青年では喫煙により認知障害
Medical Tribune 2005.2.10
〔米コネティカット州ニューヘブン〕エール大学(ニューヘブン)精神科と小児科のLeslie Jacobsen准教授らは,「喫煙する青年は,作業記憶などの認知機能に障害が見られる」とBiological Pschiatry(2005:57:56-66)に発表した。

成人とは異なる結果
 米疾病管理センタ山ー(CDC)と米連邦国勢調査局によると,米国では450万人以上のティーンコ・エージヤーが喫煙しているという。
 Jacobsen准教授らは,年齢,性,教育の因子を一致させた青年期の喫煙者41人と非喫煙寮32入についlて,言語学習,記憶,注意、気分,ニコチンの離脱症状と喫煙願望を評価した。

 それによると,これまでの成人対象の研究結果とは異なり,青年期の喫煙者には作業記憶の精度に障害が見られることが判明したという。

 男性は女性の喫煙者より早期に喫煙を始め,注意力の検査では,かなり障害が見られた。青年期の喫煉者は禁煙時に作業記憶のさらなる混乱が見られた。

 これらの知見は,青年の喫煙開始象防ぐことを目的とする努力が重要であるこた,禁煙しようとしている青年はさらに教育的サポートが必要であることを示唆している。


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