text : kimie 韓国で快進撃を続けているてひょん君の新作映画「過速スキャンダル」は クランクイン当初の杞憂、新人監督だし。。。じいさん役だし。。。最強ぱっつんだし。。。はドコへやら ホントに素晴らしい出来で、てひょん君の代表作になったと力いっぱい言える作品です! そんな「過速スキャンダル」のなんちゃって解説いっちゃいましょ! なお、今回もネタバレばりばりですのでネタバレは~って方はスルー願いますm(_)m さて、この作品 オープニングから今までにないオサレな感じで始まります。 独身貴族のリッチな生活が短いタイトルロールで語られていくんだけど、その映像のキレイなコトてっば!掴みはOKです^^ ウリてひょん君演じるナム・ヒョンスは1990年代、一世を風靡したアイドルグループのメンバーでした。 適度に過去の栄光を引きずってる様子が部屋に飾られた全盛期写真の数でわかる仕組みになってます^m^ その辺の作りがめっちゃ上手いんだけど、それより飾られたパネルのてひょん君が可愛いのなんのって!(はいはい)
ヒョンスはいまもラジオDJやCMの仕事などでそれなりの売れっ子ぶり。 そんな彼のラジオ番組に毎日投稿してくるリスナー、ファン・ジョンナム(パク・ボヨン)は まだ見ぬ父親のコトや歌手になりたいという夢を語るシングルマザー。 ある日、思い切って父親に会いに行くと言う彼女に 「やっとその気になったね」 とエールを送るヒョンス。 まさか、それが自分自身の人生最大のスキャンダルになるとは思いもしないで・・・。
これから起きる修羅場(笑)など知る由もないヒョンスの今夜のお相手はTVレポーターのセクシーボディ。 受け入れ態勢万全で彼女の到着を待っていると玄関のチャイムが鳴る。 待ってました!とドアを開けるヒョンス。 ところが目の前にはセクシーボディとは程遠い童顔で田舎くさい女の子と小さな男の子が。。。 「誰?」 「ファン・ジョンナム。。。ラジオで。。。」 ラジオで父親に会いに行くと言っていた女の子が目の前に。。。 「ああ~あのジョンナムさんか~。。。って、なんでここへ?」 「ファン・ボギョンって知ってます?」 『知らないよ!」 「隣のお姉さん・・・5歳年上の・・・中3のときの初体験・・・」 中3の記憶がよみがえるヒョンス。母方の実家の隣に住んでた5歳上のお姉さん。。。 そういえば、毎日ラジオで相談に乗っていたジョンナムの父親の話、やたら自分と符合してたっけ。。。 ジョンナムが言っていたパパってオレかよ! 放心状態のヒョンスを尻目にずかずかと部屋に入り込むジョンナムと彼女の幼い息子ギドン(ワン・ソッキョン)。 状況がまだ飲み込めてないそんなときにセクシーボディが玄関のチャイムを鳴らす。 「話しはあとで!」 慌てて二人を空いてる部屋に隠し汗だくで玄関のドアを開けるヒョンス。 楽しみにしていた夜は一変する。 セクシーボディをなんとか帰し、予期せぬ侵入者たちと話しをするヒョンス。
何が何でも追い出さねば! 「中3で子供なんて作れるかよ!」 と、とりあえず言ってみる。 が、 「アタシは高1の時。。。」 と、ギドンを抱き寄せ はにかむジョンナム。(←ここ超可愛い) やたら口が達者なジョンナム。 「これは不法侵入だ。警察呼ぶぞ」ちょっと脅してみるヒョンス。 ところが、このやたら童顔のシングルマザー、ヒョンスより役者も一枚上でした。 スキャンダルをちらつかせながらヒョンスの家にそのまま居座ってしまう。 その夜、この先のコトを考え眠れないヒョンスの部屋の外でなにやら物音。。。 「泥棒?」 金槌を持って恐る恐る出てみると、、、 真夜中、孫のギドンがパタパタ走り回っていた。。。 なんとギドンは夢遊病の癖がある幼児だったのだ!(パタパタ走り回るギドン、可愛すぎる!) 一夜が明け、お洒落でリッチだったヒョンスの部屋は生活観バリバリの無残な姿に様変わり。。。 そんな中、ジョンナムはヒョンスのアドバイス通り(笑)朝食を作ってパパが起きてくるのを待っていた。。。 ああ言えばこう言う、朝から丁々発止なやりとりが続くが、どうしても自分の娘だとは信じられないヒョンスは 今は獣医になった元バンド仲間イ・チャンフン(ソン・ジル)にDNA検査をしてもらおうと提案する。
そして検査の結果、あっさり父娘関係が立証される^m^ 父娘関係がはっきりしてしまった以上、逃げ出すことも出来ずそこから始まる共同生活。 ヒョンスのストレスは溜まる一方。。。 その上、自分のラジオ番組では最近ジョンナムの便りがないからいっそ探し出して ラジオに出演してもらおうという話しが進行しそうになり、慌ててジョンナムに番組へ投稿するように言うヒョンス。 が、 ジョンナムが自分の思い通りの文章を書いてくれないコトに業を煮やし現実とは違う いい父親像を自分自身で勝手に作り出しジョンナムの名で投稿し始めるヒョンス。 そんなある日、自分の番組の歌コンテストにジョンナムが姿見せる。 慌てふためくヒョンスだったが、ジョンナムの歌の実力を知り彼女の歌手になりたいと言う夢を応援をするようになる。 ギドンの初恋や自身の一目惚れなど様々なエピソードの中(どのエピソードも全ていいんです!) 次第に父性に目覚めていくヒョンス。 と、何もかも上手く運んでいたが とんだトラブルメーカーが登場。 その青年イ・サンユン(イム・ジギュ)は勤め先である写真館のPCで歌うジョンナムの姿を見て驚く。 彼こそがギドンの父親でありジョンナムの初恋の人。 (この子がまたいい子で、、、登場シーンから愛すべきドジっ子ぶり発揮で思わずニンマリ) 自分の分身がこの世に生を受けていたコトも知らず、ジョンナムに会いにラジオ局を訪ねるサンユン。 お互いの夢を語り合った学生時代を懐かしく思い出し、未だ変わっていないお互いの想いに気づく。
何度かデートを重ねるうち偶然 ヒョンスと一緒にいるジョンナムを見てしまうサンユン。 父娘とは思わず仲むつまじい二人に嫉妬し、二人の姿をカメラに収める。 そして、二人を隠し撮りしたその写真がたちの悪い芸能記者の目に留まり父娘としてではなく 男女のスキャンダルとして噂になってしまう。 ジョンナムがヒョンスに遊ばれていると勘違いしているサンユンは隠し撮りした二人の写真をジョンナムに見せ 別れないなら写真を芸能記者に渡しヒョンスを破滅させてやる!と息巻く。 そんなサンユンからカメラを奪い床に叩きつけ 「貴方は昔も今もぜんぜん変わってない!」 と壊れたカメラから写真メディアを拾い 「彼が好きなの!」 と走り去るジョンナム。 (サンユンがどんなに↑カメラを大切にしていたかを知っているにもかかわらず、そのカメラを壊すジョンナムにヒョンスへの 深い愛を感じました。事情を知らないサンユンはかなり傷ついたでしょうねTT) ヒョンスもまた放送局長から「スキャンダルは困る」と釘を刺される ジョンナムを諦められないサンユンは酔っ払ってヒョンスのマンションにまで押しかけ悪態をつく。。。 それが原因で大喧嘩になるヒョンスとジョンナム 「お前なんか望んでなかった!!」言ってはいけない言葉を興奮のあまり言ってしまうヒョンス。 翌朝、冷静になったヒョンスだったが出て行くジョンナムとギドンを止めるコトが出来ない。 二人が居なくなった家は寂しく、二人が自分にとってかけがえのない存在になっていたコトに気づくヒョンス。 (ギドンが忘れていった玩具が効果的に使われたりして、、、ほんと演出が上手いです!) ヒョンスは自分のラジオ番組でジョンナムの投稿として自分の気持ちを語る。 大喧嘩の末、お父さんの家を出ました。。。ひどいコトを言われたけどそれは父の本心ではなかったと思います。 仲直りしたいけど、どうしたらいいでしょう? 「ジョンナムさん、お父さんに連絡してください。。。」 住み込みで働いている食堂でそんな父の言葉を聴くジョンナム。 その夜、布団の中で 「ギドンはおじいちゃんに会いたい?」 と聞くジョンナム。 「アイツなかなかいいヤツだからね」 とギドン。 翌日、ヒョンスのラジオ番組に電話をかけ 「自分がいると、父親がいろんなものを失ってしまう」と言い 「連絡はこれが最後です」 と一方的に電話を切るジョンナム。 そんなジョンナムにラジオを通して 「それでも自分の夢は諦めるな。父親のためでも息子のためでもなく自分自身のために。。。」と呼びかけるヒョンス。 数日後、ラジオの公開放送で行われる歌コンテスト決勝会場にジョンナムとギドンが姿をみせる。 本選前のリハーサルで歌うジョンナムを温かいまなざしで見つめるヒョンス。 リハーサルを終え控え室で待っているジョンナムとギドンにメイクさんが声をかける。 「ここでいい子にしててね」 とギドンに言い残しメイク室に向かうジョンナム。 そのとき、ひとりになったギドンに話しかける怪しい人物。。。 きれいにメイクをしてもらい控え室に戻るとギドンの姿が見えない。 どこを探しても見つからないギドン。汗と涙でメイクもぐちゃぐちゃ。。。 公開放送が始まろうとしたその時、会場の扉が開きジョンナムが舞台上に駆け上がってくる。
「パパ。。。ギドンが。。。ギドン。。。」 泣きじゃくって言葉もちゃんと出せない娘。。。 ジョンナムが警備の人間に連れ出されようとしたとき床に落ちたギドンの玩具に気づくヒョンス 全てを理解したヒョンスは会場の観客に呼びかける (ここで保身か愛情かの葛藤。てひょん君の表情がめっちゃめっちゃいいんです!) 「ファン・ギドンという男の子が迷子になってます。彼は夢遊病の気があるピアノの天才です」 そしてジョンナムのところに駆け寄り抱きかかえて外へ出る。 (階段を一気に駆け上がるてひょん君、超カッコイイ!!!) 警察署 泣きじゃくるジョンナムに寄り添うヒョンス。(完璧アッパです) そこへ現れたサンユン、ヒョンスに掴みかかる。 (つか、5年もほっぽてた癖にこの執着心はなんなんだ?・笑)
「ギドンの父親はアナタよ!」 ジョンナムの言葉に暫し見詰め合うヒョンスとサンユン。 「父親は死んだんじゃないのか?!」と、ヒョンス。 「いま、殺してやりたい。。。」と、ジョンナム。(←本心だと思います!・爆) 「じゃ、、、あなたは、、、」おそるおそる訊ねるサンユンを 「オレはこの子の父親だ!」 と反対にボッコボコにするヒョンス。 (↑ここ!めっちゃ面白い!韓国のお客さんたちも手を叩いて大笑いしてました) そこに救いの神の警察官。 記者に詰め寄られ会場から逃げ出しひとり自宅マンションに戻ったが 二人が朝になっても戻らないとギドン本人から110番通報があったと告げる。 マンションのエントランス。 涙ぐみながら二人の帰りを待っていたギドンを抱きしめ「ひとりで勝手にどこかへ行くな!」と、泣きながら叩くヒョンス。 「叩かないで」とやはり泣きながらアボジを叩くジョンナム。。。 (すっごくいいシーン。。。涙涙です) 数日後、今回の件で記者会見を開くヒョンス 「初めて知った恋する気持ちに。。。」 歯の浮くような原稿を読み始めたヒョンスだったが、会見場の外でなにやらひと悶着。 映画の冒頭でスキャンダルをすっぱ抜かれた某大スター(笑)が この映画唯一の悪党(大袈裟)の芸能記者(イム・スンデ)をボッコボコにしていた。 ヒョンスの釈明会見はあっつー間にそっちの事件に持ってかれ、すごすごと会見場をあとにするヒョンス。 ところが、、、 ヒョンスの責任感あるイメージが世間に大受け、コンセプトを「アジョシ」に変え大成功。 なにもかも丸く収まり大団円^^
と、ストーリーだけをざっと書きなぐってみましたが、動く「三代」は絶品です^^ この作品、リピートの度に新しい発見もあり何度でも足を運びたくなる映画です。 日本公開が決まったら死ぬほど見倒しましょ!! |