FUJI ROCK FESTIVAL 03

もくじ


準備編

  • もちもの

    • リュック 近所で780円だったから、思わず買ってしまった
    • カロリーメイト2箱
      飢え死にしないように
    • 着替え・洗面道具・化粧品
      ま、いちおうたしなみということで
    • 虫よけシート
      雨であんまり虫はいなかったけど
    • 扇子
      暑くなかったけど
    • カメラつきケータイ・充電器
      フォトレポートはこちら
    • レインコート
      ないと死んでた
    • 上着
      ないと凍えて死んでた
    • 長靴
      買ってよかった
    • レジャーシート
      みらいのミニサイズを持っていった。もうちょっと大きくてもよかった。
    • デジカメ
      雨の中かばんから出すのがおっくうで、ほとんど使わなかった。
    • ゴミ袋
      レジャーシート代わりに使ったり、鞄にかけておいたり、何かと便利だった
    • 折りたたみ傘
      苗場では使わなかったけど、行き帰りは使った
    • ペットボトルホルダー
      裸で持ち歩くよりは便利

    • ひまな時に読む
  • どうやって?

    • めんどくさいので、ツアーを申し込んだ。
      新宿からの夜行バス+温泉1泊+苗場からのバス。
      2日分のチケット代込みで5万円

26日編

  • 到着〜カリフォルニアギタートリオ〜DDBB〜電撃ネットワーク

    • グリーンステージ
    • 早朝苗場に到着。バスのなかはすごーく寒かった。苗場は小雨。ちょっと憂鬱。
    • バスの発着場で顔を洗ったり、化粧したり、コンタクト入れたり、朝ご飯食べたり……。でもまだまだ開場までに時間がある。しょうがないので、本を読んで時間をつぶす。
    • 9時ごろ。しょうがないので、会場方面へ向かう。発着場から会場までけっこう遠い。混雑していることもあって、ゲートまで30分くらいかかった。
    • 入場ゲートでチケットをリストバンドと交換。スムーズで感動した。
    • 入場ゲートをくぐってすぐのテントでゴミ袋をもらう。
    • まずはグリーンステージに。後方にレジャーシートを敷いて、場所を確保。
    • ケータイフォト日記を更新していたら、なにやらはじまった。
      オープニングバンドはカリフォルニアギタートリオだ。雨は降ってるけど、楽しそうな演奏を見ているうちにこっちもなんだか楽しくなってきた。モッシュピットまで行って見た。
    • 席に戻り、そのままDirty Dozen Brass Bandを見る。おっちゃん、かっちょいいよ。
    • 20分くらいDDBBを見てからレッドマーキーへ。琴音さんが「電撃ネットワークを見なければいけない」と言うからだ。私が行ったときには、レッドはすでに満員。背が低いのでとても見えない。しょうがないので、外のスクリーンで見ることにする。おしりの筋肉で電気の着いた蛍光灯を割るとか、手にアロンアルファをつけて、30kgのドラム缶をふりまわすとか、いろんな芸を見て笑う。お下品でここにはかけないようなのもありました。
    • オアシスで17インチPowerBookから世間の様子をうかがって、ご飯を食べる。
  • シーナ&ザロケッツ

    • ホワイトステージに移動。シーナ&ザロケッツを見る。
    • 鮎川誠が2曲やった後、「You Really Got Me」でシーナさん登場。一瞬晴れて、シーナさんが「ロックンロールが太陽を連れてきたよ」なんて言ってる。かっこいい。
    • シーナさんっていくつなんだろう? デビュー25周年だからひょっとしたら50くらい? えー、でもぜんぜんそうは見えない。ピンクのラメのミニドレスがすごく短くてパンツが見えたらどうしようかと思って、こっちがどきした。
    • 鮎川誠はしゃべらない方がかっこいいと思う。たぶん日本語をしゃべっているのだが、よくわからない。英語っぽくしゃべっているから? 九州弁だから?
    • 最後に鮎川誠が「Thanks To Iggy Pop, Elvis Costello」と言っていた。シナロケのデビューはコステロの初来日公演の前座としてだったから、それをうけてのことなんだろう。
  • COLDPLAY

    • シナロケが終わって、グリーンに帰ってきたら、山崎まさよしが歌っていた。ぜんぜん興味なかったんだけど、苗場の緑の山にマッチするリリカルな歌声だった。そんなつもりはなかったんだけど、聞き惚れてそのまま終わるまでグリーンにいた。
    • オアシス方面でうろうろして、グリーンにもどる。Asian Dub Foundationがやっている。客がノリノリで踊っていた。なんだか楽しそうで、見ているだけの私もうれしくなる。
    • この日いちばん見たかったのはCOLDPLAY。後方に座り込んだまま、のんびり聴く。雨の苗場に美しいメロディー。ファルセットが印象的な歌を聴いているうちに涙が出てきた。あまりのすばらしさに終わるころには、私も立ち上がっていた。こういうフェスではアンコールはあまりないけれど、もう1回出てきた。「日本語ができなくて残念だ」と言っていたけれど、言葉なんて関係ないんだね。
    • フロントマンのクリス・マーティンは左手に包帯をしていた。パパラッチ襲撃事件のせいなんだろうか? しかしそんな激しいことをしそうな人には見えなかったけど。(8/3)
  • Heaven、Orange

    • Coldplayが終わってから奥の方へ行ってみる。ボードウォークを通って、ヘブンに着いたころには、BAHOが演奏していた。チャーだよ。遠かったので首の長さは確認できなかった。
    • アヴァロンで夜ご飯。豚肉掛けご飯を食べちゃった。昼のカレーもおいしかったけど、こっちもまあまあ。
    • 再度ヘブンを通って、オレンジへ。山下洋輔を見る。エッセイはいくつか読んだけれど、演奏を見るのははじめてだ。ピアノがしゃべってる、って感じ。筒井康隆のエッセイなんかでよく読んだとおり、げんこつや肘でピアノを叩いていた。すごいおっさんだ。
    • 2曲聴いたところで、グリーンへもどる。
  • Bjork

    • グリーンステージ
    • Bjorkは白いふわふわのドレス(シーナさんほど短くはない)に青い花のヘッドドレスをつけて現れた。かわいい。妖精みたい。アイスランドってゲルマン系なの? ゲルマン人の猟師みたいな顔つきだ。
    • 実はBjorkの曲はどれも同じに聞こえる。ライブで聴いてもやっぱりどれも同じに聞こえた。ごめんなさい。
    • 曲はどれも同じに聞こえるんだけど、演出がすごかった。2曲目くらいでステージに火柱が立ち上がり、終盤ではお約束の花火。
    • 花火を満喫したあと、オアシスでピロシキを食べて宿へ。

27日編

  • つじあやの

    • 11時にパレスオブワンダーへ。コステロのファンサイトで知り合った方々と待ち合わせ。そのまま入場、グリーンへ。すでに場所取りまでしてくれてあった。
    • 荷物をおいて、あわただしくヘブンへ。ウクレレ弾きはつじあやのを見なければいけないのだ。
    • つじあやの、美人じゃないけど、おっとりしたしゃべり方がかわいい。「あやの〜」ってまるでアイドルみたいな声をかけられて、照れまくっていた。
    • 最初はウクレレ1本。のちにベースとキーボードのバックが現れる。「ここでいっしょに演奏してくれる人を紹介します」とMCを入れたら、なぜか「ええー」の声。「なんで、いいやんか」と返していました。
    • 昨日山崎まさよしを聴いても思ったのだけれど、昼の苗場にはこういうアコースティックなサウンド、透明な歌声がよく似合う。田舎の夏休み、って感じがノスタルジックな感動を呼び、やっぱりちょっと泣いた。
    • ウクレレはそんなにむずかしそうじゃなかった。よし、CD買って練習しようっと。
    • 終了後、オアシス方面に向かう。グリーンにさしかかったら、「All You Need Is Love」が聞こえる。何事かと思ったら、ビートルズのコピーバンドだった。ちゃんとサージェントペパーズの衣装を着ていた。
    • 17インチPBで世間の様子をのぞいてから、またグリーンを通りかかったら今度は「Geet Back」をやっていた。衣装も替えて、長髪のかつらをかぶってなりきっていた。おもしろい。
  • ニック・ロウ

    • アヴァロンでお昼ご飯のタイラーメンを食べ、ヘブンへ。遠藤堅司&カレーライスがやっていた。「99歳のじいさんが富士山の三合目に住んでいて、コンサートになると山から降りてくる」とか、そういう歌を歌っていた。笑った。
    • オブジェでコステロファンのみなさんと再集合。ぼちぼち行きますか
    • 遠藤堅司&カレーライス終了後、ダッシュではじっことはいえ最前列をキープ。まあ、そんなに人気があるとは思えないので、難なく、もぐりこめました
    • ニック先生はアコギ1本。ちょっとさびしいような気もするが、昼の苗場にはアコースティックがよく似合う。
    • アコギ1本で歌いまくるニック先生。途中で「My name is Nick Lowe, songwriter...」と自己紹介をはじめた。知ってるよ。
    • 最高に盛り上がったのは、やっぱり「Cruel to be Kind」。私も聴いたことはある曲が多かったが、曲名がわかるのはこれだけ。せめて大声で歌ってきた。
    • 最後は「Peace, Love & Understanding」。ニック先生のアコースティックバージョンはほんとうに泣けるのだ。歌いながら涙がとまらなかった。
    • 途中でニック先生がギターから手をはなして、手拍子で歌い始めた。おーそうか、手拍子でノリノリなのか。客も手をたたけということか。と思って、たたいていた。曲が終わるなりスタッフがとんできた。ニック先生が「手伝ってくれてありがとう」みたいなことを言う。どうやらエレアコが断線したらしい。全然気が付かなかった。そういう演出なのかと思ったよ。このあたりのごまかしようというか、動じなさがベテランのベテランたるゆえんなんだろうなあ。(8/3追加)
  • エルヴィス・コステロ

    • グリーンステージ
    • 泣きながら(ウソ)コステロファンのみなさんとグリーンへ。すでにSteve Winwoodがはじまっていた。Winwoodかっこいいよ。コステロファンの1人が言う。「いやー、Winwood年をとってもかっこいいね。それにひきかえ、コステロはデブだしハゲだし」。事実だけど。
    • トイレに行ったり、なんたりしながら、Winwood後半からモッシュビットへ。終了と同時に最前へ。でも遠いんですけど。渋谷公会堂10列目って感じかしら。
    • セッティング中、ニック先生とスタッフが同じであることに気が付いた。スタッフは「じゃあついでにニックもやっちゃう?」って感じなんだろうか。そういえば、途中、どう見てもほんもののピート・トーマスがドラムのセッティングをしていた。周りの人は誰も気づいていないようだったけれど。
    • スティーブ・ナイーブ、ピート・トーマス、デイヴィ・ファラガー、おなじみインポスターズとコステロが登場。1曲目はなんだろう? イントロではわからない。歌がはじまってやっとわかった。「I Hope You're Happy Now」だ。フェスティバルの1曲めにこれほどふさわしいタイトルの曲はない。詞の内容は、ほかの男が好きになって自分を捨てた女に対して、「今は幸せであるように」という、コステロお得意のふられ男ものだ。私には「オレを捨てたけど、幸せになってなんかいないだろう?」と聞こえてしまうのだが、フェスティバルではそんな深読みをする必要はない。純粋に「I Hope You're Happy Now」と言ってくれているのだと思おう。
    • ふつうのアーティストは1曲やったらMCを入れたりするものだが、コステロ先生はとまらない。つづけて「Tear Off Your Own Head(It's a Doll REvolution)」へ。この曲バングルスがカバーしたからちょっと有名になったかな? まだ休まない。3曲目は「Everyday I Write The Book」。コステロの数少ないヒット曲だ。長年ライブに通っているけど、ライブで聴くのははじめてだ。まだ休まない。4曲目は「Beynd Belief」だったかな? あれ? 「Honey, Are you Straight or Are You Blind?」さらに続けて「1,2,3,4」と来たときはどうしようかと思った。「Radio, Radio」だ。しかもバカっ速バージョン。こんなに早い時間にこの曲をやるのははじめて聴いた。おっさん、こんなにつっぱしってだいじょうぶか? 実は聴いてる私が、もうここまででへろへろですけど。
    • と思っているところで、やっと一息。「Everybody's Crying Mercy」に行く。この曲も「Kojack Variety」とはバージョンが違う。あとは順番は思い出せないけど「Clubland」、「Clown Strike」、「Eiithr Side Of Same Town」といった渋めのところを続ける。
    • おなじみ「Pump It UP」ではバンドの紹介をやっていた。今回はシンプルな紹介だった。
    • 実はいちばん感動したのは「I Can't Stand Up for Fallin' Down」。「Get Happy!!」では、あくまでも明るく歌い上げているのだが、今回は出だしがスローで、ボーカルのみ。おっさん、聴かせてくれます。途中から通常の速さになり、大いに盛り上がる。
    • 恒例観客大合唱はまずは「TART」でならしをしたあと、「Deep Dark Truthful Mirror」に続けての「You Really Gotta Hold On Me」(ここにあるビデオでやってるみたいな感じ。3分めくらいで「Really Gotta Hold On Me」になる)。さすがにこの曲を知らない人はいないみたいで、みんなで大合唱でいったん終了。
    • アンコールでだったか、「Detectives」。「白人レゲエの代表」みたいによく書かれている曲で、私も何度もライブで聞いているけど、こんなジャジーバージョンははじめてだ。やられた。
    • 最後の曲をはじめる前にギターをジャズマスターに替えようとしたのだが、音が出なかった。どうする、コステロ? というところで、すかさずスティーブが間をもたせるために演奏をはじめ、ピートとデイヴィも加わる。その間にコステロはもとのギターにもちかえ、「Peace, Love & Understanding」。ニック先生と同じだが、アコースティックソロバージョンのニック先生とは全然雰囲気が違う。それにしてもフェスティバルにはぴったりの曲だ。
    • あとは何をやったかな? 「45」やってたし、デビュー曲の「Less Than Zero」もやってたし、「Uncomplicated」もやってたな。ああ、「Chelsea」もバカっ速バージョンだった。
    • そうそう、途中でコステロが「Any Requests?」と聞いてきた。え? リクエスト? うーん、とりあえず叫ぼう。「Alison!」「Oliver's Army!」「Red Shoes!」ところがコステロ先生はにやりと笑って、「We don't do your requests」。だったらきくなよ、と思うでしょう。実は先日の北米ツアーで「Alison!」「Detectives!」と叫び続けた客がいて、そのときにやっぱり「We don't do your requests」と言ったらしいのだ。つまりジョークなんだろうけど、わかりにくすぎるよ、そりゃあ。
    • 正直言って、お客さんは少なかったと思う。ただ、ビヨークにしろ、マッシブにしろ、花火だの電光掲示板だの、音楽以外のところで盛り上がっていたと思うのだ。それにひきかえ、音だけのコステロは、音楽よりも演出重視の人には受けないだろうなあ。私はストレートで大好きですけど。
    • セットリスト(8/1追加)
      1. I Hope You're Happy Now
      2. Tear Off Your Own Head (It's A Doll Revolution)
      3. Everyday I Write The Book
      4. Beyond Belief
      5. Radio Radio
      6. Everybody's Crying Mercy
      7. Clubland
      8. Clown Strike
      9. 45
      10. Less Than Zero
      11. (I Don't Want To Go To) Chelsea
      12. Honey, Are You Straight Or Are You Blind?
      13. Either Side Of The Same Town
      14. I Can't Stand Up For Falling Down
      15. Uncomplicated
      16. Tart
      17. Deep Dark Truthful Mirror/You Really Got A Hold On Me
        <アンコール>
      18. Watching The Detectives
      19. Pump It Up
      20. (What's So Funny 'Bout) Peace, Love And Understanding?
    • 記事リンク(8/1追加)
  • オレンジ〜帰宅

    • いやー、というわけで、コステロで体力使い果たしてへろへろ。このままマッシブを見ようかと思ったけれど、コステロファンの1人が渋さ知らズを見たいというので、オレンジまで行くことにした。たまの人が歌っていた。夜ご飯にエスニック牛丼なるものを食べた。なんか盛り上がってたけど、私はもう体力がないので、ぼちぼち帰ることにする。
    • グリーンを通りかかったら、マッシヴが終わった後、クロージングバンドがあるみたいだった。まったり見ていこうかと思ったけれど、セッティング中にバスの時間が来そうになったので、やっぱり見ずにバス発着場に向かう。あー、疲れたー。帰りはバス発着場が遠かったー。
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