喫煙がん発症率1.5倍超
2005.1 『情報サイト』 新聞コラムより
喫煙ば肺がんの原因の一つとなります」。日本たばこ産業(1T)は先月、たばこ包装の注意書きで喫煙が肺がんのリスクを高めることを明記することを発表した。厚労省の研究班は約十年間の喫煙者の追跡調査に基づき(喫煙者のがん発症率は吸わない人と比較して男性で1.6倍、女性では1.5倍と推計、『たばこをやめれば約九万人ががんにならずに済む」とはじく。

喫煙歴と肺がん発症のリスクは、喫煙係数(一日の喫煙本数×年数)が目安となる。

喫煙係数が600以上となると危険信号だ。加えて
@年齢が50歳以上
A三親等以内にがん患者がいる
などの人はさらに危険性が高まるという。

「たばこをやめたい」という人には医療機関の「禁煙外来」を利用してみるのが正攻法だ。全国の主な禁煙クリニックは、製薬会社のノバルティスファーマが運営するホームページ(http://www.e-kinen.jp/clinic.html)に一覧が掲載されている。年齢などを入力すると、喫煙コストを計算できるコ−ナーもある。

 通院が難しい人は医師や一緒に禁煙に成功した先輩などのアドバイスをメールで受ける「インターネット禁煙マラソン」 (http://kinen-marathon.jp/)がある。有料コースのほか、小、申、高、大学生向けの無料コースなどもある。たばこを吸いたくなる深硬や休日も
含め24時間365日対応している。

 肺がんの治繚法などは、国立がんセンターのホームページ(http://www.ncc.go.jp/jp/)のほか、慈恵医大病院呼吸器外科の秋葉直志部長が運営する「肺がん治療ネット」 (http://www.akiba.gr.jp/tcp/)が米国立がん研究所の情報を翻訳して掲載している。


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