「やめた人からキレイに」 看護師に禁煙の小冊子
共同通信社 2005年3月11日
 「やめた人からキレイになれる」と、女性心をくすぐる表題を付けた禁煙小冊子を日本看護協会が作製した。喫煙率が成人女性の2倍近い看護師ら医療職女性がたばこをやめるのを手助けするのが目的。禁煙すれば肌がすべすべになるなどとし、たばこへの依存度や喫煙パターンに応じた禁煙法を紹介している。

 日本たばこ産業の調査によると、成年女性の喫煙率はここ数年14%前後。これに対し、同協会の2001年の調査では、医療職女性の喫煙率は24・5%だった。喫煙理由は「イライラしたとき」が最も多かったことから、ストレスをためないための工夫やリラックス法も紹介。小冊子には心身の調子を書き込むカレンダーがあり、そこで禁煙日記を付けることを勧めている。

 喫煙者のたばこのにおいを気にする患者がいることも指摘。禁煙できればそのようなこともなくなるとしている。

 同協会は01年に国民の健康を守る専門職として「たばこ対策」に取り組むと宣言看護師の喫煙率を06年までに半減することを目標に掲げた。小冊子は病院や看護学校、保健所などに4万部配布する。


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