<世界有数の人口密度・・・エスカレーターが市街地に>
香港の人口は650万人、このうち香港島に350万人、九龍(Kowloon)、新界(NewTerritories)地区に190万人が住んでいる。全域の約2割を占めるに過ぎないビクトリア湾周辺の旧市街地に400万人が居住しており、ヘクタール250人と世界有数の人口密度となっている。
このため、ビクトリア山の中腹まで、高層ビルが建ち並び、公共の乗り物としてのエスカレーターが急傾斜の市街地に設置されている。
ピークトラムで登れる山頂からの眺めは百万ドルの夜景として有名である。
<ビクトリア湾・・・スターフェリーが主役>
香港は、面積1080平方キロメートルであるが、このうち香港島は75平方キロメートルを占めるに過ぎず、残りは九龍(Kowloon)地区、新界(New Territories)地区並びに散在する島からなっている。
イギリス統治時代の1970年代から、九龍半島北部の新界(New Territories)地区に大規模なニュータウンが造成され、現在200万人を超える人々が居住している。
香港島と九龍・新界地区を隔てるビクトリア湾には 地下道路トンネル3本、最近完成した空港連絡線「機場鉄路」を含め鉄道トンネル3路線、そして多くの航路があり、これらが両地区を密接に連絡している。
有名なスターフェリーは、100年余りの歴史を持ち、片道8分、値段も安価で頻発、両地区を結ぶもっとも便利な交通手段として定着している。
香港島のフェリー埠頭からは、新界地区のLRTのターミナル、屯門とを結ぶホーバークラフトがでている。
途中、新空港と香港を結ぶ全長2.2キロの世界最長の鉄道併用橋、青馬大橋の下をくぐるが、その壮大な景色には圧倒される。
<つづく>
top
index