2019参議院選挙に向けて

  偶然このサイトにたどりついたら、以下のことについて考えていただければ幸いです。


  今回の選挙の争点は、これまで安倍政権が行ってきたことの是非です。首相は政治の安定 (安定した政権の選択) を訴えていますが、不都合な真実から有権者の注意をそらすことを意図していると思われます。
  自公政権が行なおうとしている消費税増に賛成の人は少ないと思います。実際には準備が進んでおり、今となっては増税は不可避と思われますが、有権者は反対の意思を示す必要があります

  年金だけでは足りない、という年金問題が話題になっていますが、 金融庁の報告書を大臣が受け取らなかったことこそが大問題です。過去には安保法制に関連して自衛隊の日報の隠蔽がありました。 森友学園問題でも文書の隠蔽・改竄がありました。加計学園疑惑もありました。都合の悪いことは知らなかった、あるいは記録がなかったことにしたり、つじつま合わせのために記録を書き換えさせたりすることは、政治への信頼を損ねます。不誠実な人たちに政治を委ねることはできません

  また、改憲の発議に必要な勢力を確保すれば、必ず改憲を言い出すでしょう。そもそも日本国憲法は、崇高な理念を記したものであって、変える必要がないのです。(頻繁に憲法改訂を行う国もありますが、日本では法律を作ったり改訂したりすることで対応しています。) 自衛隊については自衛隊法で規定されています。憲法に明記する必要はありません。教育の無償化を憲法に盛り込もうという主張が一部にありますが、すでに民主党政権の下で高校授業料無償化(私立高校の場合は就学支援金支給制度)が実現しています。
  憲法を変えようという主張には警戒する必要があります。例えば「自民党 憲法草案 問題点」をキーワードにして検索してみてください。

  公明党は、安倍政権の暴走にブレーキをかけることができません。維新は野党のはずですが、立ち位置がはっきりせず、胡散臭い。自民党優位の状況は簡単には変わらないと思いますが、維新以外の野党勢力を躍進させることによって、自民党の暴走を止め、憲法改訂の野望を砕くことができます。(参議院選挙は政権選択の選挙ではありません。念のため。)

  とにかく、サイレントマジョリティーにならずに、投票に行こうではありませんか。



 「みんな揃って同じ意見だけではおかしいだろう。」