潮岬沖 キハダ狙い惨敗釣行記
2002.0701 和歌山県串本 栄徳丸


今回は 最近キハダが良く釣れている潮岬沖へ釣行。
串本の栄徳丸さんにお世話になることにした。

午前5時30分ころ 串本港を出港、約20分で磯釣りの名礁 
ドウネ の沖合いに到着しアンカーが入れられた。

今回の釣行については 初めての船なのと、キハダ狙いでも
あり 船長やその他の方に 準備するタックルやいろいろの状
況を教えてもらって、これで万全の準備が出来たと思ってい
たが、それがとんでもない結果となった。

今日の乗船者は地元の本田会のメンバー1人(この人は
船長のアシスタントを兼ねている)と我々親子2人の計3人。

先ずは本田会の人に撒き餌・挿し餌の準備をしてもらって、完全フカセ で実釣開始。

さすがは潮岬 潮の流れはまさしく激流で、3〜40mも流せば、凄い速さでスプールが回転するが、暫くすると撒き餌がきいてきたのか メジカ が群がり始めた。

どれほどの時間が経っただろうか 今日の第一号は本田会の人がヒット。 シマノTLDのスプールがブーンと唸
りを上げてラインがすっ飛んで出て行き、ドラグをいっぱい締め込み必死に耐えているが、止まりそうになく遂に
ラインが無くなり、ビーンと音を立てて切れた。
〜〜〜PE3号を下巻きし 先糸カーボン10号100mをセットしていたとのこと〜〜〜
リールのスプールやドラグ周辺は、摩擦熱で火傷するほど熱くなっていた。

その頃から メジカ (約半分以上はヒラソーダ) が入れ食い状態となり、シイラも盛んにアタックしてくるが、
針についた メジカ を狙って4mはあろうかという様な “鮫” が船の周りに群れてきて、横取りして行く。

完全フカセでラインを流し込んでいく時、潮の流れ・船の揺れ・魚信などによる バックラッシュには細心の注
意が必要なのに、150mほど流した時あまりの喉の渇きに、つい お茶を飲もうとペットボトルを手にした時
運悪くメジカがヒットし、最悪のバックラッシュ。(>_<)   落ち着け 落ち着け と自分に言い聞かせながら、時間
をかけて何とか元に戻した。  −結果はもっと深い所は完全には戻ってなかった−

暫くして ようやく自分にも本命の魚信。。。

70mほど流れてクルクルと回っていたスプールが、突然 狂ったように水しぶきを飛ばしながらブーンと唸りを
あげてラインが飛び出した。 クラッチオン ドラグを締める 止まらない また締める 止まらない テンションを
かけるほど 速く出ていく  遂にドラグは限界まで締めたが 止まらない 止まらない。 そして先ほどのバック
ラッシュが捌ききれてなかった所で、約10秒位耐えたが痛恨のライン切れ。 (この時凄い音がした ピシッや
パシッ ではなく バーン  のような感じ)

持って行ってた8号カーボン100mを継ぎ足し再開。
その後 シイラ・メジカの間に 本命の魚信が3回  いずれの魚信も物凄く、ラインが無くなる寸前まで走られた
りしながら 巻いては走られ 走られては巻いて 100m程までくると 鮫 に喰われて、どうしても釣り上げる事
が出来なかった。 
鮫をかわそうと 全速巻きでポンピングを試みるが、相手が大き過ぎて通用しない。

鮫よ 頭だけでも残しておけ・・・ <(`^´)>

結局 本田会の人も計4回魚信あったが、全く同じパターンで、1本も釣れなかった。
我家の息子も1回ヒットさせたが、これも同じ。 そして12時帰港。

3人で 9回ヒットして釣果無し。 悔しいけれど これだけ徹底してやられると、かえって さばさばした。
ああ〜〜 楽しかった。 でも ぜひリベンジしたい。

船長の感想 「今日は釣りころのサイズがおらんかった。 みんな大き過ぎたな〜 それと鮫をなんとかせんと」

タックル   竿    剣先30号 3.2m
       リール 
シーライン40HSD
       ライン  カーボン8号300m

釣果    無し