私の健康法(2011年6月6日)

私が今用いている健康法を紹介して、皆さんの参考にしたいと思い、秘伝を公開します。

1. 胃腸の健康

昭和20年7月、それまで住んでいた呉市がB29の焼夷弾で灰燼と帰し、10km程離れた郷里の郷原村に逃げ帰った。 お陰で終戦後の食糧難には苦しめられなかったが、子供の頃から胃腸が弱く、何時も薬の世話になっていた。
昭和26年、広島大学に入学し、2時間近く掛けて遠距離通学をしていた。 そこで、学生寮に入る事に決め、大学の傍の元兵舎だった学生寮に入った。 ここでの食事は盛り飯一杯とおかず少々の質素なもので、毎晩空腹に耐えきれず、近くの簡易食堂に焼うどんを食べに行っていた。 こんな生活が4年間続いた結果、胃腸は見る見る丈夫になり、その後今日まで胃腸の健康を維持している。 考えてみれば、家にいた時は満腹になるまで食べており、胃腸に負担を掛けていたが、寮生活で食事制限を課せられたお陰で、丈夫な胃腸を持つ事が出来た。 これは終戦後の食糧難が与えてくれた良薬であったと、今にして思い当たる。 今の子供達は恵まれた食事環境に置かれているが、その所為で胃腸の弱い者が増えている。 昔から腹8分と云う言い伝えがあるが、胃腸を丈夫にするにはこの諺を守るのが秘訣だと思う。

2. 風邪を引かないコツ

胃腸は丈夫になったが、大人になっても風邪はよく引いていた。
昭和52年、私は日本政府の海外技術援助計画によって、南米のパラグアイに1年間派遣された。パラグアイは内陸国で夏になると40度を超える日が続き、夜も冷房を掛けて就寝していた。 朝から暑いので、毎朝冷水摩擦をする習慣が付いた。
日本に帰ってからもこの習慣を続けていたら、風邪を全然引かなくなった。
今も毎朝冷水摩擦を続行しているが、パラグアイから帰国以来、一度も風邪を引いた事が無い。 風邪を引かない健康法は冷水摩擦であると確信し、周囲の者に勧めているが、冬の寒い日本ではなかなか習慣付けるのが難しく、私の教えに従っている人はいない。

3. 血管を若く保つ方法

私は生来果物が嫌いである。 その為ビタミンCが不足して血管などに障害が生じる事を怖れていた。 そこで思い付いたのが、毎朝飲む紅茶に、レモンの代わりにビタミンCの粉末を付属のカップ1杯入れて飲む事であった。 ビタミンCは壊血病に効くので、毛細血管などの柔軟さを保つと自分勝手に信じてこの健康法を実行している。
また、血液をサラサラに保つには、赤身の魚が良いと言われるので、出来るだけ頻繁に、カツオの刺身やアジの刺身などを食べる様にしている。 また、納豆や大豆もできるだけ多く食べている。

4. 歯の健康維持法

私は子供の頃から朝晩歯磨きをしていたが、虫歯や歯槽膿漏で良く歯医者に通った。
家の長女が結婚して九州に行き、子供を産みに我が家に帰って来た時、歯磨きにフロスなどを使っているのを見た。 そこで、私も真似をして歯と歯の隙間を掃除するフロスや歯間ブラシを使ってみた。 そうしたら、それ以前に患った歯槽膿漏の所為で2−3本の歯は抜けたが、後の歯は病気にならず健康に維持される様になった。 もっと昔からこの様な小道具を使っておれば、虫歯などにならず、もっと健康な歯でいられたであろうと後悔している。 歯ブラシで磨くだけでは駄目で、歯間ブラシの併用が歯の健康を維持する秘訣であると信じている。

5. 腰痛予防

私は60歳後半から足裏の神経痛に悩まされ、最近まで病名が分からず、確固たる治療法も分からないまま、痛み止めや神経過敏抑制薬などを試みて来た。 この足裏痛は脳神経の障害と足低筋膜炎が複合的に重なった症状で、その為、専門医も診断できなかったのではないかと思う。 最近、脳神経障害が改善され、足低筋膜炎の症状が顕著に現れて来たので、やっと実効性のある治療法が実施できる様になった。テレビで教わったのだが、足裏の筋肉を1日20回、1回20秒引き延ばすストレッチを6カ月続ければ治るらしい。 毎日思い付いた時にこのストレッチを実行している。
10年間苦しめられた痛みは腰痛が原因ではなかったが、もしも腰痛が加われば痛みが倍加すると思い、ここ数年、就寝前に必ず自己流の腰痛体操を実行している。 それは、寝た姿勢から上半身だけ起き上がる腹筋体操と、腹這いになったまま、上半身を持ち上げる背筋体操で、前者は20回、後者は40回繰り返している。 その所為か、腰痛による足の痛みは今のところ防止されている。

6.高脂血症の改善

退職してしばらく経った頃、血液検査で高脂血症だと診断され、出来るだけ毎日、1時間の散歩をする様にしている。 まだ血液検査の数値は警戒領域にとどまっているが、カメラを持って散歩道の花を撮りながら散歩を続けるよう努力している。

7.癌の予防

我が家の家系には癌で死んだ人はいないので、遺伝子のお陰で多分癌にはならないと信じ、特に対策は打っていない。


以上、私の採っている健康法を紹介したが、確信を持って皆さんにお勧めするのは、冷水摩擦と歯間ブラシ位で、あとは私が一人ガテンしている健康法かも知れません。