2001年　第4戦　サンマリノGP

1.　予選結果

　マクラーレン復活!!やっぱしマクラーレンはこうでないとな。今シーズン未だ表彰台に上がれないハッキネンもここで巻き返したいところ。

　前線に引き続き、またもシューマッハ兄弟が隣り合ってます。セカンドローですが。しかもラルフが前。どんなスタートになるのか?

　しっかし、ウィリアムズはいい車作ってましたね。このままではジョーダン・ホンダ、ウィリアムズにおいていかれちまいますよ。

　このサーキットは94年のアイルトン・セナが事故死したタンブレロ・コーナーを95年に全面改修、超高速コーナーが無くなったことで一転ストップ･アンド･ゴー　サーキットになってます。そんなわけなんで、ブレーキにきつい、タイヤにきつい、その他いろんな面できついサーキットです。このあたりはエンジンよりもシャシーの影響が大きいってことで、ホンダが前に出られない原因の一つ……と思い込みたい。　

2.　決勝結果

　スタート、いきなりシュー弟がやってくれました。まぁ、確かに奇数グリッドの方が路面にラバーが乗っててグリップは良いし、ポールのクルサードがホイールスピンしたのもあったんだろうけど、シュー弟、トップで第一コーナーへ！！んで、予選5位トゥルーリも好スタート、3位で第一コーナー。ラルフ、クルサードのペースに対してトゥルーリはタイムが上がらない→4位以降ダンゴ状態、巻き込まれたハッキネンはトップからどんどん離れていく。その後についたシュー兄、いくら抜きづらいとはいえ、どうも切れがない。→結局リタイア。

　結局、シュー弟は1周目に第一コーナーに入ってから、最後までトップ快走(ピットストップ時は除く）、本人初、ウィリアムズ55戦ぶり、BMW15年ぶり、ミシュラン17年ぶりの優勝を勝ち取りました。

　さて、ホンダ勢。トゥルーリ、フレンツェンが5､6位。パニスが8位、ビルヌーブはエンジントラブルでまたもリタイアに終わりました。車は良くなってきてるのに、何でビルヌーブの車ばかりにトラブルが多いんだ?まぁ偶然なんだろうけど、何とかスタッフにがんばってもらって、今期中の優勝を見せてもらいたい！！

　今回のレースで、｢2強｣体制が崩れましたね。ウィリアムズを加えての「3強」体制になって、今後どんなレースが繰り広げられるか？

　そういえば、80年代終わりには｢アラン･プロスト」、｢ネルソン･ピケ」、｢ナイジェル･マンセル」、｢アイルトン･セナ」のドライバー4強体制がありました。最近はこんな風に名前があがらないんですよね。チャンピオン経験者で言うなら、｢ミハエル・シューマッハ」、｢ミカ・ハッキネン」、｢ジャック・ビルヌーブ」って上がってくるんですが、4人にならない。ここに｢デビッド・クルサード」を加えれば確かに4人になるんですが、99年にチャンピオン争いに食い込んだ｢エディー･アーバイン｣を加えても良いような気もするし、車のことも考えればビルヌーブは外れそうだし……。これって、M　シューマッハだけ飛びぬけてるからなんでしょうか?他のドライバーはいい車に乗りさえすれば｢4強｣に入りそうなんですよね、淋しいことですが。
　ホントは仲が良かったセナとプロストを、｢犬猿の仲」とマスコミが触れ回ったのは、それだけ実力が拮抗してたからなんだと思うんですよ。同じ事をM　シューマッハにやろうとしても、同等レベルのドライバーがいないとプレスが評価してるんでしょうね。

ジャック･ビルヌーブはエンジントラブルによりリタイア。

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