省エネ社会への提言(後編)(2009年10月17日)

以下の記載はNHKが2009年9月に放映した「未来への提言」−エネルギー学者・エイモリー・ロビンス氏に対するインタビュー番組を忠実に文章化したものです。

前編と後編に分けて掲載しました。

 

ロビンスさんが唱える石油に依存しない社会の実現、その最大の切り札が車です。

アメリカで消費する石油の内、殆どが車の燃料に使われているからです。 どうすれば車社会を変えられるのか。 

議論を重ねた結果、ロッキーマウンテン研究所は街を走るある車に目を付けました。 郵便物の集配車です。 その数全米で16万台、集配の為に絶えず停止と発進を繰り返す為燃費は悪く、平均でリッター4キロです。 こうした集配車の燃費を上げれば、一気に車の省エネが進むと考えたのです。 そこで2008年1月、ロッキーマウンテン研究所は、一つのベンチャー企業を立ち上げました。 グーグルなどの大手企業も出資するこの会社が取り組むのは、全く新しいコンセプトの集配車の開発です。2009年5月、その試作車が発表されました。 プラグイン・ハイブリッド車の「アイディア」です。 広大なアメリカ大陸では、電気自動車よりも走行距離の長いハイブリッド車の方が需要があります。 ハイブリッド車は、ガソリン走行に加えブレーキをかける時に発電した電気も使って走る為、燃費を減らす事も出来ます。 そして、プラグイン・ハイブリッド車では、バッテリーの容量を大きくし、コンセントからも充電できる様になっています。 電気で走行する距離が延びる事で、更に燃費が良くなっているのです。 ブレーキの際、タイヤを滑りにくくし、無駄なエネルギーを省きます。 更に車体を出来るだけ軽くする事で、リッター42キロと云う超低燃費を実現しました。 集配車として使えば、年間60万円もの燃料費を節約できます。 2011年からこの車の量産を始め、その後の4年間で5万台を販売する計画です。 電力、水道などの公共機関、大手飲料メーカにも売り込みを始めています。 顧客は第一にコストを考えます。 そこに満足すれば、省エネ性能の高い車を大量に買ってくれます。 燃費が4キロの車をリッター40キロに変えれば、この国を一夜にしてエコに変える事が出来るのです。 アメリカではこの種の車の市場規模は年間およそ100万台以上で、更にヨーロッパでも100万台の市場があります。 もちろん、日本でも売れます。車種も集配車だけでなく色々作れます。この車はオーナーに大きなメリットを齎すでしょう。 高性能な上、低コストで維持できる車だからです。 エコカーの次のステップは、車体を更に軽くする事です。 最先端の素材をフルに活用し、全く新たな方法で製造する事になるでしょう。 車の製造に使える最も軽くて強い素材は炭素繊維です。 この素材を使って車体を製造できれば、車の重さを半分にして、燃料も半分に節約できます。 今炭素繊維を使った車の開発が本格化しています。 この車のボディは炭素繊維の薄いシートを何重にも重ねて作られています。 炭素繊維はアクリルの糸を高温で焼き、炭化させたものです。 40年以上前に日本で発明された素材で、日本の企業が世界の7割のシェアを占めています。 最大の特徴は軽くて強い事です。 鉄の4分の1の軽さで、強さは10倍です。 すでに航空機への導入が進んでいます。 最新機種のボーイング787、期待や主翼の大部分に炭素繊維が使われています。 普及のネックになっているのは、鉄の数10倍と云われる値段の高さです。 そこで製造方法を改良し、コストを下げる研究が続けられています。 数年後には炭素繊維が一般の自動車にも使われるようになると予測されているのです。 高速道路で出すスピードの3倍で走っても大丈夫なくらい、炭素繊維には優れた吸収力があるのです。車体の軽量化、タイヤの改善、空気抵抗を減らすデザイン、そして最先端のモーターやエンジン、これらが組み合わさってすごい事が起きています。 私がずーと夢に描いていた事が、世界の市場で実現しているのです。 

今電気自動車やプラグイン・ハイブリッド車の量産が始まろうとしています。 ロビンスさんは18年前にこうした車の普及を見越して、ある画期的な電力システムを考案しました。 自然エネルギーと車を組み合わせた「スマート・グリッド」(賢い送電網)と呼ばれるシステムです。街の家々をIT技術を組み込んだ最新の送電網で結びます。 ソーラーパネルや風車で発電し、余った電気は車に溜めておきます。 雨が降ったり風が止まるなどして、発電量が足りなくなった時には、車のバッテリーから電気を送電網に戻します。 いわば、自動車を街全体の蓄電器として使うシステムです。 プラグイン・ハイブリッド車や電気自動車には、高性能なバッテリーが搭載されています。 一般家庭の2日分の電力を溜めて置ける程の大容量です。 コロラド州ボルダー、ここでスマート・グリッドの実用化が去年から進められています。 市内5万世帯を結ぶ送電網をスマートグリッド対応のものに張り替えます。 そして、各家庭がソーラーパネルで発電し、余った電気を送電網に送り込みます。 更に、プラグイン・ハイブリッド車が送電網と電気をやり取りする実験も始まっています。 去年大手電機メーカーのGEIT大手のグーグルも共同でスマートグリッドの開発に参入しました。 アメリカで本格化する環境への投資、新たなインフラ「スマート・グリッド」と云う巨大ビジネスが動き始めています。

 

江守:スマートグリッドのシステムでは、電気自動車やプラグイン・ハイブリッド車が重要な役割を果たします。このコンセプトはもともとロッキーマウンテン研究所が考案したものだそうですね。?

ロビンス:そうです。私が1991年に思い付いたコンセプトです。 電気自動車や後に登場するプラグイン・ハイブリッド車のような車を、送電網につないで使えないだろうかと考えたのです。 車が駐車されている時間は、アメリカの場合一日の96%にもなります。 つまりこれは、車輪に乗ったバッテリーの様なもので、送電網に繋ぎさえすれば電気を電力会社に売る事が出来ます。 電力事情が逼迫した時には、高い値段で売れます。 このアイディアをさらに膨らませると、建物と送電網、そして自動車をすべてIT技術で繋ぐ事で電力を相互に売り買いできるようになります。 ここに大きなビジネスが生まれるのです。 既に多くの都市でプロジェクトが始まっています。 路上やガレージに電気をやり取りする為の充電スタンドが整備されています。また多くの企業が、スマート・グリッドに対応した車や設備を開発し始めています。 一方、電力会社もこのシステムに大きな経済的メリットを見出しています。 電力が足りない時には、車から電気を買う事が出来ますし、また例えば夜中に強い風が吹いて、風力で発電した電気が余った時は、車に溜めて置いてもらえるのです。 これは決して非現実的な話しではありません。 もしアメリカにある自動車の半分がプラグイン・ハイブリッド車になったら、夜間これらの車を充電する為に必要な電力は230ギガWにもなりますが、実は風力発電がそれに匹敵するだけの量を発電しているのです。あとは、送電網が車と風車を結び付けるだけで良いのです。 いずれ、全米の風力発電の量が国内のすべての石炭火力発電所の年間発電量を上回るでしょう。 だからこのシステムは、石炭火力発電が引き起こす温暖化や大気汚染などの大きな解決策になるのです。

アメリカで石油を最も多く使う組織はアメリカ軍です。 ロビンスさんは長年にわたって国防総省の環境コンサルタントを務めて来ました。 アメリカ軍の施設と活動を省エネにする事で、CO2排出を減らそうと云うのです。 アメリカ南部のロビンス空軍基地では石油に代わる合成燃料を使ってF-15戦闘機の飛行テストが行われています。 石油に液化天然ガスを混ぜた合成燃料は、CO2の排出量を15%減らす事が出来ます。 「従来の燃料と全然変わりませんね。 素晴らしいです。」  2011年までにテストを終え、将来は完全に合成燃料に転換する計画です。 自然エネルギーの利用も進んでいます。 ネバダ州の基地には、7万枚のソーラーパネルが設置され、基地で使う電力の30%近くを賄っています。 更に砂漠などで使うテントの研究も進められています。 表面には断熱性を高める特殊な発泡剤が塗られています。外の気温が摂氏50度近い時でも、テントの中はおよそ摂氏20度です。冷房の必要がありません。 既に同様のテントがイラクやアフガニスタンの戦地でも使われていると云います。 「この施設で減らしたCO2の排出量は年間1500台の車に匹敵します。」 国防総省はアメリカ社会全体を石油へ依存から脱却させたいと考えています。消費する原油の65%を中東や中米などからの輸入に頼り、安全保障上大きな問題となっているからです。 そこで2004年、国防総省はロビンスさんと共同で石油の消費を減らす為の研究を行い、報告書を発表しました。 それは「石油を巡る最後のゲームに勝つ為に」と題されました。

アメリカでは石油のほとんどが自動車に使われています。 そこでまず、次世代のハイブリット車など超低燃費の車を急速に普及させる事で、石油の使用量を半分に減らします。 更にセルロースなどから作ったバイオエタノールや水素などの代替燃料に置き換える事で、石油の消費量をゼロにします。 こうした取り組みによって2040年代には、アメリカは完全に石油から脱却できると試算したのです。

 

江守:あなたは2004年に一冊の報告書を発表しましたね。 その中でアメリカは2040年代までに石油から完全に脱却できると主張しています。 そしてそうなるのは利益が上がるからだと書いていました。 私が驚いたのは、それが国防総省が資金を出した研究の報告書だった事です。しかも当時はブッシュ政権でしたね。 どう云うことですか?

ロビンス:これは考えてみれば当然の事なんです。 アメリカ軍の本来の仕事は、アメリカ国民を守ることであって、石油のパイプラインやタンカーを守る事ではありません。 ところが実際には、石油の輸送ルートを確保する為に、多くの命と莫大なお金が犠牲になっています。 さらに国防総省は、総予算の3分の1と人員の半数を物資の輸送に費やしています。 輸送されている物資の7割は燃料です。 しかも、現地で兵士が死傷する原因の半数が燃料輸送に関連したケースなのです。 所が燃料の大半は無駄使いされています。 なぜなら、軍事設備を設計し資材を調達する段階で、まるで燃料が無尽蔵でただの様に思って来たからです。国防総省はようやくこの事に気付き、燃料をこれまでの10倍から100倍節約できる方法を採用し始めたのです。軍が乗り出すことによって省エネ技術の劇的なイノベーションが起きるはずです。それはやがて民間部門にも波及します。 民間の自動車、トラック、飛行機の燃費は飛躍的に向上するでしょう。 更にこうした技術は、世界のどこでも利用できる為、最終的には世界を石油からの脱却へと導くでしょう。そうなればもう、ペルシャ湾に軍を派遣する必要もなくなってしまいます。 軍がこのアイディアを気に入るのは当然の事です。 より豊かで地球温暖化の心配もなく、安全な世界を築く為には、石油からの脱却は最も大事なステップです。国防総省は実は、今や自然エネルギーの世界最大のバイヤーでもあるんです。 辺境の地に燃料を運ぶ任務は非常に危険で費用も掛りますから、自然エネルギーを使うのは当然の事なんです。 

 

江守:この「石油を巡る最後のゲームに勝つ為に」と云う報告書の特徴は、ソフト・エネルギー・パスと比べると、イデオロギー的に中立の立場が貫かれている事です。 つまり、何か大きな政治的変化を求めたり、意識革命を呼び掛けているわけではありません。 純粋に経済的なメリットを訴えています。 ですからこの報告書は、どの様な政治的立場にいる意思決定者にも受け入れられるのではないかと思います。 それがあなたの狙いでもあったのですか?

ロビンス:まさにそれこそが石油からの脱却を実現させるための方法だと考えました。私達は気候問題や安全保障、またはエネルギー問題に取り組む際に、目的や理念が同じ人としか協力しあえないと考えがちですが、それは悪い習慣です。 大切なのは結果なんです。 例えば経済発展に関心がある人も、安全保障や地球温暖化に関心がある人でも、省エネと云う考えでは一致する事が出来ます。 目的や理念でなく結果に注目すべきなのであって、そうすれば幅広い合意が得られるでしょう。 こうした姿勢は話し合いの場を作り出す大きなチャンスなんです。 どれが一番安いか、どの方法が一番儲かるか、経済にとって何が最善かを考える様にすれば、皆が理解し結論を導き易いのです。 誰も石油を買わなくなっても、最終的には石油会社でさえ儲かると云う事を私達は証明しました。逆説的にさえ聞こえますが、事実です。 誰も負け組にはならないのです。 この様な大きなエネルギーシフトは、50年ごとに起きていますが、既存の産業が必ずしも崩壊してしまうと云う事ではないんです。 資産や技術を生かして、生き残っていく道があるんです。 

今年12月、デンマークのコペンハーゲンで、温暖化対策の新たな枠組み作りを話し合う国連の会議、COP15が開かれます。 事前の会合では、CO2の削減目標を巡って、先進国と途上国の間で利害が激突、議論は平行線を辿っています。 こうした中、交渉の焦点は世界の2大CO2排出国、アメリカと中国に絞られて来ました。 この2つの国だけで世界の4割のCO2を排出しています。 中国は先進国こそがCO2を大幅に削減すべきだとして、自らのCO2削減義務を一貫して拒否しています。 その一方で中国は、国内に大規模な風力発電所を次々に建設しています。その発電能力は、今や世界第4位です。 中国政府は2020年までに、発電に占める自然エネルギーの割合を、現在の1.9%から12.5%に引き上げる計画です。 欧米並みの目標を示す事で、温暖化対策に前向きな姿勢をアピールし、国際交渉で有利な立場を確保したい狙いです。 

ロビンス:今中国とアメリカで政策の大きな転換が始まりました。 このCO2の2大排出国は、今までどちらも温暖化対策に取り組んでもメリットがない。 相手が何もしないのであれば、自分だけやっても仕方がないと云い張って来ました。 ところが今後は双方がこれまでの主張や経緯をリセットするでしょう。 中国とアメリカが重要な一歩を歩み出すパートナーになる事は中国の国益にも叶う事です。 以前私は、米中気候変動サミットでスピーチを行いましたが、中国側の出席者は私の次の様な言葉に驚いていました。

「あなたの国にはアメリカより5000年も豊かな経験があり、5倍の数の優秀な国民がいます。 また、西洋の産業革命の基礎となった技術の9割は中国で発明されたものです。 国の発展の最大の戦略目標として省エネを掲げているのは、あなた方の国だけです。 そして中国には優れた政治の指導者がいて、国民は勤勉で意欲的です。 ですから、私は、世界を地球温暖化の危機から救ってくれるのは中国だと信じています。」と云ったのです。

中国側の出席者はリップサービスではない私の意見が気に入ってくれた様でした。 交渉相手に敬意を払いながら、協力し合う姿勢はアメリカの新たなポリシーです。 そう云う意味で今年は目の離せない年になるでしょう。

ロビンスさんは世界で最も環境技術が進んだ国として日本に注目しています。 しかし自然エネルギーの普及がなかなか進まない日本の現状を懸念しています。

風力発電による街起こしに取り組む高知県ゆす原町、10年前に町内に2基の風車を建てました。 電力販売による収益は年間3500万円、町の貴重な財源です。 しかし今町は苦境に立っています。 新たに5基の風車を建設する計画でしたが、中断に追い込まれています。風車を新設するには、新たな送電線や道路の建設費およそ10億円を町が負担しなければなりません。ところが電力会社が買い取る電力の価格は最近下がり続け、とても採算が取れない事が分かったのです。 一方太陽光発電に関して国は、電力会社に電気を高値で買い取るよう義務付ける制度を設けました。 ゆす原町は風力発電も高値で安定した価格で買い取って欲しいと訴えています。

ロビンス:日本については訪れる外国人がびっくりしてしまう事があります。日本は自然エネルギーの分野で世界一の技術力を誇り、しかも自然エネルギーが極めて豊富な国であるにも拘わらず、それが殆ど使われていません。 原因は電力会社も政府の政策も自然エネルギーを支援していないからです。 この傾向はアメリカでも見られます。 多くの電力会社が自然エネルギーの使用に規制を掛けたり、正当な買い取り価格を支払わなかったりして、自然エネルギーの技術をなかなか活用できない様にしています。 その真の目的は原子力発電所や石炭火力発電所へのこれまでの投資を守る為なんです。 こうした企業はすでに巨額な資金を投じた技術が新たな技術と競争する事で時代遅れにされてしまうのを嫌がります。その為考え得るあらゆる方法で、競合する新しい技術が市場に参入するのを妨げ様とするんです。 国や企業のこうしたバリアを壊し、ビジネスチャンスに変える努力をする必要があります。私達はこれを「バリア・バッシング」と呼び、活動の中心に置いています。 私は、日本は真剣に電力の分野で正当な価格競争を妨げるバリアを撤廃すべきだと思います。 電力の種類や使われている技術、誰が発電設備を持っているかに拘わらず、あらゆる電力がフェアに競争できる様にするべきです。 要するに、日本の場合、現在の電力業界が独占状態にあると云うこと自体が、バリアになっているのです。 独占企業は新しい技術と競争する事を嫌がりますが、本当は逆にビジネスチャンスだと捉えるべきです。 顧客に対して新しいサービスを安く提供できる技術があれば、他社と競ってでも採用すべきです。 ですから、企業と市民社会が足並みを揃え、更にそれを政府が後押ししてくれれば、大きな変革が齎されるでしょう。

 

江守:日本への素晴らしいメッセージを有難うございます。 

最後にロビンスさんに新しい未来を切り開くキーワードを書いて貰いました。

ロビンス:それは、Integration(統合)です。つまり部分ではなく、全体を一つのシステムとして見ようと云う事です。物事の繋がりを理解しないと、解決策だと思っていた事が別の問題を起こしてしまいます。そこで私達は問題が背後ですべて絡み合っている事を解き明かし、有効な解決策を見つけます。 全体を統合してデザインすると云う発想が大切です。社会を一つのシステムとして考え、全体が最も有効に機能するようにデザインするのです。

江守:その為に私たち一人一人は何ができますか?

ロビンス:具体的にどうすれば良いかは、ケース・バイ・ケースですが、まずできる事は、エネルギーを常に意識すると云う事です。 忙しい中でエネルギーの事など考えるのは面倒かもしれませんね。 でも、この問題について知れば知るほど、賢い選択が出来る様になるのです。 家電や自動車や、時には住宅の様な高価な物を買う時、省エネ性能が高いかどうかで価値が違ってきます。 そして皆が省エネ性能の良いものだけを買う様にすれば、メーカーもそう云う物しか作らないようになります。 つまり、お金を使う事によって、社会を変えて行けるのです。 そうすれば、後で温暖化問題を振り返った時、こんな風にも云えますよ。 「難しい問題じゃなかったし、解決する時ずいぶんお金も儲かっちゃったね」と。

地球環境と経済、二つの大きな危機を、新しいエネルギー社会を築く事で乗り越えて行こうと呼び掛けるエイモリー・ロビンスさん、その眼差しは世界の人々がより少ない資源で豊かに暮らす未来を見つめ続けています。 

                (終わり)