氣のバランス

生き物には生まれ出た時から生きてゆくための生命力が与えられている。因果 の中で心身の病に対して、本来あるべき姿に心身を置いて養生して待つことが出 来るならば命の力である自然治癒力が力強く働く。この力を活用してこそ薬や医 療手当などの効果も倍増するはずです。東洋ではこの力を氣と言っています。氣 のバランスを崩したものが病氣です。現代と言うストレス社会の中では、簡単に バランスをくずしやすくなっています。元氣とは、元の氣、もともとある氣のこ とです。この元氣は、日常の心身のあり方や養生によって大きくも小さくもなる 。元氣は五つの氣のバランスによって統一されている。このバランスを調えるの にツボと言うものがあります。ツボは身体に秩序だって散在しています。身体と 心の関係は深く、身体を調えれば心もかわる、また心を調えれば身体もかわる。 心身をつなぐ氣の調節場所がツボなのです。病氣や不調ならば、ツボなどを使い 氣のバランスを調え、本来の元氣に帰るように努めればよい。さすれば、徐々に 生命の力を実感できる様になり、元氣への回帰の喜びが自分のものとなるでしょ う。元氣に戻って、心と身体のリラックスに努めて、氣を泉のごとく湧き出させ、 一日の疲れは一日で取って、元氣よく人生を歩みましょう。

氣のバランスの取り方

 自分の自覚症状から 五氣の表 で五氣のなかでバランスの崩している氣を見つける。例えば大腸の調子が悪 い、表をみると金氣に当たる。金氣のリストを下に見て行くと辛い味が金氣を養 うとある。氣のバランスを調えるのであるから、自分のケースは過ぎているのか 足らないのかを見る。足らなければ辛い味を取ればよい。もし過ぎていれば 五氣の関係 から相性、相克関係を見ると火氣が金氣を押さえるから火氣のリストを下に 見て苦い味を取ればよい。あるいは土氣が金氣を育てるから甘い味を控える。一 つの項目だけでなくその他の項目も心と身体の面から考えて行けばよい。その他 に金氣のツボを使った調節運動方法。呼吸方法による調節。食物の陰陽による 調節。自分で体験して行くうちに徐々に判ってきます。

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■五氣の表

木氣 火氣 土氣 金氣 水氣 五氣
臓の配当
小腸 大腸 膀胱 腑の配当
土用 の旺ずる季節
湿 の外気性情

 

 

 

 

 
の要求する味・養う味
皮膚 の主る五感覚
笑・喜 思・憂 恐・驚 の発する感情
血脈 肌肉 皮毛 骨髄 の主る器官・組織

 
面色
 
唇乳
 

 

 
の主る体の付属器官
なみだ あせ よだれ はなみず つば の主る体液

 

 
唇口
 

 
耳・二陰 の主る竅
 
意・智 精志 の主る精神作用
腱炎 眼疲労 筋肉痛 皮膚病 関節痛 の主る疾病
ひきつり 動悸
 
しゃつくり
 
みぶるい の発する体の変動
 
あぶらくさい こげくさい かおりくさい なまぐさい くされくさい の発する体臭・口臭
の発する色・体色
さけぶ
 
しゃべる うたう
 
なく
 
うめく
 
の病苦により出す声
の主る徳
慈恵 友愛 公私 気正慾 の主る性格

 
きび
 
あわ・ひえ
 

 
を養う穀物
 

 
らっきょう せり
 
ねぎ
 
まめのは を養う野菜
 

 
らっきょう ねぎ
 
にんにく
 
しょうが に配当された辛味の野菜
すもも なつめ を養う果物
こんず
 

 
あまざけ すんださけ
 
を養う飲物
 
鶏・犬 ぶた を養う家畜
はだか こうら うろこ を養う虫生物

 
鹹(しお)
 
苦(にがみ)
 
によくない味
 
によい味
甲(こう) 丙(へい) 戊(ぼ)
 
庚(こう)
 
壬(じん) 兄弟(えと)の五行
乙(おつ) 丁(てい) 巳(き)
 
辛(しん)
 
癸(き)
 
兄弟(えと)の五行
辰・未 十二支の五行配当
戌・丑 十二支の五行配当

 

 

 

 

 
五行の生数・天の数

 

 

 

 

 
五行の成数・地の数
もくせい かせい
 
どせい
 
きんせい
 
すいせい 星の五行配当
 

                                       

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更新日2001.04.21