中高生の喫煙4年で激減 禁煙の浸透が影響 携帯が小遣い圧迫? 厚労省研究班10万人調査 共同通信社 2005年8月22日 |
要約) 厚生労働省研究班が実施した10万人規模の中高生アンケートで 2000年度には4割近くに上った高校3年男子の喫煙率が、04年度には2割強に減少し、国内の中高生喫煙率が4年間で大きく減少 ○大人の喫煙率が低下傾向にあること ○公共の場の禁煙化が進んだことな ○「中高生の携帯電話の所有率が増えており、たばこに使う小遣いが圧迫された可能性も高い」 と推測している。 直近1カ月に1回以上喫煙した生徒の割合は、 前2回とも約37%だった高校3年男子が21・8%に大幅減。 6-8%程度だった中学1年男子が3・2%、 16%程度だった高校3年女子も9・7%に減っていた。 未成年の喫煙率低下は欧州でもみられるが、大人の喫煙率低下やたばこの値上げなどが原因とされている。 「1カ月の高校生の小遣いは6000-7000円程度だが、携帯電話の所有率は8割を超え、支払っている料金は月に4000-6000円程度との調査結果や推計もある」と指摘。「携帯電話の功罪は別問題として、今後(喫煙率低下との)関連性を調べるべきだろう」 |