@ 2004年 天然個体採取〜2010年 累代羽化個体ページ


クワガタ飼育よりクワガタ採取に明け暮れていた時のこと...
地元の山林で1頭のオオクワガタの♀と出会いました。
同年、この地で他にも♂1頭、♀3頭のオオクワガタを採取しましたが、天然持ち腹で産卵したのは前者の1頭のみ。
その♀は顎先は欠け、足も一部麻痺、体全体も傷だらけでかなり擦れていたことから羽化後2年は経過しているものと推測できた。

しかしながら幸いにもその♀から19頭の幼虫を獲ることができ、その後もインラインにて継続飼育を続けているところです。

オオクワガタといっても、世間で目にするような”極太(顎)系”ではなく、あくまで天然美あるスタイルのものになります。
顎は細めで直線的、体も細身でいたって平凡なものです。
その素朴なスタイルこそが天然故の本来のオオクワガタであり、私は好きです。

このページでは、そんな想い出深いオオクワガタの歩みを写真記録として掲載していこうと思います。

本物への拘りを追求し、累代していく楽しみと自分スタイルのオオクワガタに進化させていくという大きな課題を目標に飼育を楽しんでいます。


     
●撮影者:GREEN ・資料提供:GREEN GRASS(HP”採取記”2004/6/23より)

この写真は、当時、採取直後にその場に一緒に居たGREEN氏が撮影してくれたものです。
私のオオクワガタ飼育の原点となった想い出深い天然♀です。


国産オオクワガタ 上下 (新潟県産・F1) −アウトライン−

下の♂と兄弟です。
それにしても、我が家の国産オオクワはサイズが伸びませんね〜

サイズ68mm、 頭幅24.3mm、 顎幅4.8mm

2009 / 4月 撮影


国産オオクワガタ 上下 (新潟県産・F1) −アウトライン− 

下のWF2♂とGREEN氏から譲り受けた同産地のWF1♀との子です。
将来的なことも考え、この系統を用意しました。
この系統は”上下”という名前で管理しています。(特に意味はありませんが...)

サイズ69mm、 頭幅23.9mm、 顎幅5mm

2009 / 5月 撮影


国産オオクワガタ (新潟県産・WF2) −インライン− 

WF1から大きく変わった点は、顎の曲線が滑らかになったところです。
これだけでも印象としてはずいぶんと変わって見えますね。
幅も少しだけ増してきました。

サイズ72.4mm、 頭幅25.2mm、 顎幅4.6mm

2007 / 4月 撮影


国産オオクワガタ (新潟県産・WF1) −天然♀・持ち腹産卵− 

待望のWF1誕生!!
やっぱり”これが国産オオクワだよな...”と思わされる形でした。
この個体から累代を重ねて、どこまで自分の理想の形に近づけるか...
当時はそんなことを考えてワクワクしていたのを思い出します。

サイズ72.6mm、 頭幅 未計測、 顎幅 未計測

2005 / 5月 撮影


by. RED JELLY