禁煙ワクチン
共同通信社 2005年3月4日
英バイオ企業、ゼノバ・グループは3日、同社が開発中の禁煙ワクチン「TA-NIC」が初期段階の臨床試験(フェーズ1)で、禁煙に効果があったと発表した。

 発表によると、TA-NICは体内でニコチンに対する抗体をつくり、ニコチンが脳に入るのを防ぐことでたばこへの依存解消を狙うワクチン。

 試験は安全確認などが目的で、対象は喫煙者3グループ計60人。うち偽薬を投与された人の禁煙成功率は8%だったが、本物では最高38%だったという。

 同社は次の段階の試験を今年中に開始し、暫定的な試験結果を来年発表するとしている。


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