男と女(03610

  1. その違い

    現代はどちらかと言えば男性優位の社会である。 実権は女に握られていても、生活費を稼いでくるのは男が多いのでそうなっているのだろう。

    過って狩猟時代は、食料を採って来るので男が優位に立ったが、農耕時代に入ると女性が優位に立ち、工業化、分業化が進んだ現代は男性が優位性を取り戻した。

    しかし、子供を産むのはどの時代も女であり、卵子に沢山の精子が群れる様に、生命の根幹は常に女で占められて来た。 男性優位の社会も実は女性上位の社会であった。

    男性と女性では24番目の染色体対が異なる。 女性はX・Xであり、男性はX・Yである。 女性ホルモンが正常に分泌されると女性の体になり、男性ホルモンが多いと男性の身体になる。

    女性は男性に比べ、長寿、優しさ、美しさ、繊細さ、情感、忍耐力、正義感などに優れ、男性は筋力、技術力、闘争心、独創性、狡猾性などで女性より優位に立つ。

  2. 女性政治家

    田中真紀子が外務大臣になって、初めて外務省の病巣が暴かれた。

    それまで何代も優秀な男性政治家が外務大臣を勤めたが、彼らは見て見ぬ振りをしていた。 ここに男性政治家の力の限界がある。 

    小泉内閣には女性の大臣が外務、文部、法務、国土交通省に配置されている。

    安心なのは、女性政治家は一般に清廉潔白で汚染されていない点である。

    また、権力欲が少なく、権謀術数を弄したり、汚い手を使わない。

    これは女性の一般的な特性であり、政界の浄化を実現するには女性代議士の数を多くするのが一番手っ取り早い方法である。

    男性がお手盛りの政治改革を幾らやっても政界は浄化されない。 それは男性は生来狡猾であり、正義感に欠ける。 浮気をするのが男性の本質であるからである。

    アメリカの大統領に女性がなったことは未だ無い。 もし、ブッシュが女性であれば今回のイラク戦争は避けられただろう。 イギリスにはかって「サッチャー」と言う鉄の心を持った女性首相がいたが、アルゼンチンと小さな島を巡って一戦を交えた事がある。 もし、男性首相だったらもっと大きな殺戮戦を展開していただろう。

  3. 女性犯罪者

    古来より女の大泥棒はいない。悪名を馳せた犯罪者は大抵男性である。 これも突き詰めて行けば男性ホルモンのなせる仕業である。セクハラ、精神異常殺人、戦争殺戮なども殆ど男性の犯す罪悪である。

    キリスト、マホメッド、仏陀は全て男性である。男性の深い業を抱えた者ほど反面教師を必要とし、悩み抜いた末に宗教家になる。 女性の為の宗教は不要である。 罪を犯すのは殆ど男性であり、宗教の存在意義は男性を律する為にある。

    しかし、男性が犯罪を犯さない様になったら、人類も絶滅が近い。

    男性の浮気、狡猾性、権力欲などは人類存続の為の行動力に付随する「必要悪」であり、神でない限り清廉潔白な男性など存在し得ない構造になっている。 神を仮想し、それに向かって努力するより人間の救われる道は無い。