『拡大鏡』より
大阪府医ニュース  2006.7.12
 ◆日本たばこ協会の調査によると喫煙者の割合は年々減少傾向にあり、平成17年度は男性45.8%、女性は13.8%になったそうである。様々な禁煙運動により、喫煙および受動喫煙による健康被害の認識が深まり、喫煙をやめる人が徐々に増えつつあるのであろう。

 ◆7月からタバコが20円〜30円程度、値上げされた。値上げを機会に禁煙を志す人達が少しは増えたようである。禁煙外来の盛況ぶりをメディアがタバコ値上げによる禁煙促進効果の側面から報道している。しかし、今回の値上げ程度では、税収増の効果はあるが、禁煙促進効果は微々たるものであろう。

 ◆昭和30年ごろ、ハイライト1箱は70円であった。ラーメンが1杯約40円であったことから、現在の物価水準で換算すれば1箱700円程度であろうか。

それが290円では、まだまだ安価である。禁煙運動を促進している我々から言えば、禁煙促進効果を期待して、グローバルスタンダードの値段に近くなるよう、更に各銘柄300円程度の値上げを主張したい。


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