切り取ります。 <元に戻す>  トリミング処理を取り消します。 <トリミング時にExif情報を破棄> <オプション> [画像ファイルを保存する際、元のファイルの作成日付をコピーする。] [画像ファイルを保存する際、元のファイルの更新日付をコピーする。] <「選択モード」コンボボックス> モードを変更すると、範囲を設定する際に、アスペクト比を固定することが出来ます。 現像サービスを行うためのデータ作成時などに利用します。 ・「自由」     : 範囲は自由に設定できます。 ・「固定」     : 最初に範囲を設定したアスペクト比を使います。 ・「L版(横)」  : デジタルカメラを現像するサービスを行っているお店の             一般的なアスペクト比(254:179)に固定します。 ・「L版(縦)」  : 上の「L版(横)」の縦と横の比率を入れ替えたものです。 ・「カメラ(横)」 : 一般的なカメラで利用されるアスペクト比             (3:2)に固定します。 ・「カメラ(縦)」 : 上の「カメラ(横)」の縦と横の比率を入れ替えたものです。 【その他、いくつかのサンプルをつけております】 ○「自由」以外の選択を行った場合には、小数点以下の計算精度の問題で  正確な比率にならないことがあります。(特にとても小さい範囲を指定した場合) ○ 「L版」「固定」以外の選択にすると、一旦選択できる最大の大きさで  範囲の選択を行います。 ****************************************************** 以下省略します。解凍して readme.txt を読んで下さい。 ******************************************************