『ピロリ菌退治に光』
乳酸菌『LG21』入りヨーグルト          
平成12年2月15日毎日新聞夕刊
 保菌者の実験で効果確認 乳酸菌の一種「LG21」に、胃かいようや胃炎の元凶とされるピロリ菌を殺菌する作用があることを、東海大学医学部と明治乳業、わかもと製薬の共同研究グループが突き止めた。明治乳業は3月末にLG21入りのヨーグルトを発売する。

 研究グループの古賀泰補・東海大教授(感染症学)らは、ピロリ菌保菌者30人を対象に実験C LG21を配合したヨーグルト90グラムを1日2回、8週間食べてもらった結果、26人でピロリ菌が減少し、うち3人は菌が消失していた。胃粘膜の荒れも改善していた。6人に行った内視鏡検査では、ピロリ菌数が10分の1から100分の1までに激減していた。LG21が出す乳酸にピロリ菌を殺す作用があるためという。

 ピロリ菌は国内で6000万人が感染しているとされ、胃がんとの関連も指摘されている。抗生物質の大量投与による除菌治療が行われているが、副作用や耐性菌を生み出すなどの問題があるほか、健康保険が適用されないため費用もかかる。

 古賀教授は「乳酸菌は副作用の心配がなく安全。ピロリを完全に除菌できるとは言い切れないので、治療薬というよりは予防目的の食品として高い効果が期待できる」と話している。    

普通のヨーグルトにはこの効果がないのだろうか?? 

もとにもどる