紫色尿バック症候群

●長期にカテーテルで導尿していると、チューブやバックが紫色になってくることがある。

●尿の中のインジカンという物質が尿中の細菌によりインジゴブルー(青色色素)とインディルビン(赤色色素)に代謝される。

●両物質は水には溶けないがプラスチックやポリマーにはとけ込む性質があるので、チューブやバッグに沈着する。

●色調は両物質の比率によって藍色、紫色、ピンク色などに変化する。
●これは水分摂取量が少なかったり、尿路感染を起こすと高頻度にみられる現象である。

(平成10年9月20日医師会新聞より抜粋)

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