インプラントととは その1
 それでは不幸にして歯を失った方はどうしたらよいでしょうか?
 是非インプラント治療をお考え下さい。このホームページでご説明してきたように、歯を喪失して従来の方法、保険診療の範囲で治療を続けていれば歯を失っていく可能性が高くなります。従来の方法は、歯を削る、歯にバネをかけるために残された歯がしだいに弱っていきます。そして抜歯することになり欠損部位がどんどん広がっていきます。欠損部位が大きくなると残された歯の負担はますます大きくなり加速度的に歯を失っていくことになります。インプラントを用いた方法ならば御自分の歯を削らなくてすみ、残された歯の負担が少なくなるため結果として残っている歯が長く持ちます。是非インプラント治療を第一選択肢として考えて下さい。弱っている歯を用いて治療を行ってもそれが短期間でだめになれば、より大きな治療が必要になります。インプラントをすることになったら、より高額な治療費が必用になります。
インプラントの構造
   インプラントのレントゲン像 
 当医院では、最も歴史があり、世界中で治療が行われているスウェーデン製のインプラント(ブローネマルクシステム)を使用しています。
次のページで御紹介する、P−I Branemark先生が1965年に初めて人体に応用し、現在にいたるまで同じ形状を保っています。
他のインプラントは、頻繁にモデルチェンジを行っており、ある期間が過ぎると修理ができなくなるなどの不都合が起こることがあります。
このインプラントは、何十年経過してもパーツが供給されており、安心してメインテナンスができます。スウェーデンの人が重視する考え方は、良いものを長く使用することです。自動車でも、世界中を走っているボルボ(スウェーデン製)の平均年数は20年だそうです。
恐らく世界最長ではないでしょうか。日本も見習うべきことだと思います。
 また、様々な安全装置が施されております。例えば、上の図を御覧下さい。
インプラントがネジで作成されているのが
おわかりになると思います。このことにより、強い衝撃が加わった時に細いネジが破損してくれるため一番重要な根の部分まで被害が及ばなくなっております。
さらに、ネジで上部構造を固定するためもし上部構造が破損した場合にお口の中から取り出して修理することができます。
このように、スウェーデン製のブローネマルクインプラントシステムは、治療を行ってから長期にわたるメインテナンスのことまで考えられた非常に完成度の高いインプラントです。
インプラントのレントゲン像
インプラントの手術は感染に最大限注意した状態で行います。心電図モニターも使用し、全身管理を行うため安心です。
必用に応じて麻酔科の先生と連携して行います。
 現在インプラント治療においては、様々な材料が使用されております。マスコミでもよく報道されておりますが、視力矯正手術レーシックで、
多数の感染事件が起きました。多数の感染者が出た薬害肝炎の問題も、血液製剤であるフィブリノゲンが原因でした。
 当医院では、感染の原因となるような材料は一切使用しておりません。