2001年 第10戦 フランスGP


1. 予選結果

1  R シューマッハ  ウィリアムズ  ミシュラン
2位  M シューマッハ  フェラーリ  ブリヂストン
3位  クルサード  マクラーレン  ブリヂストン
4位  ハッキネン  マクラーレン  ブリヂストン
5位  トゥルーリ  ジョーダン ホンダ  ブリヂストン
6位  モントヤ  ウィリアムズ  ミシュラン
7位  フレンツェン  ジョーダン ホンダ  ブリヂストン
8位  バリチェロ  フェラーリ  ブリヂストン
9位  ハイドフェルド  ザウバー  ブリヂストン
10位  ビルヌーブ  BAR ホンダ  ブリヂストン
11位  パニス  BAR ホンダ  ブリヂストン

 ついにやりました、ラルフがポール獲得(因みに、誕生日、さらにコースレコード、マイケルと0.01秒差)!!マクラーレンの2人も何とかセカンドローは死守、シューマッハ兄弟の争いに割って入れるか?入ってくれなきゃ、また似たよーな展開になってしまう。今シーズン、もうハッキネンはチャンピオンの望み薄である以上、クルサードに行ってもらうしかない!!

 今回の予選、ウィリアムズとフェラーリは1台が大成功、1台は大失敗と言った感じ。逆にジョーダンはうまいことやりました。何とか表彰台を狙っていただきたい……そうすると、マクラーレンがピンチなのか……私としては、マクラーレンとホンダ勢(特にビルヌーブ)を応援しているはずなんだが……BARあんまし良い車作ってくんないし……

 とにかく、ビルヌーブにはスタートバッチシ決めて、あの車で出来ることをやってほしいっす!!

2. 決勝結果

 うげっ、ハッキネンフォーメーションスタートできず。今シーズン、何かたたられてねーか、ハッキネン?いくらなんでも、最後尾からじゃ無理っすよ!!コンストラクターズポイントから考えても、このままではフェラーリに完全に離されてるぞ!!

 クルサード好スタート→さすがマイケル、1コーナー死守。2周目に入って、ラルフ、マイケルに食い下がっていくクルサード、4位のモントヤ以降がが少し離れた。クルサード、このペースでついていけば勝つ目出てきますが……。ハッキネンはレース諦めました。次回シルバーストーンでは是非にも頑張っていただきたい。

 ジャック・ビルヌーブスローダウン!!まだ6周目だってのに……。マシントラブルってのはほんとに悔しいでしょうね。

 ラルフはガンガンファステスト・ラップを塗り替えていきますが、マイケル、クルサードもついていく。少し離れてモントヤ、バリチェロ。これはウィリアムズ、フェラーリが調子で無いのではなく、マクラーレンの復調と考えて良いでしょう、ね。

 今回、キミ・ライコネン/ザウバーがなかなかすごいっすね。フレンツェンがかなり追い込まれてます。車的にはほぼ互角。このあたりが3強を追う4位グループってとこです、コンストラクターでは。

 パニスとアーバインも熱い!!ストレートで速いBARとコーナーで速いジャガー。昔のマクラーレン・ホンダとフェラーリみたいっすね(90年あたりの)。タイヤの特性もあるのか、後ろのアーバインの方が速そうです。でもでも、荒れたモナコGPを制したことのあるパニス、そう簡単に抜かれるもんじゃないっす。コーナーでブロックしまくり、ストレートで稼ぐ。これをやってれば大丈夫でしょう……ピットストップまでは。

 この間にもラルフはファステスト連発。マイケルより約2.5秒先行です。ここでバリチェロがピットイン、ショートストップ、2回ストップ戦略ですね。マイケルは?→先にラルフがピットイン、タイムは長め、戦略が読めないっす。マイケルが続いて入る、ニュータイヤ、ショートストップ!→ラルフの前で入る!!そしてクルサード、少し長め、ラルフの後に復帰。このあたりはスタート時に積んでたガソリン量の差、プラス、2回目のピットインでの戦略の差になりますが……。モントヤはなかなか入りません、1回ストップか?

 この時点での順位、モントヤ、マイケル、ラルフ、クルサード、バリチェロ。まだ入らないモントヤとマイケルの差が段々詰まっていく。1周で1秒近く詰めましたよ、この人!!っと、ここでモントヤがピットイン。タイヤのタレがきついんでしょうね、多分。それでも、30周目/72周。2回目のピットストップではショートで行けるはず。まだわかんないっすよ!

 ……クルサード、ピットレーンでスピードオーバー、ペナルティで10秒ピットストップです。脱落……!!あ〜〜あ、また兄弟対決に終始か……いや、バリチェロがラルフを追いかけます、って、ここでピットストップか。→多めに積みました。3回ストップ?クルサードの前に入りました。何とかクルサードにはバリチェロを喰ってほしい。マイケルがガンガン逃げてます。ラルフとのペース、1周1秒違いますねー。ラルフが1回目のピットストップでつけたタイヤのバランスがあんまし良くないんでしょう。あら、モントヤがラルフに追いついてきました。確かに、モントヤの方が1周0.5秒速い。チームオーダー出るか?

 フレンツェンとアーバイン、まだやってました。フレンツェン、シケインで止まりきれず、ショートカット→フレンツェン抜かれず。これって、レギュレーション的にはやばい。→フレンツェンがアーバインを前に出しました。

 ラルフがピットイン、タイヤのセットを切り替える目的がでかいでしょうね。これでペースが戻るか?マイケルが続いて入る→少し長め、問題なくコース復帰。モントヤはなかなか入りませんね。ここで入る→ルーティンストップです。ラルフの前に復帰。

 ここまでの順位、マイケル、バリチェロ、クルサード、モントヤ、ラルフ。クルサードはピットストップ、ペナルティの分1回多くなっちまいました。5位(ラルフの思いっきし後)に復帰。厳しいっす。
 モントヤがトラブルでストップ!これでクルサードが4位へ。依然としてフェラーリの1,2体制。それに続くラルフという展開。バリチェロが3回目のピットストップ、ルーティンです。→ラルフの後、3位で復帰、クルサードの2.3秒前です。クルサードが追い込みます。でも、なかなかピッタリつけませんね。→周回遅れを利用して、クルサードが横に並ぶ!!バリチェロがブロック!!残り周回、あと3周→結局そのままゴール

 このレースでマイケルは50勝目。アラン・プロストが持つ、年間最多勝記録、51勝まであと1勝です。それだけマイケルが速くて強いことの証明なんでしょうが、マイケルに並ぶライバルが不在ってことなんでしょうね。プロストにはセナが、セナにはプロストがいたわけだし。

 

1  M シューマッハ  フェラーリ  ブリヂストン
2位  R シューマッハ  ウィリアムズ  ミシュラン
3位  バリチェロ  フェラーリ  ブリヂストン
4位  クルサード  マクラーレン  ブリヂストン
5位  トゥルーリ  ジョーダン ホンダ  ブリヂストン
6位  ハイドフェルド  ザウバー  ブリヂストン
7位  ライコネン  ザウバー  ブリヂストン
8位  フレンツェン  ジョーダン ホンダ  ブリヂストン
9位  パニス  BAR ホンダ  ブリヂストン
10位  ブルティ  プロスト  ミシュラン

 トラクションコントロールの復活で、今までは聞けなかった音が聞こえるようになってます。このシステム、エンジンのシリンダーの何本かで点火をカットすることでパワーを抑える、ってのが一般的なんですが(もちろん、他にもいろいろあるみたいですけど)、そのときに、いわゆる「ミス・ファイア」と同じ音がするんですよ、よく考えれば当たり前なんですけどね。コーナーの立ち上がりで「バリバリ」って音がしてます。今度レースを見るときには、是非にチェックしてください。

 今回、フランスではタバコ広告禁止ってことで、各チーム工夫を凝らしてきました。フェラーリは「Marlboro」→「(ロゴなし)」、マクラーレンは「West」→「Mika」、「David」とドライバー名を入れた。一番笑えたのはBAR ホンダ。「LUCKEY STRIKE」→「LOOK ALIKE」……何に似てんだ?

 次回はイギリスGP。7/15決勝。

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