■Palmware開発環境の構築

作るかどうかはともかく、とりあえず、Palmwareの開発環境を構築しとくことにしました。 で、とりあえずソニーのページに行ってみましたが、ソニーが用意しているSDKは、 CodeWarriorが前提のようです。しかし、この CodeWarrior が結構な値段するようですね。 何か開発するかどうかもわかりませんし、したとしてもどの程度作るかもわからないので、 どうにも手が出ません。と言うことで、フリーな環境で開発できはしないかと調査してみました。 ちなみに今、メインのパソコンがiMacなので、開発をするとしたら、それはMacOS X上で行うつもりです。 また、ターゲットはPEG-TH55のみのつもりです。

【開発環境の入手】
さて、いろいろと検索をかけてみたところ、prc-toolsと言う、gccベースの開発環境がPalm OS用にある様です。 検索できた情報は古いものが多いのですが、CLIEのアプリを作成している人もいる様です。 また、PRC-Tools on Mac OS X と言うページでMac用のprc-toolsを提供してくれていました。 とりあえず、下記のものを手に入れておきました。

prc-tools v.2.3 GCCを使用してのPalmwareの作成をサポートするためのツールらしい。 私は、ここで手に入れました。 PilRC、PalmOS SDKを含む様子・・。
PilRCv.2.9p10 リソースコンパイラらしいです。prc-toolsに含まれています。
Palm OS SDKv.5 Palm OS上で動作するアプリケーションを開発するのに必要なSDKの様です。 prc-toolsに含まれている様子。
Sony SDKv.5.0 クリエのPalm OS 5を搭載した機種で、高解像度表示(多分320×320 や 320×480のこと)、 シルクマネージャ、ジョグダイアル等、クリエの機能を活用したアプリケーションを作成するための リソースパッケージとのこと。 ソニーのページから落としてきました。
シルクプラグインSDK  ソニーのページで入手。シルクエリアプラグインを作成するために必要な様子。 ですが、Sony SDKに含まれているような感じなので、不要なのかも知れません。 ドキュメントが入っているので一応参考まで。


上記で、ビルドまではできそうなのですが、Mac上で動くクリエのエミュレータがない様です。 仕方がないので、Windows上で動作するシミュレータとエミュレータを入手しておきました。

【prc-toolsのインストール】
prc-toolsは、先ほど出ました、「PRC-Tools on Mac OS X」 と言うページから入手しましたが、インストールもここに書かれている手順で難なく完了しました。 で、一応サンプルを make したところ、特に問題も出ずビルド完了。 と言うことで、Palm用のアプリをビルドするところまでは、簡単に完了しました。 (エミュレータによる動作確認はまだしてませんが・・・。)

【Sony SDKのインストール】
次に、Sony SDKのインストールですが、このSDKは開発環境としてCodeWarriorを前提にしてるんですね。 どうすればいいのかさっぱりわからなかったのですが、 Palm Tech.と言うサイトで、 丁寧に説明してくれていましたので、そちらを参考にして試行錯誤してみました。 結果、下記の作業でとりあえず、SilkMgrSampleのソースのコンパイルだけはできるようになりました・・。
ちなみに、実は LogAssist_sample で、試行錯誤をしていたのですが、 こちらは最終的にコンパイルできていません。 まだ何かが、間違えている可能性もありますが、とりあえずここはこれで完了し、 コンパイルできるもので、動作確認するところまで、持っていきたいと思います。

【サンプルのビルド】
さて、SilkMgrSampleをビルドしてみようと思ったのですが、 サンプルにはCodeWarriorのプロジェクトファイルはついていますが、makefileがありません。 Xcodeで、CodeWarriorのプロジェクトが読み込めるはずなので、ちょっと試してみることにします。 ・・・と思って、試してみましたところ、読み込むには、CodeWarriorがインストールされている必要があるらしいです。 と言うことで頓挫。

仕方がないので、makefile を書こうかと思いましたが、どうも CodeWarriorで作成するリソースと、 prc-toolsで使用するリソースデータのフォーマットが異なるようです。 どうも、サンプルのビルドはできそうに無いので、ここも終了。

【Simulator/Emulatorのインストール】
ビルド環境は一応できた気がするので、次に実行環境を用意したいと思います。 先ほども書きましたが、これらはソニーからMac用のものが出ていません。 仕方がないので、Windowsの方にインストールします。 インストールと言っても、落としてきたZIPファイルを解凍して、 適当なディレクトリに置くだけですんでしまいました。 POSE(Emulator)の方は、ROMイメージを要求されます。 が、TH55のROMイメージはまだソニーから提供されていません。(2004/04/04現在)

・・ここで気がついたのですが、SimulatorとEmulatorの違いって何でしょう? と思って、調べてみると、 ここ に載ってました。Emulatorの方がより、ハードに依存したところも実現してくれそうな感じです。 が、やっぱり違いがよくわかりません。まあ、なんだかよくわかってないのですが、 なんとなくSimulatorでもデバグはできそうな気がします。

SilkMgrSampleにprcファイルがついていたので、それを Simulator にドラッグ。 実行はできました。なので、いったんこれで完了としときます。

【デバッガ】
さて、最後にデバッガですが、Palm OS Simulatorって、TCP/IPで接続できるような感じです。 で、prc-toolsの利用時は、デバッガとしてGDBで可能との話をどこかで見たのですが、 もしかしたら、これでも、TCP/IP経由でWindows上のシミュレータにアクセスできるのでしょうか? できれば便利なのですが、これ以上はまた本当に開発する時に調べることにして、 現時点では、ここまでで止めておくことにします。

(2004/04/04)