横綱審議会に物申す(2009516日)

 

2008年、横綱朝青龍が怪我で地方巡業に出なかったと言って、横綱審議会は2場所連続の出場停止処分を課した。 原因はモンゴルに帰った横綱が仲間とサッカーに興じていたからだと言う。 軽くサッカーをする位で、足の怪我が仮病だと断定する横綱審議会のメンバーの石頭ぶりには空いた口が塞がらない。 足の故障で相撲が出来なくても、サッカーボールの一蹴りくらいは誰でも出来る。

横綱審議会のお偉方は、つねづね朝青龍の気ままな行動に苦虫を噛まされていたので、これ幸いと2場所もの出場停止を言い付け、さぞ溜飲を下げた事だろう。しかし、良く考えてみると、そんな些細な事で厳罰を課する狭量さは異状としか言えない。

朝青龍の相撲を見たいフアンの心情を無視した暴挙である。 日本の伝統ある国技を頑なに守る時代はとっくに過ぎ去っている。 外国人横綱に古い相撲の伝統を守らせる事は時代遅れである。 世界に開かれた相撲を指向すべき時代に入っている。

今の相撲界で一番問題なのは、大勢いる年取った大関陣を廃業させる事である。かれらは本当の意味で真剣に相撲を取っていない。 あんな手抜き相撲や、馬鹿の一つ覚えの猪突猛進相撲など誰も見たくない。 勝ち越せば転落しないと言うルールに守られて、やる気のない相撲を繰り返している。 こう言う輩にこそ直ちに廃業を勧告すべきである。

もう一つやるべき事は、怪我の管理、治療法を確立し、やたらにテープを撒いた相撲取りには休場を勧告する事である。 無理に出場して余計怪我の回復を遅らせる事がない様な対策を打つべきである。

最近、夏場所が始まる前に、モンゴル勢がゴルフに興じたといって、また横綱審議会が問題に取り上げようとしている。 毎日の練習疲れを癒す為にゴルフで息抜きするのが何処が悪いのか。 我々相撲フアンには到底理解できない。

私の提案は、今の横綱審議会の石頭のメンバーを総入れ替えする事である。 外人に日本の古い伝統を押し付け、重箱の隅ばかりをほじくって水を指されていては、相撲界の健全な発展は望めない。