ナス管222使用単球再生検波式
1999年12月完成
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・左は比較用のオーディオ用カセット

大きさ:153mmx100mmx61mm(つまみ部除く)

特徴: トリエーテッドタングステンフィラメントのナス管UX−222を使用。     
煌々と輝くフィラメントを持つナス管により、独特の雰囲気。

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                                                                                    少し暗い場所で。

     使用球   : 再生検波  UX−222

     回路構成: 再生検波のみ

      回路図   :それ程変わったところのない再生検波式のラジオなので回路図は省略します。

      回路について:
             再生の調整は6AB8レフ高一と同じ方法で、再生コイルをVRでショートする方法です。
         検波管の負荷はイヤホンとのインピーダンスマッチングを兼ねたチョークトランスになって
         います。222のフィラメント電圧は3.3Vは、単3 3個 4.5Vから単純に抵抗で落として
         得ています。バリコンはトランジスタラジオ用の親子2連バリコンですが、最初親側のユニット
         のみを使用したところ、受信周波数範囲がやや狭かったので親子両方のユニットを並列に
         接続して使用しています。このためバーアンテナのコイルは少し巻き数を減らしています。

     電池: A電池:単3 3個 4.5V 抵抗で3.3Vに落として使用
         B電池:006P 6個 54V

      使用部品:
     ・主要部品はトランジスタラジオ用のものを使用。
        バリコン          :ポリバリコンを使用。シャフトは延長シャフトを取り付け、
                                    普通のつまみを使用
      検波管の負荷 :イヤホンとのインピーダンスマッチングを兼ねたチョークトランスを
                  使用。25mm角位のコアに合計8000T巻き、2000T目にイヤホン
                  用のタップ。
           イヤホン      :セラミックタイプのイヤホンを使用
           外装、       :上面板3mm厚、他2mm厚の透明アクリル板で自作

       外装、構造 :
             操作部のある1枚板の上面板に全ての部品が取り付けられ、下側から箱型をしたカバーを
          かぶせるような構造になっています。上面板はねじ1本で固定され、このねじを外すことにより
          上面板と一緒に全ての部品を引き出すことができ、この状態メンテナンスすることができます。
          バリコンは延長シャフトを取り付け普通のつまみを付けています。

        性能、他 :
               普通の電池管のフィラメントは暗い所よく見てようやく灯っているのがわかる程度ですが、
            トリエーテッドタングステンフィラメントの222はフィラメントが明るく輝き、見ていて楽しい
            のでこれを使って何かラジオを作ってみようと考えました。入手した222が2本だけだった
            ので1球の再生検波式としました。しかし完成してみるとポリバリコンやバーアンテナとナス
            管の組み合わせはさすがにちょっとアンバランスな感じでした。
             
1球の再生検波式なので感度は十分とはいえませんが、内蔵のバーアンテナのみで
      鉄筋の室内で当地(大阪寝屋川市)の地元の局の内、3局程度を実用的に受信すること
            ができます。

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