メントールたばこ禁煙にてこずる
再喫煙率2倍
2006.11.30 medical tribune
カリフォリニア大学サンフランシスコ校(USCF)疫学・生物統計学Mark Plecher助教授らの報告(Archives of Internal Medicine 2006:166:1915-1922)
1200例の喫煙者を15年間追跡調査して結果、心血管系に対する有害性は同等だがメントールたばこは禁煙後の喫煙再開率は他のたばこに比べ2倍。
・メントールの清涼感と局所麻酔作用
・メントールは喫煙中の深い吸い込みを増し、ニコチン代謝を低下させる血中のニコチン濃度を上げる
アフリカ系黒人の喫煙率は欧州系白人より低いいが喫煙に関連する疾患罹患率は高い。メントールたばこはアフリカ系黒人に好まれているので喫煙関連疾患の発生の不均衡はこれにより説明できないか?(新しい研究では明らかに出来なかった)
有害性は非メントールたばこでメントールたばこでも変わらない。メントールたばこ喫煙者は禁煙にかなりの激励と支援が必要ということ。


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