2001年 第5戦 スペインGP
1. 予選結果
1位 | M シューマッハ | フェラーリ | ブリヂストン |
2位 | ハッキネン | マクラーレン | ブリヂストン |
3位 | クルサード | マクラーレン | ブリヂストン |
4位 | バリチェロ | フェラーリ | ブリヂストン |
5位 | R シューマッハ | ウィリアムズ | ミシュラン |
6位 | トゥルーリ | ジョーダン ホンダ | ブリヂストン |
7位 | ビルヌーブ | BAR ホンダ | ブリヂストン |
8位 | フレンツェン | ジョーダン ホンダ | ブリヂストン |
9位 | ライコネン | ザウバー | ブリヂストン |
10位 | ハイドフェルド | ザウバー | ブリヂストン |
スペイン カタロニアサーキットは長い直線、強い横風が特徴。エンジンパワーを出し切るセッティングが重要。マクラーレンはここで冬のテストを精力的にやってるんで、ここのところハッキネンが3連勝してます。でも、やられましたね。ポールはシュー兄にとられました。
予選順位をみると、フェラーリ・マクラーレンの2強に3強入りしたウィリアムズを「4位集団」のジョーダン、BAR、ザウバーが追いかけるという感じ。ここは、速い車がそのまま速い。それがしっかり出てると考えて良いんですが、そうするとフェラーリ、マクラーレンは互角、5位以降の順位の入り乱れからウィリアムズ、ジョーダン、BAR、ザウバーは、1周の走行であれば互角と言えるでしょう。ジョーダン、BARの課題は、決勝で壊れず、安定したラップタイムを出せる車を作り上げることなんでしょうね。
2. 決勝結果
クルサード、フォーメーションラップでスタートできず、最後尾へ→すさまじい追い上げを見せて、5位入賞!! 車の性能が違いすぎることもあるんだろうが、やっぱしクルサードはタフですね。
今回の見所は、最後の「2周」でした。
シュー兄とハッキネンは他車を寄せ付けないスピードで、後続を置いてきぼりに。今回はマクラーレンのピット戦略が見事にはまり、ハッキネンがシュー兄を逆転!!しかも、シュー兄のフェラーリにトラブル発生、2人の差はぐいぐい開いていきます。それでも2位は確定したシュー兄、3位のモントヤは1分以上後ろ。これでそのままゴールかと思った、ファイナルラップ
ハッキネン、エンジントラブルでリタイア
いや、レース中の給油をしていなかった90年代初めまでは、ガス欠でリタイアとかあったし、トップ確定で攻めまくってコースオフ(例:ナイジェル・マンセル【と言っても、これはイメージであっていくらナイジェルでもそこまで間抜けなことはしませんでしたよ、確か】)ってことはあったような気がするけど、あと1周持てば……。
レース後、全車が戻ってから、シュー兄はハッキネンに挨拶へ。やっぱし納得いかなかったんでしょうね。どう考えても今回のウィナーはハッキネンでしたから。もちろん、レースはドライバーだけがやってるわけじゃないんで、勝ちは勝ちなんですけど。しかし、ハッキネン、未だ表彰台無し。このままでは、クルサードのNo. 2にされかねない。何かジョイントNo. 1体制を維持できるよう、次のオーストリアは是非にもトップでチェッカーを受けて欲しい。
ハッキネンのリタイアにより、モントヤが2位へ、そして、ビルヌーブが3位へ繰り上がり!! ホンダ復帰後初の表彰台へ!!!!確かに、クルサード出遅れ、バリチェロリタイア、ハッキネンリタイアと言う、セカンドグループにとっては好条件であったことは間違いありませんが、もう少し車を作りこんで、条件さえ整えば、ジョーダンにもBARにも優勝の可能性はあることがこれで証明されました。今後のパフォーマンスに注目です。レース後のインタビューでも、ビルヌーブはうれしそうでした。このままトップ集団へ殴り込みだ!!!!!!!!
1位 | M シューマッハ | フェラーリ | ブリヂストン |
2位 | モントヤ | ウィリアムズ | ミシュラン |
3位 | ビルヌーブ | BAR ホンダ | ブリヂストン |
4位 | トゥルーリ | ジョーダン ホンダ | ブリヂストン |
5位 | クルサード | マクラーレン | ブリヂストン |
6位 | ハイドフェルド | ザウバー | ブリヂストン |
7位 | パニス | BAR ホンダ | ブリヂストン |
8位 | ライコネン | ザウバー | ブリヂストン |
9位 | ハッキネン | マクラーレン | ブリヂストン |
10位 | アレジ | プロスト | ミシュラン |