2001年 第8戦 カナダGP
1. 予選結果
1位 | M シューマッハ | フェラーリ | ブリヂストン |
2位 | R シューマッハ | ウィリアムズ | ミシュラン |
3位 | クルサード | マクラーレン | ブリヂストン |
4位 | トゥルーリ | ジョーダン ホンダ | ブリヂストン |
5位 | バリチェロ | フェラーリ | ブリヂストン |
6位 | パニス | BAR ホンダ | ブリヂストン |
7位 | ライコネン | ザウバー | ブリヂストン |
8位 | ハッキネン | マクラーレン | ブリヂストン |
9位 | ビルヌーブ | BAR ホンダ | ブリヂストン |
10位 | モントヤ | ウィリアムズ | ミシュラン |
11位 | ゾンタ | ジョーダン ホンダ | ブリヂストン |
更新遅れまくり!!!! いや、やっぱし開催地が地球の裏側だときついっす。
今回の予選で目を見張るのは、またもシューマッハ兄弟のフロントロー独占、これしかないっすね。クルサードも何とか食い下がって、トップからコンマ7秒遅れ、2位からコンマ2秒遅れの3位。車は悪くなさそうです。が、しかし、ハッキネン不発!!前日のフリー走行ではトップだったんですが……。
ホンダ勢3名がトップ10入り。ただ、フレンツェンは金曜日のフリー走行でクラッシュ!結局本GPには出走できず、リカルド・ゾンタにシートを貸しました。
ビルヌーブは9位。母国GPだけに予選は残念。ただ、決勝での自信は満々のご様子。
2. 決勝結果
ビルヌーブ、スタートで出遅れ!!またもトラクションコントロールの不調が原因らしい。必死でテスト→改良を進めてくれてるとは思うんだが、かなり複雑なソフトを組まなきゃいけないらしいんで……。ビルヌーブとしてはトラクションコントロールなしのレギュレーションの方が有利だったってことか?
スタートからシューマッハ兄弟が熱い!!シュー兄が逃げ、シュー弟が追う展開。それを追う……はずだったクルサード、3周目、バリチェロにやられる。→その後バリチェロはスピン、さらに、20周目、モントヤのスピンに巻き込まれてクラッシュ、リタイア!!このアクシデントでコースにセイフティーカーが入り、それまでの差は無かったことに。シュー兄としては弟から逃げてただけに、「何でこんなとこで!!」といった心境だったことでしょう。
兄弟対決はピットインで決しました。今GPでは、どう見ても弟のウィリアムズの方が速かった。兄が押さえ込む形で走っていた46周目、シュー兄がピットイン、シュー弟入らず→弟は結局52周目まで引っ張り、順位が落ち着いたときには弟が兄の5.3秒前に。→このままゴール。
私としてはラルフがマイケルをやっつけるところ見たかったんですが、F1がドライバーだけじゃなくて、チーム全員で戦うものである以上、ウィリアムズの総合力(ドライバー、メカニック、マシン、戦略)でフェラーリを上回った結果として受け止めたいですね。今後、ウィリアムズの戦闘力が順調に上がってくれば、チャンピオンシップも面白くなりそうです。いや、ラルフが今シーズンのチャンピオンになる可能性は低いと思うんですけど、フェラーリ・マクラーレンが取るはずのポイントをウィリアムズが結構持って行っちゃうんじゃないかと。これまでまともにポイントを取れないハッキネン、ピンチです(現在ランキング6位、1位シュー兄とは50ポイント差……無理だ)。
マクラーレン勢。クルサードは車に問題を抱えながらも何とか走ってましたが……エンジンがぶっ壊れ、白煙が上がってました。リタイア。ハッキネン、ピットのタイミングを遅らせて、前の遅い車がなくなった状態で猛プッシュ!!予選8位から3位まで上がってフィニッシュ!!今季初(あーあ)の表彰台に上がってくれました。今シーズンはもうランキングはどうでもいい。とにかく、ハッキネンの「キレた」走りを見せてほしい。
スタートで出遅れたビルヌーブ、その後は頑張って走ってましたが、ドライブシャフトがぶっ壊れて38周目にリタイア。母国GPだってのについてないっすね。
1位 | R シューマッハ | ウィリアムズ | ミシュラン |
2位 | M シューマッハ | フェラーリ | ブリヂストン |
3位 | ハッキネン | マクラーレン | ブリヂストン |
4位 | ライコネン | ザウバー | ブリヂストン |
5位 | アレジ | プロスト | ミシュラン |
6位 | デ・ラ・ロサ | ジャガー | ミシュラン |
7位 | ゾンタ | ジョーダン ホンダ | ブリヂストン |
8位 | ブルティ | プロスト | ミシュラン |
9位 | マルケス | ミナルディ | ミシュラン |
10位 | トゥルーリ | ジョーダン ホンダ | ブリヂストン |
今GPではブリヂストンとミシュランがそれぞれ持ち込んだタイヤ特性で決まったような感じです。ミシュランタイヤの方がタイヤのライフが長かったことが明暗をわけました。トップ10を見ても、ミシュランユーザーが半数を占めてます。いや、完走11台なんで、なんともいえないかもしれないんですが、これまで「弱小」といわれたプロストの2台が5位、8位。私としては、アレジが入賞争いをするレースは見ごたえがあって好きなんです。この好調でプロストチームにもっとスポンサーがついて、良い車が作れるようになることを期待します。
次回はヨーロッパGP、6/24 決勝です(うげ、今週末じゃねーか!!)。、