異性の喫煙に関する意識調査
自分は喫煙しているのに・・・
『妻は吸わないで』7割
大阪日日新聞 2004.3.4夕刊
 結婚相手にたばこを吸わない人を選ぶのは男性の70%、女性の半数。自分は喫煙するのに 「配偶者は非喫煙者を」と望む割合は、男性が女性の二倍以上もI。異性の喫煙に関する意識調査の結果を、禁煙補助剤を発売している製薬会社ファイザー (東京都渋谷区)がまとめた。女性は全般的に寛容で、女性喫煙者は身勝手ともとれる内容だ。

 回答者は二十、三十代の四百人で、年代、性別ごとに喫煙者と非喫煙者が半数ずつ。インターネットを使った調査会社に依頼し実施した。

 たばこを吸う異性について、男性は「好ましい」が2・5%、「好ましくない」が62・5%、「どちらでも構わない」が35%。一方、女性は、それぞれ7・5%、32・5%、60%で、男性の方が異性の喫煙に厳しい目を向けていることが分かる。

 結婚相手を選ぶなら「吸わない人」と答えたのは、男性の70%、女性の50・5%。恋人選びの場合より、男性は5・5%、女性は10%多い。喫煙が健康に悪いのは明白なので「恋人ならともかく配偶者は吸わない人を」ということだろうか。

 自分は吸うのに「結婚相手は吸わない人」と都合のいいことを考えているのは、男性喫煙者の45%に達し、女性の21%を大きく上回った。

 また、喫煙する異性の印象を一つ選ぶ質問で、「不健康≒たばこ臭い」「格好悪い」など悪印象を受けるのは男性が70%(計140人)、女性は55%(計110人)。「クール」「大人っぽい」などといった好印象は、男性8・5%(計17人)、女性11.5%(計23人)で、ここでも女性の甘さが目立つ。

 ファイザー製品広報部は「女性のこだわりの少なさは1健康意識が薄いためか、男性は吸っても仕方がないという意識の表れか。おそらく後者だろうが、はっきりは分からない」としている。

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