これが血液健康法だ NHK試してガッテン放映

●ドロドロ血液

血液中の糖分や脂肪分が多いと、血液全体の粘土があがり、細い血管内を流れにくくなり、これを
ドロドロ血液と呼んでいる。また、その状態が長く続くと、赤血球が硬くなることも指摘されている。
直接の危険は少ないが、動脈硬化や血栓・高血圧を促進すると考えられる。番組で行った実験では3日
間の食事コントロールで暴飲暴食の人はドロドロに、健康食(魚や野菜中心)の人はサラサラに変化した。

●血栓予防の野菜・魚

椙山女学園大学の並木教授(放送時点)の研究。野菜・果物については、ひとつずつすりつぶして
血液中の血小板が固まるのを防ぐ効果を直接測定した結果を点数化したもの。魚はDHA・EPAの量
をもとに計算したもの。魚についてはアブラののった青魚が点数が高い。1000点以上の食事1回で、血
小板の固まりやすさを10〜30%程抑える。
なお点数化した意味は、効果の高いものよりメニューにとり入れやすくするとの意図。

●活性酸素を防ぐ食品

これも並木教授が、ひとつずつ測定したもの。酸化を抑える成分は数百種類が知られており、それぞ
れが複合的に働くため、必ずしもビタミンA・C・Eの多いものほど良いとは限らない。動脈硬化の原因
となる「コレステロールの酸化」を抑える。活性酸素の影響を人体内で測定する方法は確立されていない
ので、野菜の効果も、体内では測定できない。したがって1日の目標点は定まっていない。

●高血圧の定義

WHOの定義では上が 140以下、下が90以下を正常。上が 140〜 160、下が90〜95を境界域。上が160以上、
下が95以上を高血圧としている。
上が 140、下が90以上が「高血圧」という定義を用いる人もいるが、それは「境界域ならまだいいや」と思わ
ないためのこと。番組では「すでに高め」の人が少しずつでも下げるために現実的で有効と考え、WHOの定
義を採用している。

●3週間で血圧を下げる方法

監修:横浜市立大学病院 栃久保助教授

内臓脂肪の多いタイプの高血圧に有効な方法で、高血圧の人の4割くらいの人で血圧は下がる。内臓脂肪
1キログラムで2〜5下がるというデータがある。自己管理を徹底することで逆に励みになる、というやり方
で、ポイントは・塩分のチェック ・運動量のチェック ・体重のチェック の3点。

●タバコはそんなに体に悪い?

心臓病や脳卒中に関して見れば、喫煙者の死亡率は非喫煙者の2倍になっている。現時点での動脈硬化の
特効薬でさえ死亡率30%下げるのがやっとであることを考えれば、「体にいいこと」を多少とり入れたところ
でタバコの害の前では無に等しい。なお、一部の人にはタバコはメリットもあるので、吸いたい方はどうぞ。

●オリーブ油は血液によいと言われるが…

これについては学会でも諸説あり、断定はまだできない。現時点でただひとつ言えるのは、大半の日本人
は油脂の摂取量が総量でオーバー気味だということ。

この状態でオリーブ油が増えることはマイナスの方が大きいと考えられ、過大な表現により勧めることは
問題がある。
地中海地方の人の死亡率が低いことは注目されるが、魚類・野菜類の摂取が多いこと、一日の総エネルギー
摂取が低いことを考えあわせると、単にオリーブ油がよいというだけではないと考えられる。

●赤ワインは活性酸素を抑える…

赤ワインに含まれるポリフェノールは活性酸素を確かに抑える働きがあるため、他の酒と比べれば効果
はある。ただしそれがアルコールであるということをよく 考えるべき(中性脂肪を高めたり、つまみが
必要になったり)。

※赤ワインやオリーブ油は最近他のマスコミが盛んに効果をうたいあげてはいるが、一面的なとらえ方を>br> したものが多く、無節操な過剰摂取は問題となる。決してそれ自体が悪いということではない。いろいろな
食品を数多く、量を少なめに摂ることが望ましい食生活。