客先との見解の相違
〜掲示板より〜
ご意見編
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●最終的には仰せのとおりにいたしますけど
たつ さん(2001年 08月 04日 16時 13分 18秒 )
そうなんですよねー、ありますよねー。
最終的には仰せのとおりにいたしますけど、納得しないときは、やっぱ一言言わずにいられないですよね。
こういう口うるさい在宅ワーカーって、どうなんでしょうかね、客側から見て。
●ハイハイ言っているだけでは半人前?
網野 千代美 さん(2001年 08月 05日 00時 20分 59秒 )
ところで、自分の見解にある程度の裏付けや確信があれば、ちゃんと客先に伝えた方がいいですよね。
立場的には雇われの身であっても、ハイハイ言っているだけでは、スタッフとして半人前のような気がします…。(って言ったからって一人前というわけでもないけど…)
ただ、客と同等になりたいとか、言い負かしたいとか、そういったことではなく、いろいろな考え方ややり方を提案した方が商品(商品って、それはサイト運営であったり記事であったり企画であったりするでしょうが)のためになると思うんです。
お客に反対意見を言うことも、私が提供できるサービスのひとつだと私は思っているのですが…
最終的にやっぱり客が自分のやり方で行きたい、と言ったとしても、それはそれでいいと思うんです。何も言わないで、客の言うとおりにことを運んでいくよりは、企画や懸案事項がもまれて、より奥深いものになると思うんですね…。
アミノはうっとおしいからもうスタッフからはずしたいと言われたら、それはそこまでの縁だったのだと思うしかないです。
私の提案方法にも落ち度があったんだろうなあ、と次回の教訓にするまでです。
もちろん、意見は言っても根底には必ず「お客様は常に正しい」という気持ちがあるんですけどね…。
ただ、お客さんは常に正しいという姿勢と、可もなく不可もなく、という姿勢はイコールではないですよね…。
あー、なにがなんだかわけわからなくなってしまいました。
上記は、気の弱い私が、客先に電話をする前に自分に言い聞かせていたことです(笑)
●より完成されたものを作るため
でじたるまま さん(2001年 08月 05日 10時 49分 50秒 )
私はがんがん言っちゃう方なので・・・
相手との関係にもよりますが、もらったデータに不備があれば突っ返すし、指示が変だと思えば逆提案するし、言われてないことでも必要があればやるし。
うっとーしーと思ってる人もいるんじゃないかなあ。
でも「言うのが仕事」っていうのは私の信念です。
「客先は常に正しい」というよりは、最大限客先の意向を尊重しつつより完成されたものを協力して作る、というふうになるといいですよね。
どうしても自分のやり方にこだわるお客さんももちろんいますけどね。
●クライアントに逃げ道を残すこと
moo さん (2001年 08月 05日 17時 37分 46秒)
これに対する皆さんのご意見は非常に参考になりました。というのは、ウチの会社の立場は、あるときには発注者になり、ある時には受注者になるので、双方の立場が理解できるからです。また、今後、ワークシェアリングしていって、エージェント的な立場に立たれる在宅ワーカーの方も多いと思います。そこで、私としては「クライアントの立場」の意見を参考までに書かせていただきます。
まず、基本的に受注者はクライアントを不快な気持にさせてはいけないと思う。これは基本。例え、「ちょっと違うんじゃないの、これは?」と思ってもきちんと説明した上で(もちろんアサーティブにね)、「クライアントにとっての逃げ道」も残しておく配慮は必要だと思う。それが大人の仕事の進め方。人間関係の構築がもっとも大切。誰だって嫌な気持で仕事はしたくないもんね。私だって、無理難題言われることもあるけれど、ゆらりゆらりとごまかしてる部分、ずいぶんあります、はい。言ってはいけないことと言って良いことの線引きはちゃんと引く。
それから1を聞いて10を知るシャープさも必要。
「こんなことまで説明しなきゃならんのか!」とイライラさせてはいけない(結構、イライラすることも多い。中にはまともに仕様書も読んでない方もいるし)。10を聞いて1しか理解しない方もいるからねぇ・・・。
●「自分の意見は言う」そのうえで…
たつ さん(2001年 08月 05日 19時 57分 42秒 )
みなさま、貴重なご意見をありがとうございました。
ここに来る人で「おとなしくハイハイ言う」っていう方はいませんでしたね。「自分の意見は言う」は在宅ワーカーとしてやっていくための資質かも。それとも、そういう性格だと会社勤めがつらいのかも。
「クライアントにとっての逃げ道」を残す、というmooさんのアドバイス、しっかり受け止めたいと思います。
もっと大人になろう>自分
●クライアントの気持ちとしては
まるみねこ さん (2001年 08月 05日 20時 14分 41秒 )
私はいわゆる「客先」の人間なので、クライアント側の気持ちを書いてみましょう。
私は編集の仕事をしていますが、編集の仕事はまさに人間関係の仕事です。ひとりでできることなど知れていますから、いろいろな能力知識をもった方々と力をあわせてひとつのものを仕上げていく、その仲介をしているわけです。多くの業者さんにお会いするなかで、最後までこちらの気持ちや方針、そして暗黙の了解がうまく伝わらず、後味の悪いプロジェクトになってしまったこともありました。
また、いままで、実にいろんな個性をお持ちの方々にお会いしました。
たとえば「これまで一度も締め切りをはずしたことがない」という業者さんがいらっしゃいました。締め切りを守った仕事をしてくれるとたしかにありがたいものです。しかし私は、実はそういう方は苦手なんです。これまでに締め切りをはずしたことが一度もないということは、「もしあと2日猶予があったら、これこれこんなこともできるのですが、どうでしょうか」なんて提案は一度もしたことがないのでしょう。つまらないです。どんな仕事だって、やっているうちに新しい可能性が見えてくることがあるでしょうに。安全確実な業者さんであっても、よいパートナーかどうか、となると、疑問符がつきます。
逆に、気持ちがのっているときはきちんとした仕事をするけれど、のらないと1字も書けないという方もいらっしゃいました。それでもそこそこの実績をあげているところをみると、気持ちののったときの仕事が本当に素晴らしいものなのでしょう。遅くても価値ありとなれば、生き残れるのですね。
●クライアントの使命
moo さん ( 2001年 08月 06日 08時 10分 45秒 )
まるみねこさんのご意見を拝見して、ふと思い当たることがあったので、書いておきます。みなさん、ご参考まで。
クライアントが仕事をアウトソーシングする、というのはどういうことか?
家庭構成で例えると、給料を取ってくる大黒柱がいて、その資産を決められた範囲内で運用するパートナーがいる。この場合、大黒柱がクライアントですね。で、在宅ワーカーがそのパートナー。でもこれは一夫多妻制だったりする(笑)。
「今日はA子を連れて行こう。だって良く気がつくから」「今日はB子にしておこう。見栄えがいいし、かっこいいから」「今日はC子でいこう。だって面白いし」ってな具合になってくる。
良く気がつく=きめが細かい、見栄え=仕事の完成度が高い、面白い=独創性と言えばわかりやすいですね。これがいわゆる「適材適所」ってやつです。まれに「見栄えが良く、気働きもして、しかも独創性もある」というパーフェクトに近いパートナーもいます。こういった方はあらゆる場面で登用され、引っ張りだこになります。>ね、卓也ママさん。
で、私が考えるところのクライアントの使命というのは、
1.太っ腹であること
2.それぞれの個性が最大限活かせるフィールドを用意する
3.仕事を進めるうちに意外な結果が出てきたときは、柔軟に方向転換できること
・・・だと思うのです。
でも、この大黒柱だって、時にはストレスでナーバスになっちゃうこともあるので、あんまり理詰めで責め立てられると、「や〜めた」と突然、手の平を返すこともある。
そのためにはゆらり、ゆらりとオトボケをかましながら、上手に付き合っていく術を覚えましょう。
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