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Message  #   1 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 94/04/13 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガ・医療ネットへ入会

このたび入会いたしました。
よろしくお願いいたします。
私は医療の専門家ではないのですが、ワキガの保護と研究活動をしています。
医師の方にはそれぞれに専門があり、その中でワキガというのは魅力のある
ものではないと思います。ところが、それが欧米のワキガ文化と比較する国
際的な文化論的なものとして考えたらどうでしょうか。

昨年はアメリカへ行き、デオドラント・スティック、あるいはデオドラント
・リキッドと呼ばれるワキガ防臭クリームを数種類買ってきました。コンビ
ニから小さな雑貨店のような店までいたる所で売られていました。日ごろ日
本にいてもワキガなど縁の無い多くの日本人にとって、どんなに観光客が多
くなろうとも気が付かれない物です。ただ、私にはこの文化の違いに恐ろし
さを感じるほどでした。

私は、欧米人が皆汗臭いと言いたいのではありませんが、残念ながら結果的
にそう思われる事が多いようです。私としては、欧米ではこの問題にかなり
理解が深いという事を参考に、日本人にも見習ってほしいと思うだけなので
す。
絶対的な人数の少ない日本のワキガ患者は、世間には全く未知の物です。身
近にワキガ患者がいれば「そんな事くらい気にするなよ」と軽くあしらわれ
ながら、ほとんどの環境では存在しないのが当然で「病気持ちも嫌だけど、
ワキガっていうのも臭いんだってね」などとお茶でも飲みながら噂話のネタ
にされます。「気にするなよ」という言葉も、所詮はよく知らないから出る
言葉だというのはワキガ患者だけが実感していることです。

私が気にしているのは、ワキガには遺伝性があるという事です。遺伝するも
のであれば文化としてとらえなければなりません。
私の親は戦中戦後派の労働者階級で、エチケット感覚もお洒落感覚もなけれ
ば子どもにどういう教育をすればよいのかも知りませんでした。日本には全
くそのマニュアルさえ無いのです。
これから始めなければなりません。

皆さんの意見や経験談などを頂けたら幸いです。なお、私は手術をして無臭
になっており、個人的な治療のアドバイスよりも、ワキガそのものに対する
意見を頂けたらと思います。

西洋体史

Message  #   2 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 94/04/13 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガ保護のPRです

ワキガは気にしないより、気にするべきだと思います。だから欧米では、デオ
ドラント用品が多く研究開発されているのだと思います。

欧米人は汗臭くありません。デオドラント・スティック臭いのです。
その点、私は日本人の認識の浅さを改善したいのです。

ワキガはやはり、自分に降りかからないとピンと来ないでしょうか。独身者な
ら、自分の気に入った相手が後でワキガだと判ったり。既婚者なら、自分の子
どもが成長した時にワキガが遺伝することを想像したり。

誰もが目を見張るような素肌美人が、実は人知れずワキガで悩み、手術した人
かも知れません。応用を利かせて下さい。現時点でワキガ臭いというワキガ患
者は、余りいないと思います。

西洋体史

Message  #   3 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 94/04/30 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガを嫌う看護婦さん

ワキガ保護の報告です。
看護婦も嫌がるワキガ。

ワキガは故意的な厚化粧や、風呂に入らないといったものから来るのでは
ありません。出てしまうのです。
他人はどうであれ、本人が一番悩みます。
それでいて、もっと小さな症状でも需要さえあれば多くのクリニックがで
きたりして、一般社会に馴染んでもらえます。

最近、体験就職とでも言いますか、近くの病院に勤務しています。
その中にワキガの患者(ワキガで入院しているのではない)がいるのです
が、看護婦達がその人の事をぼろくそに言うのです。「あの人の病室に入
る時、あたしなんか深呼吸して、息止めて行くのよ」だそうです。
私はそんな話を微笑たっぷりで聞いているのですが。看護婦さんも、自分
の担当の科以外の身体の症状は関係ないようです。

その一方でワキガ手術を行っている病院では、ワキガ患者の精神的な悩み
までしっかり保護してくれるような態度が、その病院の案内書などに見ら
れます。お客様ですからね。

ワキガ・クリニックの案内書や皮膚病の本には、かならず「日本人は1割、
欧米人は9割の人がワキガ症」などと書かれています。こんな事はニュー
ヨーク・タイムズにでも載れば一大国際問題ではないかと思うのですが、
キガの本という知られざる世界の中だけに、その中だけで書きたい放題
というような気がします。

ブスとかデブで死にたいほど悩んでいるといった美容整形の域と違って、
ワキガは身体の正式な症状だと思うのですが、いかがでしょうか。

西洋体史

Message  #   4 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 94/06/30 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガの印刷物

ワキガ関連のお知らせです。
私には、ワキガ保護を訴える英文のチラシが3つあります。1号と
2号は93年夏に印刷、3号は現在印刷中です。
この3つは昨年より文章を Nifty の英語だけの世界、Nifty-ES の
掲示板にたびたび載せています。

3月に掲載した時は、ある外国人の方が「おまえこそ本当に臭い」
というタイトルで掲示板に載せ返して来ました。私はすぐに「臭い
人は日本では障害者です」というタイトルで「どこが間違っている
のか教えて下さい」と掲示板に載せ返し、本人にもメールを送りま
した。
残念ながらどこが悪いかという説明はもらえませんでしたが、「ご
めんなさい。読んだのが深夜で」どうのこうのという返信メールが
送られてきました。
その反面、 Compuserve のあるフォーラムに送ったときには、別の
外国人の方から、「デオドラント・スティックは我が家で活躍して
くれている」と隠すことなくメッセージを頂きました。

今回、6月後半にも Nifty-ES の掲示板にアップしました。 Nifty
に加入している方で、興味がありましたら目を通してみて下さい。

なお、私自身が英語を喋れるわけではなく、チラシの英文は翻訳会
社に依頼したものです。

しばらくはDM制作に時間を取られます。その後は、私の勤務する
病院にワキガ感染症を少しずつ染み込ませ、次に再び海外のネット
への布教を予定しています。また、今でも数少ない国内のワキガ用
薬品の収集や、汗を抑える漢方薬のテストをしています。「いい汗
かこう」などと言って汗を気にしない伝統から、日本は大変に汗の
研究が遅れているそうです。

Message  #   5 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 95/10/12 22:22:10 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガの印刷物

 謹賀新年
 以前にお邪魔をしたデオドラント問題の●●です。
 昨年は10月にロサンゼルスへ行き、デオドラント・スティックを7種
類買って来ました。20種類くらいある内の7種類で、要は会社名を知り
たかったのです。日用品店ならばどこででも、シャンプーや歯磨きと同等
に売られています。この文化の違いは何でしょうか。日本人に向かって「
気にするな」などとは、誰にも言う資格はありません。アメリカ人こそ気
にしているから、デオドラント製品があるのではないですか。日本ではそ
れらを買うこともできないので、臭いが出るばかりです。また、買えたと
してもその香りを受け入れる文化が日本にはありません。他人から「気に
するな」と言われた時点では、その人はもう気になって手遅れな状態です。
 デオ・スティックは日本でも有名なエイボンや、シーブリーズなどを売
っているブリストル・マイヤーズ、オールド・スパイスなどからも出てい
ます。日本の化粧品会社も知ってはいるのですね。隠しだてするとクロス
ボウで打ち抜いてやる・・・というのは冗談ですが。私はクロスボウと「
ランボー」タイプのアーチェリーを持っているのですが、コンピュサーブ
にクロスボウと矢ガモの話を送ったら、結構皆さん面白がっていました。
デオドラントの話をすると嫌がっていますがね。当然、ロスではロサンゼ
ルス・ガン・クラブに2日ほど通い、銃規制を考えながら、ベレッタ72
F、ガバメント、パイソン357、グリズリー・ウイン・マグ、AK47
などを試してきました。米国製M16自動小銃はオリジナルの5.56弾
丸を使わせてくれないので・・・とか言ったりして。
 私は何の資格も無いのですが、昨年11月より近くの総合病院へ勤務し
ています。少しでも医療関係が動いてくれれば、と思って今までの職歴を
すべて捨ててしまった次第です。
 では。

Message  #   6 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 94/06/04 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガでコミュニケを

ワキガを取りまく環境に興味を持って頂きたく、メッセージを送りま
す。

一時的な病気や痛みと違って、持続的な症状には必ず患者同志の会や
ら情報交換の場など、何らかの形で接点があります。
それがワキガにはありません。

「人知れず悩んでいるあなたへ」など、「人知れず」がワキガ・クリ
ニックの宣伝文句に使われているほど。

第三者にとってワキガは他人から話題に出されてはじめて「あ、そん
な病気もあったな」に始まり、「そんな事くらい、気にしなくてもい
いんじゃないの?」と当てずっぽに意見を出すだけです。
そうかと思えば、耐えきれないくらいの香水をつけている人を陰で「
あの臭い、ワキガじゃないの?」と決め込んだりします。

日本の文化は、欧米と違って「初めからワキガで悩まなくてもよい生
活習慣」というのがありません。
そうした中で、まず自分から悩み出した人に、後から他人が気休めを
言ってももう遅いと思うのですが。

また、勿論中にはワキガを気にしないワキガ患者もいるでしょうが、
その人の意志を一般的に広めることも日本では出来ずにいます。
とにかく、接点の無い症状なのです。

どうしたら良いですか?
本当に、今まで放任されすぎていたと思うのですが。

Message  #   7 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 94/07/17 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガの欧米スターたち

  NIFTY,PC−VANの掲示板に不定期に掲示している、仲
  間募集のお知らせです。

 ワキガの俳優C・イーストウッド

  T・シャツ一枚で走るとき、例え演技とはいえ腋の下にたっぷり
  と汗をかいているクリント・イーストウッド。
  1993年度アカデミー賞受賞作「許されざる者」では西部劇な
  がら、売春婦が客を取る前に、丸いブリキか何かの缶から白いク
  リームを取って腋の下にすり込みます。
  あれが100年前のデオドラントでしょうか。
  洋画や欧米人の出るスポーツ中継を見ると、その内の何人かは服
  の腋の部分が汗で濡れているのが分かります。
  皆さんも気にして見ていて下さい。

  昔、一時よく言われたこと。
  「世界を代表する男前と言われるアラン・ドロンに会ったんですけ
  ど、ワキガの臭いがプーンとしていたりして(笑)」
  イメージ・ダウンにショックを受けたわけです。

  ワキガについて意見を聞かせて下さい。
  ワキガ保護の会

Message  #   8 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 94/07/17 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガ保護 IN ロサンゼルス

NIFTY,PC−VANの掲示板に不定期に掲示している、仲間募集のお
知らせです。

ワキガ保護 in ロサンゼルス

ワキガ保護の会です。
ロサンゼルスへ行って来ました。
日本人が体臭と言うとき、分泌物としての体臭か香水の香りかハッキリしな
い面があります。
日本では一応分泌物を指しますが、私が欧米を例に出すとき、香水の匂いと
受け取られるようです。
誰も、オナラが自然に出てしまう人に「そんな事で悩むな」とは言えないで
しょう。
西洋人の印象が悪くしてしまう知られざる事実として、彼らの多くはワキガ
症だと言われます。
アメリカでは腋の下につけるクリーム・スティックが、歯磨きやシャンプー
と同等にマーケットなどで売られています。日本では絶対に見かけない物で
すが、欧米はデオドラント先進国なので分泌物の匂いより、もはや、この匂
いしかしないのです。
一般に「欧米人は香水の匂いがきつい」と言われますが、香水ではなく、こ
のクリーム・スティックの匂いの方が多いようです。
私も、七種類を買ってきました。買ってきたのが七種類なわけで、実際には
二十種類くらいは売られています。

この文化の違いをもっと研究したいと思います。
皆さんのまわりに患者さんはいませんか?

Message  #   9 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 94/07/17 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガ・多汗症の初夏

NIFTY,PC−VANの掲示板に不定期に掲示している、
仲間募集のお知らせです。

ワキガ・多汗症の初夏

世間にその症状さえも余り知られていないワキガ・多汗症。

それゆえ、患者は闇に消され、人知れず悩んでいます。

皆様が患者でなくとも、どうか意見を聞かせて下さい。

特に、もし近くに患者がいましたら、その人への意見や感想などを

お願いします。

皆様の中に患者がいましたら、なおさら日頃の考えを聞かせて下さい。

秘密厳守!!!!!

Message  #  10 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 94/09/14 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガ記事がホスピ誌に

ワキガ記事がホスピ誌に

9月8日発売のホスピタウン誌にはワキガ手術のリポートが掲載されています。

顔や髪の毛などの外観で悩むのは本人の勝手という風潮があります。そして、特に
気になる人は勝手に美容整形をするのだと第三者は思います。
ワキガで悩むことも、その部類に入れられがちです。「我々には関係ない事だが、
特に気になる人は勝手に手術でも何でもしている」と。そこで私は、「そんな個人
の勝手な問題ではない」と訴えるのです。

ワキガの特集記事などを見ると、たいてい「Aさんはこうしてノイローゼにかかり、
Bさんはこんな恥をかいたことがある」として「ところが、この手術方法はそんな
人たちの悩みを解消してくれる」などと結ぶだけです。
では、その治療なり手術をするのは本人の勝手で済まされる事なのでしょうか。
それらの特集記事でも認めている通り、ノイローゼになる人や登校拒否になる人た
ちは前もって実在しているのです。各社の記事でも出版物でも認めているではない
ですか。

前もってノイローゼになる人がいるなら、これからはノイローゼになるような人を
出さないようにするのが先決でしょう。
それにはワキガ文化を変える必要があるのです。

Message  #  11 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 94/09/16 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガ臭の消えた六本木

ワキガ臭の消えた六本木

私の作った英文チラシは、六本木交差点周辺にもいくつか設置しています。
それらのチラシに限っては、別に欧米人と面と向かって対話をするのが目的では
ないので、人目について話題になればいいと思って設置しています。
六本木交差点からアメリカ大使館方面に下って行く所には、夕方から次の日の明
け方まで多くの欧米人がたむろしています。特に黒人さんが多いのですが、去年
の夏は彼らの間を通るとデオドラント・スティックのつんとした臭いが誰にでも
漂っていました。
何系の臭いというのでしょうか、デオドラント・スティックは日本では売られて
いませんがアルミニュウム系の薬品が使われています。日本でアルミニュウム系
の薬品を使用した汗止め製品は「ベビー・パウダー」として知られるシッカロー
ルくらいです。

さて、今年の夏は異変が起こりました。彼ら、黒人さん達の間を通り抜けても、
デオドラント・スティックの臭いが全くしないのです。私は去年の夏から英文チ
ラシを設置し、夏場だけでなく、クリスマスの日にはクリスマス用の飾り付けま
でチラシに張り付けていました。その結果が、デオドラント・スティックの臭い
さえ全くさせず、「俺達欧米人は全く無臭だぞ」という主張をするようになった
のであれば、私の作戦失敗なのです。
ただ、裏を返せば影響力もあったという事で、私の名前も多少は知られてきたの
でしょうか。

Message  #  12 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 94/09/16 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガと欧米の子ども

ワキガと欧米の子ども

私の英文チラシは東京都下、横田米軍基地周辺にも設置しています。
この前、在庫を確認しに行ったところ、両親と小さな子どもの欧米人3人家族が通りす
がりに、私のチラシを一枚ずつ抜き取っては眺めていました。私もしばらくその光景を
眺めていたのですが、小さな子どもが「BODY−ODOR」と大きく表紙に書かれた
チラシを見ている姿は何とも可哀想な気がしました。東京都下、府中市に調布アメリカ
ン・スクールというのがあり、その周辺を今年のターゲットにしようと思っていたので
すが、横田の光景により延期しています。
ただ、私はこの問題を単なる患者の訴えではなく、民族学上の問題にまで発展させたい
ので、避けてはいられないのですが。調布アメリカン・スクールもあくまで延期中とい
うだけです。
「子どもにまでそんな問題を押しつけるなんて可哀想」と思う方は、このテーマに付き合って下さい。

Message  #  13 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 94/10/06 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガ広告へP&Gから

 ワキガ広告へP&Gから

 1994年9月19日、マックス・ファクターや花王P&Gで知られていた
化粧品会社P&Gのお客様相談室から電話があった。
 私のチラシはアメリカのいくつかのデオドラント・スティック販売会社に送
ってあったが、その3通目にして米国プロクター&ギャンブル社から日本のP
&Gに転送されて来たという。
 ちょうど、その1ヶ月くらい前にも電話があったが私がたまたま不在であっ
たところ、すぐに手紙が届き、「問い合わせの商品は製造されていません」と
いった内容で、その上、今後もさらに問い合わせる場合は電話でという連絡で
あった。ところが封筒にも手紙にも電話番号が見当たらず、たまたま1ヶ月く
らいの日にちが経ってから、私から正式にワキガ印刷文の1号、2号、3号を
同封し、またアメリカ本社の反応や対応と日本でのワキガ症の人を集めての検
査やアンケートを行ったことがあるかどうかを訪ねた。そこで、その回答とし
て再び電話を頂いたものである。

1.「私は商品の注文をしたのではないが」という質問とまでも行かない私の
  意見に対し、「文章の意図がよく分からないのでそうした」という返事。
2.「アメリカ本社からの反応や日本に転送してきた際の指示などはどんなも
  のか」という質問に対し、「米国本社で受けた苦情や問い合わせも、本人
  の国名が分かっている場合はその地域の担当者から応対させられるので、
  米国で受け取った印刷物が直接転送されて来ただけ」という返事。
3.「3通の内、どれが転送されて来たか」という質問に対し、「3号だけが
  転送されており、1号と2号は転送されておらず、今回初めて見た」とい
  う内容の返事。
  3通の印刷物はそれぞれ期間をあけてアメリカへ送ってあるのに、3通目
  にして転送されて来た。
4.「英文の内容は理解できたか」という質問に対し、「こちらでも大体の所
  理解できている」という返事。
5.「デオドラント・スティックを見たことがあるか」という質問に対し、担
  当者自身は「見たことは無いが、こちらに世界の製品集一覧があり、それ
  を見てこれかなと思う物は載っている」という返事。
6.「貴社にはデオドラント製品はあるか」との問いに対し、「日本でよく見
  られるスプレー状の物はある」という返事。また、「それには実際にワキ
  ガ患者を集めた臨床実験などをしているか」という問いに対し、「してい
  ない」という返事。
  ワキガの消臭を研究していない腋の下のスプレーとは一体何であろうか。
7.以前にもらった手紙に「問い合わせは電話で」と書いてあったので、あら
  ためて電話番号を尋ねると、「それぞれの製品にフリーダイアルが載って
  いるのでそこへ掛けてほしい」との事。では日本で販売されていないデオ
  ドラント・スティックについては、どこへ掛ければよいのか。

 なお、デオドラント・スティックといったワキガ・多汗症防止用品の開発予
定は今後とも無いという連絡が、最初に頂いた手紙に書いてある。アメリカで
販売されているデオドラント・スティックには「24時間汗止め、消臭」など
といった見出しが付いている。
 以上、ワキガという正式な人間の症状であるが、知られてもいなければ需要
もないという欧米とは違った環境の一例を紹介した。

Message  #  14 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 94/10/12 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガ IN 同愛の先生

ワキガ in 同愛の先生

最近、同愛会病院皮膚科の小菅正規先生という人が書いた「皮膚の悩み解消
法」という本を買いました。残念ながら、そこでのワキガの欄を見るとワキ
ガ患者の苦労をどうもご理解頂けていない様子。
そういえば同愛会といえば、カズ・ネットのシス・オペ先生の病院でしたか。
いや、同愛記念病院?・・・違うのかな。

ところで、カズ・ネットの昔のメッセージを見ていたら、看護学生の女の子
からのメッセージがありました。ただ残念なことに、その後に彼女が相手に
された様子もなく、医師同士のやりとりが続いているようです。勿論、個人
的な電子メールがあったかどうかは知りませんが。
草の根BBSでは仕方の無い面もあるのでしょうが、看護学生ではダメかも
しれませんね。
最近、看護婦と医師の身分の違いなどを考えるうち、
医師と弁護士では、
医師とパイロットでは、
医師と刑事では、
医師と一流企業の社長・財閥では
どちらが身分が上かなどと、試しに比べてみたりしています。
日本の医師は身分が高すぎますね。いや、悪口ではないですが、一部の医師
達には「俺達は偉いんだから、何でもできるんだ」くらいの態度でいる人が
いるという事です。
様々な企業が民営化され、おまわりさんまで一般人には気持ち悪いくらい丁
寧になったのに、残る権力者は学校内だけでの教職者とあとはこれこれです
ね。

Message  #  15 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 94/10/12 Section 3: 全国医療ネットへの送信文

Message  #  16 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 94/11/10 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガへ六本木から

ワキガへ六本木から

  先日10月15日の夜、六本木周辺に英文のビラを設置してきたところ、翌朝午
前5時頃、日本人ではないようですが、かなり上手な日本語で電話がかかってきまし
た。下品な言葉があり、申し訳ないのですが、紹介いたします。
・・・「はい?」
「おまえの妹は可愛いか?」
・・・「はあ?」
「おまえの妹は可愛いか?おまえの妹はオマンコ好きか?」
・・・「おたく、どなた?」
「おまえの文章読んだよ。おまえの妹はやりたがってるか?」
・・・これだけ言い切ってすぐに電話は切れました。
  私の英文のビラには、日本人のワキガ問題を取り上げ、中には私の妹の事も書か
れているのですが、欧米人を侮辱したような文章はありません。それでもワキガ問題
を取り上げることは、彼らを怒らせてしまいます。
  しかし、私は動じません。かえって六本木にもっと、火を着ける計画を立てるよ
うになりました。

  ワキガに対して何も関係ない人は、「そんなに気にする事ではない」と言い切っ
てしまいます。ところが気にするも気にしないも、ワキガに関して話をする機会さえ
今の日本には全くありません。一軒の家族で、暗く話し合っているのが実状でしょう。
遺伝性のあるワキガに対して、子どもの教育方法はどうするか。親子代々一軒の家族
だけで手術をしなければならないのか。結婚相手に「私の子どもはワキガになるよ」
と言えるか。自分は気にしないと言うワキガ症の人も、その子どもがワキガを気にし
ないという保証は何処にもない。など、今の日本では全く解決していません。

  今、私がやりたいのは、ワキガを考える集団を作ることです。本当に気にしなく
て良いのなら、かえって話をしても良いことになりませんか。

  他人から「気にするな」と言われる問題が、六本木では小さな国際問題になって
います。どうやら、日本人がワキガを気にしないのと、欧米人がワキガを気にしない
のでは全く意味の違う人類学上・歴史学上の事の様です。
  まあ、最近は銃による事件が多発していることもあり、私も撃たれてみますか。
いや、私が撃ってもいいし。私がアメリカへ行ったときは、デオドラントの視察と、
ガン・クラブでの実弾演習しかやることがなかったのです。

  ワキガとはコメントする気にもなれない、くだらない事か・・・。それとも、欧
米人から脅迫されるのが恐ろしくて、コメントもできないような事か・・・。いかが
ですか。
  早くも1カ月近くが経過した今、私も妹も無事です。

Message  #  17 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 95/01/04 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガ臭いぞ、出ていけ!

ワキガ臭いぞ!出ていけ

 日本のワキガ症の人というのはバカばっかりだ。
 時代が時代とはいえ、昭和初期にもなれば相手がワキガだと分かると強
制結婚や相手不明の縁組も無いだろう。まして家柄を重んじているような
上流階級ではかえって反対されること間違い無しだ。
 そうした中で相手がワキガだとも知らずに結婚してしまうのはよほどの
バカだ。
 そして、数少ない例外を除いて、そのバカな親から出来た子どももほと
んどバカだ。私が今まで会った「こいつワキガだ」と思った人はみんな学
歴から人格から会話内容から人生経験の生かし方から頼り無かった。自分
がワキガ臭いことに関しては、バカづらして不貞腐れているだけだ。
 ワキガ症で頭の切れそうな人とは会ったことが無い。いや、頭のいい人
は、ワキガだったとしても人と会う時は消臭済みだろう。その様な人に話
を聞きたい。

 私の両親は昭和初期の人だ。父親がワキガで、母親は鼻が悪くにおいが
分からない。母親は元来呼吸器系が悪いようで、15年ほど前に気管の手
術をし、未だに具合が悪い。そして結婚は周囲の親戚の勧めで、代行見合
いによる結婚だった。
 父親は当然自分のワキガ臭をどうしていいか分からなかったし、子ども
にどう教育していいかも知らなかった。今の日本でさえ明確にされていな
いのだから、当たり前だ。

 それが日本の歴史だ!!!!

 しかもワキガ症の人でさえ、遺伝性があるという意識を持っていない。
だから自分の治療だけで必死になる。
 ワキガ症の人でさえ,ワキガをよく知らないのだ。

 この日本の姿を世界に知らしめてやる。たとえ「そんな事気にするな」
式に臭い物にフタをされようと,日本のワキガ史をここまで表に出したの
は私が初めてなのだから仕方が無い。
 小さな「世界一」だ。

 当然、私もバカな男だが、その私が出現したのもワキガ史のした事だ。

Message  #  18 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 95/01/05 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガ臭いぞ、出ていけ・その2

ワキガ臭いぞ!出ていけ・その2

ああ、痛い。うう、痛い。
私は患者だ。弱者の立場だ。

 肝心なことを忘れていた。ワキガは痛みが無いために患者として認められに
くいが、私には痛みがある。
 私は十数年前にワキガの手術をしたが、それ以後皮膚がひきつって痛みが伴
い、傷も残り、男なのに毛がはえていない。これが案外一般生活に支障をきた
す。
 人間の身体というのは、一度傷付いてしまうと完璧な以前の身体には戻らな
い。法律で唯一人間の身体を切り刻むことのできる医師なら知っているだろう。
たとえ100%完璧な手術であったとしても以前の身体ではない。それがワキ
の下ならなおさらだ。皮膚と肉をはがして、その中をほじくるのだ。

 なに?今はいろいろな良い方法があるだと?
 では、どれが一番だと分かるんだ。また、何でその中から選ばなければなら
ないんだ。ワキガの手術は自動車セールスか。旅行のための温泉選びか。
 欧米人は手術しなくても良いのに、何で日本人だけが病院へ行く必要がある
んだ。それも、ワキガには遺伝性がある。親子代々手術するのか。結婚する時
に子どもの手術の契約書でも作ってもらうか。「この子も手術するんだ」と思
いながら、子育てするか。

 では、逆説的な事を訪ねる。
 確かに、私が勝手に手術をしてもらって、その後痛みだしたのだから仕方が
ない。それなら、ワキガの手術をしない場合、今の日本人はどうしたらよいか。
 私はもはやワキガではない。つまり、皆さんの仲間だ。
そして、自分がワキガでない振りをして、他のワキガ症の人をバカにすること
もできるのだ。
 今、ワキガ症の若い子を探している。勿論、仲間にするとは限らない。試し
に大勢の前でホントの事を言ってやろう。「おまえ、臭いよお」と。その子が
学校でいじめにでもあって自殺でもしてくれたらしめたもの。
 その時、その子を霊前で誰よりもいじめてしまうのは、「何もワキガくらい
で死ななくてもいいのに」と言う皆さんだろう。
 私にはただ、それがテレビのニュースになればよい。

Message  #  19 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 95/01/16 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガ臭いぞ、出ていけ・その3

ワキガ臭いぞ、出ていけ・その3

93年夏、あるアメリカ人と結婚した日本人女性から頂いた文章である。

***********************************

 アメリカ人にとってデオドラントは「アメリカンたる者、清潔でなければな
らない」というのが基本にあると思います。これは昔、石鹸会社が張った一大
キャンペーンだとか・・・また、この前TVで「俗に言うワキガの人は、日本
人では10人にひとりの割合、欧米人では10人に9人の割合・・・」と言っ
てました。そうすると必然的に気を使うようになるのでしょうね。彼等は「臭
い」と言われる事を恐れています。ホント、無頓着なうちのダンナでさえ「臭
いよぉ」と一言言うとシャワーへ直行します。ほとんどの人がワキガですから、
デオドラントは彼等の必需品という感じなんでしょう。「おしゃれ」以前のも
のですね。
 基本は1日に2−3回はシャワーを浴びて、そのたびに******さんが言って
たスティック状のヤツを脇の下なんぞにゴシゴシ塗ってますね。そして、そい
つの蓋の部分には「24時間効果が保つ!」なんて書いてあったりする。その
後、コロンやトワレをつける人もいます。彼等はとても清潔好きです。日本人
にとっても好ましいくらいに。

***********************************

  ワキガ大国のアメリカ人でさえ、体臭に神経を使ってワキガを気にしてい
るのに、日本人同士の間では、なぜ「そんな事くらいで悩むことはない」と言
われてしまうのだろうか。よく知りもしない人の無責任な発言に過ぎない。
  これは、けがをした人に元気な人が「大丈夫だ、しっかりしろ」と言うよ
うなものだ。例えば、自分の婚約者が後でワキガだと分かったら、どうにか口
実を着けて解消してしまうだろうし、知り合いの中にワキガの人がいたら、グ
ループの中には入れづらいということもあるだろう。

  私自身、ワキガの人は嫌いである。臭いものは臭いのだから、当たり前で
はないだろうか。同じ部屋にワキガ臭い人がいるのは嫌だし、一緒にバスや電
車に乗るのもいやだ。  ワキガ患者のために綺麗事を言う必要などありはし
ない。

  どこかの集団の中にいて、「この人臭い」と判っていても、誰もが何と言
って良いのか判らない。なにも言う必要が無いから言わないだけという慣れに
よる習慣は今の日本には無い。
  たとえ日頃一緒に生活している人でも、或いは初めて会った人でも、その
人が臭ってきた時、そのような場面でどうして良いのか、日本人には判らない。
  どういったレベルで判断されてしまうのか、「そんな事くらい、大げさに
気にする事ではない」とよく言われる。別に私が慰めてもらいたいのでもない
し、その人自身が私から話を聞いて初めてワキガを考えて物を言っているのだ
から、その人の発言など当てにはならない。
  かえって、どうせ自分には関係無いのだから「ワキガ?ああ、可哀想だね、
あれは」くらいのせりふを言ってアッサリ突き返す人がいても良さそうなもの
だけど、何故かご親切に慰めの言葉をかける。それでいて、その言葉や態度に
は「そんな話したくない」とか「臭い物にはとにかく蓋をしたい」と言いたい
ようにも見える。

  だいたい、臭い物は臭いのだから仕方がない。臭いのだから、はっきり「
臭い」と誰もが言ったらどうだ。
  例えばの話、私の知り合いの医者にパソコン通信のSIGOPがいたとし
よう。彼は自分こそハンドル名を使っているが、自己紹介でパラパラと自分の
子どもの名前は実名で書いてしまったとしよう。例えばの話、その子どもたち
が思春期を迎えた頃、登下校中の彼らに私がこっそり忍び寄り、なにか悪臭を
放つ物を背中に着けてやろう。
  泣きながら帰ってきたわが子に、その医者は「私にはお前が何で泣いてい
るのか判らない。たかがクサイ臭いくらいでどうしたんだ?」と言うだろう。
  いや、もし言わなかったら私がその医者にそのセリフを言ってやる。なに
?私と会った事が怖くて泣いている?・・・それもそうだ。
  でも自分で雑誌や指導書などで調べない限り対処の仕方が得られない日本
のワキガ家族は、毎日悪臭を背負って帰宅してくる。生まれながらに、何時し
か生活習慣の中で対処の仕方が得られるアメリカなどとは全く違う。

  あなたのパソコンはIBMかマッキントッシュか? だとしたら、デオド
ラント民族のアメリカ人が作ったものだ。
  メルセデスやBMW、アウディーに乗っている人はいるだろうか?毎回乗
るたびに西洋人の体臭を感じ取ってみるといい。
  彼らの多くは、デオドラント製品を脇の下にたっぷりと付けてから防塵服
を着て、超LSIを作りに行く。

  ワキガを考えて国際化しよう。最近CompuServeからクリントン
大統領へメッセージを送っている。ホワイト・ハウスのIDは 75300,3155 だ。

Message  #  20 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 95/01/16 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガとブス、ブ男が・・・

 ワキガは美人度、ブ男度のレベルですか?
 ワキガ臭かったり、或はワキガを隠すための香水臭かったりする若い子は決
してクラスの人気者にも、ましてアイドル・タレントやモデルにもなれないと
思います。多分、誰もそうさせてくれないでしょう。
 例えば自分の子どもにそこまで高望みするのもおかしいですが、最初からあ
きらめなくてはならないのも残念だと思います。
 話が飛び過ぎていますか?

 或は、障害とも認められない不運な症状ですか。不妊症で結婚を拒否された
り、視力が無くて希望する職業に就けなかったりする人がいます。
 例えば天皇家の子孫がそれらの人を結婚相手にするのは嫌だと言っても、人
種差別にはならないくらい不運な症状です。ならば、せめてワキガという名も
そのレベルまで有名にしましょう。

 今年の私のテーマは史実です。
 日本にワキガ症があるのなら、世界中にもあるのでしょう。世界中の人達は
どの様に対応していますか。それを調べたいと思います。
 「ブスやブ男も世界中にいるし、それを調べてどうなるんだ?」などと言わ
れますか?。
 まあ、今までに無い初めての事という価値観で行きましょう。

Message  #  21 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 95/01/16 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガは一時閉店、販売中止

 医師は身体修理工だと言ったら怒られるでしょうか。
 「症状に対する一般人の見方がどうのこうの」と生活習慣の話を持ちかけて
も医師は相手にしないのに、「私の症状はこうでああで」と言うと「とにかく
治療を」となってしまいます。

  自動車修理工だって、修理しないで走っている欠陥車が事故を起こしても、
修理工場に来ない限り関係無い事でしょう。
 そう言った医師の役割は遥か昔から決まっていた事で、難病を抱えた人の医
師非難による映画などもあったくらいです。
  そうした中で私はいつから医師に悩みを相談するために医療ネットへ入った
のでしょうか。私は誰にも相談は持ちかけていません。私も専門家のようにな
って、いろいろに利用させてもらったのです。

 「俺、病院て嫌いなんだよ」・・・「誰だって好きじゃないよ、あたしだっ
てお金もないし」などと言って問題を訴えている内は医師には関係無い事です。
まして「何で欧米では何もしなくていいのに日本人は治療しなければならない
んだ?」とか「親子代々手術しなければならないのか?金は誰が出すんだ?」
などという疑問は「治療するのは本人の勝手でしかない」ということで済まさ
れるのです。
 私の幾つものメッセージには興味を示していただけなかったようですが、た
またま私が送った「私もここが痛い、あそこが嫌だ」というメッセージには各
方面で反響があったようです。私としては自分の症状を試しに書いてみただけ
で、悩んでもいなければ治療法を尋ねたのでもなく、まして私には重要な内容
でもないために驚いています。

 私も今の日本では治療は必要だと思います。ただ、患者が病院へ行くまでに
はいろいろな事があるので、その空間の事を調べられれば私は満足です。
 私も悩んでいる人には病院へ行くように勧めます。その為に「ワキガをバカ
にしろ」とも「ワキガをバカにするな」とも、これからも言い続けてみます。

 ワキガ考察歴19年の私では大人の常識としての意見をもらいすぎます。機
会がありましたら、私を中学3年でワキガが出始めて泣き叫ぶ運動部の女の子
だと思って納得させるような話を聞かせて下さい。

 今までに起きた事、手にいれた事、その全てを世間一般に広める仕事をした
いと思っています。ただ、私自身を私のメッセージによって装飾してしまった
のでしょうか。一人のメッセージには一人の顔しか浮かべてもらえないのだか
ら、仕方がありません。
 残念ながら、医師は医師としての意見しか持てないし、パソ通はパソ通の範
囲でしかないと最初から予定していました。
 たまたま私からの一方通行になってしまっただけで、様々な専門知識や、多
くのワキガ患者との意見交換やアンケート調査がもらえれば広く公表したかっ
たのですが、医師の資格でもないとダメでしたか。
 去年から予定していたのですが、今年は別の世界で市民グループ活動を作り
上げたいと思います。私が中心になってはいけませんか。
 私の意見はどうにでも変わりますが、結果私のメッセージはまきエサになっ
てしまいましたか。
 有り難うございました。

Message  #  22 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
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DEODORANT STICK! WE CANNOT BUY IT!

   I have traveled to Los Angels.
   Though it was my first time traveling abroad, I dared to rent a car
and drive around the city from downtown to the freeway and so on.
   In supermarkets they sell a lot of deodorant sticks. I bought seven
different kinds of them for this work. None of them is sold in Japan. It
also made me realize the affluence of the American society.

  "May I help you?"
  "Yes. Would you please show me a perfume which doesn't smell?"

   In the summer of 1993 I watched a television news which reported about
men from a French perfume maker visiting Japan for developing the market
of cologne. I hear there are three types of perfume. If I remember right,
they are eau de Cologne, eau de toilette and eau de perfume in order of
the richness of fragrance. The fact is, what is sold as perfume in Japan
is eau de toilette and eau de perfume. Therefore, the French perfume-
maker came here to find a market for eau de Cologne, the richest one, the
news reported.

   The Japanese staff said that more Japanese have come to enjoy the
perfume with rich fragrance, while he did not show the evidence for it.
Nevertheless it seems to me that a person who wear too rich scent,
however expensive it is, is frowned on by the people around he or her
either on a street or in a train.
   I hear that a lot of youngsters in Japan have a very strict idea of
cleanliness and so-called sticklers for cleanliness (a morbid love of
cleanliness) have recently been increasing in number. Those fastidious
young people try to make every effort to make them without any body
smell. In fact we find various cosmetics at the store which especially
indicate "without perfume" or "with slight perfume". It does not seem to
mean that they are with no or slight perfume because people wear scent
after makeup with those cosmetics.

   "Diseases peculiar to an affluent society"
   Now Japan is said to be a abundant country in the world. Do people
worry about such trivialities because Japan has become affluent? Any
trifling diseases deserve to be pitied in the present Japan and therefore
various clinics are provided for every one of those diseases. Does it
mean that we have enough time and money to be anxious about those
superficial diseases? Or does it result from perfectionism which makes
any minor defect a shameful thing? I think the later is the case in
Japan. At least the modern urban life in Japan tend to make us feel
ashamed of any minor faults.
   On the other hand some sick persons are neglected and treated coldly
by the public. People give them no pity, no sympathy but only disregard,
saying "Don't stick at trifles. Some people are suffering from more
serious diseases." However I suppose such a trifle, distress people all
the more in the affluent Japan that has become the country of
perfectionism.

   According to the statistics by doctors specialized in the virus, there
is one carrier showing the symptoms in every ten Japanese. However,
nothing definite is known about when and where the statistics were taken,
and moreover, it does not mean that we can always find a person with the
symptoms among any ten Japanese. In fact we seldom meet a sufferer of a
person with the symptoms. Even when we are infected with it, we Japanese
would secretly undergo an operation and never reveal the truth.
   Ignorance of the disease is so wide-ranged and deep-rooted in Japan
that no Japanese will listen to whatever opinions I present about it.
Most of them will take me a troublemaker who disgrace the name of the
Japanese in foreign nations. When I happen to repeat this story to some
foreigner, what explanation will his Japanese friend make to him? He may
keep up appearances by explaining to the foreigner that I exaggerate the
situation. I bitterly resent such attempts to hush up something in spite
of his ignorance of the fact.

   Is appendicitis a hereditary disease? Of course it is not. I never
heard appendicitis runs in a family and the whole family had to, have to
and will have to undergo an operation.
   People with a hereditary disease feel uneasy about the future even
before they get married or have a baby. Some are forced to give up the
idea of getting married. We have to radically change the society itself
in order to ease them. In the case of a hereditary disease unknown to the
Japanese, even after the person himself is cured of it, his offspring
will have to suffer from it generation after generation.
   My father, whose childhood coincided with the development of Japan
after the War, was at a loss how to educate me. He was uncertain even
about a guideline principle in his own life.

   To be honest, I feel helpless to change the society in Japan by
appealing to the public opinion. My helplessness may result from the
unhappy realities that a sufferer in one hundred people in Japan will
have to suffer hardships as a rare victim throughout his life.

Message  #  23 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
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 アメリカ、ロサンゼルスへ旅行してきました。
 初めての外国旅行だというのに、初日からレンタカーを借りて市街地からフ
リーウエイから様々な所を走り回っていました。

 スーパー・マーケットではたくさんのスティックが売られていました。その
内七種類を買って来ました。日本では一本も売られていない商品です。
 大きな文化の違いを見つけたような気がしました。

 「いらっしゃいませ」
 「店員さん、匂いのしない香水ありますか?」

 1993年の夏、フランスの香水会社が日本にオーデコロンの市場開拓に来
た場面を取材したテレビ・ニュースを見ました。香水にも三種類くらいの濃さ
があるそうです。あまり正確には覚えていませんが、濃い順にオーデコロン、
オードトワレ、オードパルファムとなっているそうです。そして、今の日本で
香水として売られている物は、実際にはトワレやパルファムだそうです。その
ためフランスからいちばん香りの強いオーデコロンの宣伝に来たという説明で
した。
 それをサポートしていた日本人の話によりますと、日本人の中にもだんだん
香りの強い香水を楽しむ人が増えてきたと言っていました。
 ただ、それがどの位の割合なのか、私にはわかりません。むしろ一般の生活
の中で、街を歩いたり電車に乗ったり会社の中にいたりする時、あまり香水の
匂いが強すぎるのは好まれないような気がします。それが、たとえ高価なブラ
ンド物であっても同じです。
  それどころか、今の日本の若い人達には潔癖症というのが増えているという
話も聞きます。どんな事をしてでも匂いをさせない、つまり無臭でいる努力を
するという事です。実際、一般の化粧品店などへ行って様々な化粧品を見てみ
ると、わざわざ「無香性」とか「微香性」と書かれているものが最近は増えて
きました。これは、後で香水をつけるから化粧品が匂っては困るという事では
無いようです。

 豊かな国の病気
 今や、日本は世界でも有数の豊かな国になったと言われます。豊かになった
からでしょうか。
  今の日本ではどんなささいな病気や症状でも、周囲の人から哀れまれ、需要
が多ければ様々なクリニックが出来てきたりしています。豊かさから来る余裕
でしょうか。それとも、豊かさから来る完璧主義により、どんな欠点も恥とな
ってしまうからでしょうか。私は、後者だと思います。少なくとも、現代的な
都会派生活をする上では、少しの欠点もみっとも無いのです。
 そうした中で誰からも嫌がられ、それでいて余りにも少数派のために周囲か
ら哀れまれる事もない症状も、まだ存在します。そして、その人達には「もっ
と重大な悩みを抱えて苦しんでいる人もいるのだから、そんなささいな事を気
にする事はない」という言葉が与えられて、もみ消されます。
 ところが、その完璧主義となった豊かな日本だからこそ、ささいな悩みの方
が苦しい事もあるのではないでしょうか。

  日本人でこの症状を持つ人は、専門医の統計では10人に1人と言われます。
ただ、そんな調査をいつどこで行ったのかも分からないし、10人集めたら必
ず1人はその症状の人がいるとは限りません。実際めったに出会う事はなく、
あるいは人知れず手術して知らん顔しているのが日本の現状でしょう。
 日本人同士でさえ余り知られていないその様な症状に対して私が意見を言っ
ても、日本人の間では理解を得られません。まして自分に関係の無い多くの日
本人には、私の意見が単に西洋人の印象を悪くしているというだけに受け止め
られてしまうでしょう。
 私の話を聞いた西洋人に対し、その人の友人の日本人は何と言っているでし
ょうか。「この日本人の言っている事は大げさだよ」などと言って、西洋人に
気を使っているでしょうか。
 その日本人でさえ詳しく知らない症状であるのに、知りもしない事にもみ消
し型の意見を言うのはやめてもらいたいものです。

 盲腸には遺伝性が有るのでしょうか。あったとしたら親子代々、孫、ひ孫の
代まで手術をしなければなりませんが、そのような話は聞きません。もし、そ
のような症状があったとしたら、結婚したり子どもを産む段階から悩んでいな
ければなりません。そうなると結婚も諦めなければならない人達というのがで
きてしまうし、その人達を安心させるためには、もはや文化を変えていかなけ
ればならないでしょう。しかも、それが日本人には馴染みの薄い症状だったと
したら、当事者は自分の治療だけで満足してしまい、その子どもが成長した時
に再び悩む事になってしまいます。

  発展途上時代の日本で育った私の父親には、その子どもにどの様な指導をし
てよいのかわかりませんでした。
  それどころか、その父親自身でさえどの様な生き方をすればよいのかわから
なかったのです。

  本音を言うと、私が何を訴えようとも日本の状況は変わりません。
  例えば、100人の日本人の中で1人で苦労している人は、これからも10
0人の日本人の中で1人で苦労しなければならないからです。

Message  #  24 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
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    B.O.P. Body Odor Problem in Japan.

    DO YOU KNOW "WAKIGA" ?

   PLEASE GIVE US YOUR WESTERN LIFE STYLE

    Something that is regarded as a taboo in the family is done and the
household takes on an unpleasant atmosphere. Has this ever happened in
your family?

    THE PARALLEL BETWEEN INTERNATIONALIZATION AND BODY ODOR

    I used to suffer from body odor. I underwent surgery to rid myself of
this problem.

    Even after having the surgery, I read several books on the subject of
body odor. Every book portrays a person who suffered without anyone
knowing about it. It seems that those people who suffer all alone suffer
much more than anyone can imagine. I read of families literally brought
to tears, people wanting to kill themselves, people vowing to spend their
entire lives single, etc. However, when these hardships are brought to the
doctor's office the common response is : "But it's only B.O.". Body odor
is also said to be a factor in the problem of teasing and bullying in our
schools. Both the Ministry of Education and the Ministry of Health and
Welfare, as well as various education-related groups are involved in the
issue of school bullying and teasing. However, I am certain that the
question of how to deal with children who have body odor has not found
it's way into any of the arguments.
    As a parent one wants to say to one's child : "Be strong" or "Don't pay
any attention to them". However as the genetic parent of such a child one
must feel a sort of terrible responsibility. The pre-war and wartime
generation to which my father belongs knows nothing of this "disorder"
(B.O.) nor of the fact that the parent passes his genes on to the child.
It would seem that they would have no idea of what to do or of how to
guide the child in such a situation.
    I believe my father was a war victim. What I mean by this is not that
he received any sort of physical wound, but that the mentality of that era
greatly injured his personality. He is the type of person who, in spite of
being terribly naive and weak in spirit, claims that he would die for his
country if need be. This father of mine kept me out of sports and told me
that I was to stay in the house and spend my time reading. 

    Japs who have body odor cannot live in Japan.

    No amount of consoling works for people with a body odor problem here
in Japan - where sometimes one out of 100 to 200 people are victims.
Especially in the all - Japanese schools, where everyone is expected to
look and act the same, are those who are in some way different treated as
outsiders and forced to suffer a great deal. In places such as this, there
are people who have never before smelled this type of body odor and when
they do so for the first time it seems that their shock is great. As well,
being told  "Don't worry about it, it's just body odor" , etc., from these
people serves as no consolation whatsoever.  This is not simply the type
of body odor most of us have, but a very strong smell like that of sewage.
That you must put up with something for which you are not to blame but
simply were unfortunate enough to be born with is, in Japan today, a cruel
thing to be told. What is more is that in order to rid oneself of this
affliction one has to spent a very large amount of money on the surgery.
    Because of the small number of people in Japan aware of this problem,
it is difficult to make people understand the true amount of suffering
that goes on. 

    Not only for myself but also for other body odor sufferers have I
noticed that we are treated very kindly by those around us. However,
people always  maintain a distance from us physically as well as mentally
and the type of kindness with which we are treated is the type that one
would show a child. When confronted with someone who has some unclean
object on his clothes but dose not realize it, it is much easier to simply
keep away from that person than it is to tell him.
    Whether it be from the viewpoint of the sufferers of body odor or from
that of internationalism, it is time to address this problem.
    As for myself, I am at a loss as to which side to take. I was surprised
to hear that there is no specific word for this affliction (WAKIGA) in
English, and this makes me think of how nice it would be for me in the
West if I were treated simply as having above average body odor. However,
other Japanese tell me that my problem is not such an earth-shattering
one, and that there are people with other problems such as bad breath who
are suffering just as much. I argue that my affliction (WAKIGA) is not
simply body odor and that people with bad breath have either bad teeth or
a bad stomach and that the treatments for these are covered under health
insurance.
    These past few years, the number of advertisements for clinics that
specialize in treatment for body odor removal has been increasing. As a
result, I expect that this is proof that the number of people who decide
to have this surgery has increased. Yet, I do not feel that this is any
reason to stop being concerned about this problem.

    A lot of people seem to think that people with this problem are just
"over-sensitive". However, there exists, in the first place, the type of
atmosphere here in Japan that could easily cause deep anxiety for body
odor sufferers. The sufferer hears the word "wakiga" for the first time at
around the junior high school level and it is directed at him. Naturally,
he goes home and looks up the meaning in the dictionary and then asks
himself "Why me?". Even today, the only choice that the parent has is to
sit down with the child and carefully explain his or her affliction.
    Children nowadays speak openly and after playing will not hesitate to
say "Hey, you smell". However this type of sweaty smell is quite different
from "wakiga", and when it is learned that someone's body odor is from
"wakiga" and not just from sweat then it becomes forbidden to make any
sort of comment in front of that person. In the summer we see a lot of
commercials for deodorant sprays, but these are not meant to control the
body odor of people with "wakiga". 

Message  #  25 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
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国際化は汗のにおいに平行線

 家族の中にタブーとなる事柄があって、それに出くわすと家族の会話も途切
れ、むしょうに腹立たしい雰囲気が漂います。こんな家族を持ったことがあり
ますか。

 私は、ワキガでした。体臭があったのですが、どうにか手術してなおしまし
た。
 自分が治療し終わってからも、ワキガの本を四冊くらいは読んで調べました。
どの本にも書かれているのですが、その体験談として誰もが人知れず悩んでい
るようです。

  まさしく人知れずで、悩んでいる人は他人が想像も絶するくらい苦しんでい
るようです。親子で泣きあかしたとか、自殺しようと思ったとか、一生独身を
決意したとかです。ところが、それを医者に相談したところで、一般的な医者
は「たかが体臭くらいで」と理解されないそうです。
 学校で問題になっているいじめも、体臭が原因だったこともあるそうです。
文部省だろうと厚生省だろうと、或いは教育委員会か何かだろうと、いじめを
テーマにしていじめを考えることはできても、子どもたちの体臭に対する感覚
をどうするかなどという話はまったく論外であるはずです。
 子どもには「がんばれ。気にするな」とは言ってやりたいのでしょうが、や
はり親の立場から見ればこれから少なからず障害を持った子どもをつくるので
すから、かなりの産みの苦しみを持たなければならないのです。私の親くらい
の年代ではまだ戦前戦中派なのですが、この病気がどの様なものかも知らなけ
れば、子どもに遺伝するという自覚も持てないようです。どうしていいかも知
らず、子どもに指導する方法さえわからないという状態でしょう。
 私の父親は、戦争被害者だと思います。戦争被害者というと身体に障害を負
った人を想像しますが、それではありません。当時の思想などから、性格被害
者になってしまったのです。バカ真面目で気が弱いくせに、変り者で「いざと
なったら国の為に死んでやる」というタイプです。その父親が私をどうしたか
というと、スポーツをさせず「俺の子なんだから、家でじっと本でも読んでれ
ばいいの」と押さえ込んでいました。

 時として100人や200人の集団にこの患者が一人だけという事も有り得
る日本では、どんな慰めも効きません。特に純日本風の学校や会社では、全て
の人が同じ型にはまっていないとはみ出し者扱いされるといった人間関係も残
っており、少数派の人には苦労が絶えません。そんな集団に於いては、まだこ
の臭いを嗅いだ事もないという人もいるくらいで、初めてこの臭いを嗅いだ人
達にとってのショックは大きい様です。また、そうした人達の中から「そんな
体臭なんかで心配する事はないよ」などという慰めを掛けられても何の効果も
ないのです。
 これは、各自が持ち合わせている体臭などという物ではなく、完全に臭く臭
った排泄物から発散している臭いなのです。何も悪い事をしたのでもなく、た
だ持って生まれた体質に我慢して泣き寝入りしろというのは、今の日本では酷
です。そして、それが嫌なら持って生まれた体質に大金を掛けた保険の利かな
い手術をしろと言われる訳です。
 被害者にしても加害者にしても、今の日本では全体的な人数が少ないのです
から、その被害者の苦労を伝えるにしてもなかなか理解してもらえません。

 私自身の事だけではなく、私が今まで黙って見てきた他の患者に対しても、
上品な世界では周囲の人はその患者に対して大変親切にしてくれています。と
ころが絶対に距離的にも精神的にも間隔を開けられるし、苦手な物を取り扱う
様な親切心になってしまうのです。自分の服に汚物が付いているのを気がつか
ないでいる人に、どう言って教えてあげたら良いかと迷いながらもその人と隣
り合わせに寄り添わなければならなくなった時の様なものです。  

  ワキガ患者の世代からしても、国際化が広まった現代からしても、今がこれ
を考える時代の始まりです。
  私自身が、実際どこで区別する線を引くか迷っている状態です。なんと、ワ
キガという意味の英語は無いそうです。それで、私は「欧米では単なる体臭扱
いされてていいなあ」と思ってしまいます。ところが、他の日本人から「口臭
や顔が悪くて死にたいくらい悩んでいる人もいるんだから、それと同じだよ」
などと言われると、私の方から「ワキガは単なる体臭ではない」と反論してし
まいます。「口臭の原因は胃が悪かったり虫歯だったりするから、それの治療
はできるし、保険も利くだろ」と。
  ここ数年で、ワキガ手術を看板に掲げる専門医が増えてきました。それだけ、
心配して治療を受けに来る日本人も多くなったという証拠でしょう。ただ、「
だから気にする事は無いだろう」と言うのではあきらめになってしまうような
気がします。

 この手の患者には「気にしすぎだ」という意見を受ける人が多い様ですが、
その前に、今の日本ではワキガ・ノイローゼを作ってしまう環境があります。
今までの生活の中で聞いた事もなかったワキガという言葉を、中学生にもなる
頃に初めて耳にします。それも自分の事として聞かされるのです。当然、その
子は辞書で調べ、次に専門書で調べ、次第に「自分だけがなぜ?」と心配して
行くのです。いくら今の時代でも、まだ両親は暗い雰囲気の中で子供に説明す
るしか有りません。
  最近の若い子達の間では、遊んだりした後に「おまえ、汗臭いよ」などとオ
ープンに声を掛け合ったりしています。ところが、その汗の臭いとワキガとは
異なります。そして相手がワキガだと判ると、その様な言葉はその人の前では
禁句になってしまいます。夏場には、デオドラント・スプレーのテレビ・コマ
ーシャルが盛んに流れていますが、あれはワキガの臭いを抑える事を意味して
いるのではありません。

Message  #  26 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 95/01/16 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガの英文チラシ・第1号

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Mackey O

Excuse me for sendding a long message.

Body odor  Bearing in Asian race

    Studies for final means, the treatment , by the body odor specialist
have been popularized up to the present.  Of course, the body odor
specialist might understand the mental pain in body odor patients.  There
are some questions in it.
    It is always written, in the guidebook on body odor clinic and the book
on the skin disease, that body odor is found in 10 % of Japanese and 90 %
of European and Americans. The above mentioned , if taken up largely, may
arise one international problem.  But this is written without reserve,
since it is essentially read by the small number of body odor persons.
    The book on body odor wrote not only the above but also the
advertisement saying that those who suffered from body odor had better
visit our clinic. Of course, it does not mean in the present Japanese
situation that since most of Europeans and Americans suffer from body
odor, you, Japanese, need not worry about body odor but you had better
visit our clinic if you want to be treated.
    While most of Europeans and Americans suffer from body odor, why should
Japanese be operated on?
    Regrettably, doctors do not consider the culture.

    When I talked of body odor, I was often told not to worry about this
slight symptom compared with others.  Then why should body odor be
compared with other symptoms?  The above statement may be true of
Europeans  and Americans.  In Japan where the number of body odor patients
is small, the above statement by Japanese who are not familiar with the
word "body odor " is not convincing.
    When I talk of body odor, Japanese in general consider it with the
smell as theme.  However, the body smell is the result and body odor
patients have a definite symptom with perspiration action different from
other persons.  I want you to think about this symptom.

    I am confident only of the fact that body odor is one formal symptom in
human.  I am neither going to popularize my own story nor going to convey
my thought widely.  I am conveying the fact which is definitely present in
the world.
    I may be the first person to make body odor known from the view of
patients.  Up to the present, body odor persons can not do anything.
However I emphasized body odor from the patients' side at present since
Japan could refer to the Western culture simultaneously with the defeat
under the Western Powers in the World War II, and could obtain the tool,
the personal computer. This emphasis is the one great change in the
history of an Asian race over several thousand years.
    Body odor will also be present in the future. I may not be powerful
enough but, such a person like me, may appear in any time.  In future, he
will influence Japan with the development of various communications.  When
you are older, the person who will thrust you may appear among your
children. Of course, at that time, I, the elderly person will educate your
children.

    I hope that body odor from which persons suffer is open to gathered
members and the name "body odor" and its exact condition are known
throughout Japan.  Pains in other symptoms may not be understood before
the onset. 
However, share of knowledge by many people is enviable.
    I want to form the group to consider body odor.  If we are not worried
about body odor, we may gather to talk about it.

    If there are not many European and American patients with body odor,
that is all right as well.  There must be at least one patient with body
odor in Europe and America, since body odor is a human symptom.  If such
a person is present, he may be suffering in the minority as in Japan.  I
will tell a story, taking an example for such a person.  What he wants to
do the most is to make the group that considers body odor at first hand.

    Can you state the opinion not from your guess but from the experience
spent with true body odor patients?  How about the environment when you
worked and learned at school together with patients?

    In junior high school and senior high school years, any student in any
first class school and any diligent student see the body odor persons of
the same age from peculiar sensitive adolescent view. It is impossible to
ask not to see body odor with prejudice.

    The history of body odor treatment is superficial in Japan.  For
instance, most of the spray type deodorants in sale limited in summer
target the young women. However, middle aged men, sometimes elderly
persons give out offensive smell with a little sweat.  Can you imagine
elderly persons applying " 8 & 4"or "ban 16"?  Compared with these
products, European and American deodorants are not limited to young
persons and everyone makes use of these deodorants which are not sold
solely  in summer.

    When body odor section of the book on skin disease is looked upon, it
is written as an advice that it is necessary to make the environment
producing little sweat and make effort to place oneself in such an
environment.  How much are these efforts made in the current state?  For
example, should physical work be avoided?  Or may unintelligible person
doing the physical work give out offensive smell?
    What will you feel, if body odor persons are found among such workers
working all day long in the hot place, as cooks in high class restaurant
and lady on the lunch counter in the street corner?  It is hard for anyone
to work in the hot place.  It is even harder for body odor persons.
    Let's take an example from our daily life. For example, if your wife is
later conscious of her body odor and cooks in the kitchen, how will things
go?  The person in question will become nervous and the family may be
unpleasant (even if this situation is understood) about the every day
offensive smell. 
    The person who should spend a certain time in a kind of uniform and
working wear is serious.  It is often written in this type of book that
body odor persons keep themselves neat and tidy by changing clothes
frequently and wiping armpit several times a day. But how much do persons
particularly in uniform actually can do such things as to keep themselves
neat and tidy in such Japanese working conditions?

    When I was operated on for body odor ten and several years ago, I met a
middle aged man in the same sickroom.  He said he wanted to be a policeman
in old times but Japanese police refused the appointment for body odor. I
don't know the situation at present.  But the past is the true past. 
Isn't this past horrible?  In Japan, people have prejudice against not
only the unpleasant smell but also one's physical constitution .

    Not any one can experience being the body odor.  When someone say "I
caught cold" or " I had a toothache", you can understand his pain from
your own experience.  In addition, the pain may be understood by many
people , due to more information than that on body odor, even in the
specific symptoms which can not be experienced.

    When you find body odor person around you, discuss about the body odor
with that person.  If he/she has different opinion from me, please
introduce him to me.  I may correct my opinion on talking with him.
However the first problem is whether all of you can talk with body odor
persons and whether such an environment is prepared in Japan.

Message  #  27 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 95/01/16 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガの英文・第1号の翻訳

ワキガ・ネット開局!

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Mackey O


 ワキガ・アジア民族の泣き寝入り

 ワキガは今までは、ワキガの専門医による、治療という最終手段を目的とし
た研究だけが広まっていました。勿論、ワキガの専門医はワキガ患者の精神的
な苦痛まで理解して下さっているようです。ただ、それにも多少の疑問があり
ます。
 ワキガ・クリニックの案内書や皮膚病の本には、かならず「日本人は1割、
欧米人は9割の人がワキガ症」などと書かれています。こんな事は欧米のマス
コミにでも大々的に取り上げられたら一大国際問題になるのではないかと思う
のですが、ワキガの本という知られざる世界の中だけに、書きたい放題のよう
です。なぜなら、もともと少数派のワキガ患者しか読まないからです。
 しかも、そう書いた上で、「ワキガで悩んでいるなら私の病院へ来て下さい
」と宣伝しているのが、そのワキガの本です。勿論、日本の現状では、それは
「欧米人のほとんどはワキガだから気にすることは無いけど、それでも治療し
たいなら当院へ来なさい」という意味ではありません。
 それでは何故、欧米人のほとんどはワキガだというのに、日本人は手術しな
ければならないのでしょうか。
 残念ながら、医師は文化にまではメスを入れてはくれません。
 私がワキガについて話をしたとき、「他の症状と比べたら大したこと無いか
ら、気にすることは無い」と言われたことがよくあります。それでは、なぜ他
の症状と比べる必要があるのでしょうか。これが、欧米なら正しいかも知れま
せん。ところがワキガの人が全くの少数派の日本で、しかもワキガという言葉
さえ身近にない日本人から言われても納得することはできません。
 私がワキガについて話をするとき、日本人はその臭いをテーマにして考えま
す。ところが、身体から出る臭いは結果であって、ワキガの人には他の人と違
った発汗作用という確かな症状を持っています。この事を考えてもらいたいの
です。
 私にとって唯一自信が持てるのは、ワキガが一つの正式な人間の症状だとい
う事です。私は勝手な物語を売り込もうとしているのでもなければ、自分だけ
の思想を広めようとしているのでもありません。この世の中に確実に存在する
事を伝えているのです。
 ワキガを患者側から広めようとしているのは、私が初めてではないでしょう
か。今までのワキガ患者には何もできませんでした。ところが日本が第二次世
界大戦で西洋列強に負けると同時に西洋文化を参考にすることができるように
なり、またパソコンという道具を手に入れることができるようになって、今の
時代に私がワキガを患者側から訴えられるようになりました。アジア民族にお
ける数千年の歴史の中の一大変化です。
 ワキガは今後も存在します。私の力では及ばないかも知れませんが、いつの
時代に私のような人物が再び現れるかも知れません。今後、様々なコミュニケ
ーション手段の発達により、彼らはもっと日本に影響を及ぼすでしょう。あな
た方が年老いた時、その子ども達の中からあなた方を突き上げる人が現れるか
も知れません。もちろん、その時には年老いた私が未だに、あなた方の子ども
を突っついているでしょう。
 今まで一人で悩むしかなかったワキガを、会員を集めてオープンにし、ワキ
ガという名前とその正確な状態を日本中に知識として持ってもらうようにした
いと願っています。他の症状の苦しみも、なってみなければ分からないという
ことが言えます。でも、知識だけは多くの人が持っていてくれて羨ましいです
ね。
 今、私がやりたいのは、ワキガを考える集団を作ることです。本当に気にし
なくて良いのなら、かえって話をしても良いことになりませんか。
 欧米人のワキガ患者も多くはいないと言うのなら、それでも良いでしょう。
ただ、人間の症状である以上、欧米にも一人はいるはずです。そうだとしたら
日本と同じように少数派として苦しんでいるはずです。その一人にたとえて話
をしましょう。今一番やりたいことは「ワキガを考える会」を作ることです。
 憶測だけの意見ではなく、本物のワキガ症の人と一緒にいたことがあった経
験から意見を言えますか。一緒に働いたり、学校で学んだりしたことがあった
らその時の環境はどうでしたか。
 中学生、高校生くらいの年代はどんな一流校の、また、どんなまじめな生徒
でも、中学生、高校生の多感な思春期の次元で同じ年代のワキガ症の人を見ま
す。彼らに「ワキガを偏見を持って見るのはよせ」と言う方が無理でしょう。
 日本人は、ワキガに対処する歴史が浅いんです。例えば、ほとんど夏場に限
ってスプレー式のデオドラント製品が売り出されますが、若い女性をターゲッ
トにしている物がほとんどです。しかし、中年の男性だって、時には老人でも
少しの汗でワキガ臭くなる人もいます。歳取ったおじさんが「8&4」や「b
an16」をつける姿を想像できますか。それに比べて、欧米のデオドラント
製品は若者向けに限った物ではないので、誰でも利用しているのですね。もち
ろん夏場だけの物でもありません。
 皮膚病の本のワキガの項目を見ると、アドバイスとして「自分から汗をかか
ないような環境を作ったり、また、そうした環境の中に入る努力をするように
」ということが書いてあります。では、実際そんな事がどれくらいの割合でで
きるでしょうか。例えば肉体労働はしてはいけないのですか。いや、そんな仕
事をする非知識人はワキガ臭くてもよいですか。
 例えば高級レストランのコックさんから、街角の食堂のおばさんまで、一日
中暑い最中で働く人のなかにワキガの人がいたらどうでしょうか。
暑い所で働くのは誰にとっても大変なことです。ましてや、ワキガの人にとっ
てはなおさらです。
 いや、もっと身近な事でもいいです。たとえば自分の奥さんがワキガだと後
で気が付いたとして、暑い夏の日にその奥さんが毎日台所で料理を作っていた
としたら、どうですか。本人も神経質になって大変だろうし、家族も(納得は
していても)くさいおもいを毎日味わうのはいやでしょう。
 ユニフォーム、作業着・制服の類を着てある一定の時間を過ごさなければな
らない人も大変ですね。「ワキガの人は、こまめに服を着替えたり、一日に何
度も腋を拭くなどして清潔にしておきましょう」などとよくその手の本には書
いてあります。しかし実際、日本の労働条件の中で、特に制服を着なければな
らない人はそんな事がどれだけできますか。
 十数年前に私がワキガの手術をした時、同じ病室に中年の男性がいました。
彼が言うには、彼は昔警察官になろうとしたそうですが、日本の警察はワキガ
症の人の警察官採用を拒否していたそうです。今はどうか知りませんが、それ
にしても過去は過去です。恐ろしい過去ではないですか。日本では、その臭い
が嫌だというだけではなく、その体質そのものに偏見を持つ慣習があるような
例がいくつかありますね。
 ワキガは、自分もなってみるということができません。「風邪をひいた」と
か「歯が痛い」と言われれば、自分もなったことがあるから相手のつらさが分
かります。また、たとえ自分がなってみることのできない特殊な症状でも、ワ
キガと比べて格段に情報量が多いため、その痛ましさが多くの人に理解されて
いるものもあります。それに比べて、ワキガの情報量はほとんど無いと言って
良いでしょう。
 身近にワキガの人がいたら、ワキガについて話し合ってみてください。そし
て、その人が私と違う意見を持っていたら、私に紹介してください。私も、そ
の人と話し合った上で自分の意見を訂正するかもしれません。ただ、その前に
皆さんがオープンにワキガの人と話し合えることがでるかどうか。そういう環
境が日本にあるかどうかですね、最初の問題は。

Message  #  28 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 95/06/11 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガ保護のPRです ’95

  お邪魔します。
  以前にワキガ問題を提示した、新ハンドル「ルポライ」です。またすぐ
に出ていってしまうので、こんな名前にしておきましょう。若い頃にルポラ
イターとして名前を売ろうとしたことがあるからです。ただ、ワキガ問題は
その延長ではありません。その経験を利用しているだけです。なお、「西洋
体史」で通っている所はそのままにしておきます。ただの見出しの問題です。
  大分長くなりますが、PRさせてください。

  現在34才になるのですが、この歳で今年から看護学校という所へ入っ
てしまいました。といっても、この歳と頭の悪さでは、病院勤務しながら通
うという准看護学校という所です。実際の所、今年の私には医療の世界は関
係ありません。ただ私も生活をしなければならないので、成り行き上学生に
なってしまいました。私自身、学校制度や医療制度にもいろいろ意見があり
ますが、もはや閉口しています。
  医師の方の後に背後霊の様に付いていてあげましょう。そして、ワキガ
問題によって第三次世界大戦で欧米列強に勝った男が、セッシとガーゼを取
って差し上げましょう。(面白く書いているつもりなんですが、活字は読み
手次第だから恐いですね。)

  学校へ行くので外出先での時間を無駄にしないため、ノート・パソコン
を買いました。おかげで私のパソコンは6台になってしまいました。そのた
め一番古いPC98を使って私自身の通信ネットを開局しました。

1995年2月28日に開局しています。
「国際標準!ワキガ・ネット」
(The world wide! Body Odor Network)
開局日  毎週金・土・日(24時間)
専用回線 0420−00−0000
X ON/OFF
NON PARITY
8−BIT

  英文チラシについて
  だれもが他人の苦労などは関係ないものです。そこへ理解を求めるよう
な無駄な努力はしません。
  ところが私の英文の印刷物やメッセージは必ず欧米人を怒らせるようで
す。いやがらせの電話もあれば、ある英会話学校から「二度とこんなもの、
送らないでくれ」との電話が掛かって来たり、Nifty−ESや Compuse
rve では怒りのコメントをもらいます。でもそれらはワキガを否定してはい
ません。他人事ではないから怒るのですか。彼らにとっては「終わったこと
」だから今更話題にすると怒るのでしょう。それでは日本でも「終わらせる
」まで、彼らには怒っていてもらいます。
  最新の英文印刷物にはパソコン・ネットの紹介のみ日本語で書かれてい
ます。日本語での紹介を少しずつ始めました。次回の印刷物はいよいよ日本
語で日本人への紹介が始まります。
  申し訳ないのですが、今年の夏はアメリカン・スクールの生徒さんにも
見てもらいましょう。去年は変な罪悪感(?)から出来ませんでした。今年
はアメリカの中学、高校生にも「BODY ODOR」の大きな文字を目に
入れてもらうのです。別に彼らには身近にあるのだから構わない事ですよね。
それで怒りだす子がいても、それが日本の歴史の断片だから我慢してもらい
ましょう。
  それで怒ってきたら、私が今までに頂いたコメントを真似してやればい
いのです。「ワキガって手術で治るでしょ。病院で医師に相談してみたらど
う?」
  早くインターネットにも入らなくてはと思っています。

Message  #  29 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 95/06/11 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガは法的処置へ

ワキガは法的処置へ

  私がワキガの手術をした時、同室した男性は警察官になろうとしたけど
ワキガを理由に採用されなかったと話していました。
  また、古くからワキガの治療を行っている東京ワキガ研究所・稲葉医師
の書いた本によると警察官にはワキガ症者は採用されないと、ここでも記さ
れています。

  そこでつい先日警察官採用センターという所へ電話をかけてみました。
やはりワキガ症の人の採用はしないということでした。これは憲法に反する
人種差別を、国家が認めてしまっているという大事件だと思います。そうで
なければ遺伝性のあるワキガに、厚生省などが援助金や生活保証金を支払わ
なければなりません。法律の枠の中でワキガ症の人の公務員採用を拒否して
いるのですから。
  私は別にワキガ症の人の警察官採用を認めるようにとしているのではあ
りません。一つのワキガに対する扱いを得る事を目的としただけです。なぜ
なら最初から電話をかけても明確な回答は得られないのではないかと予測し
ていました。実際、応対した人は「そんな質問、初めてだから」とか「そん
な事は前例が無いので」とか会話の途中に付け加えていました。制服を着用
し、長時間の集団行動をとり、一般人と接する職業だから駄目だということ
ですが、その検査基準も明確にはされていないようです。今時採用試験日に
ワキガ臭くして行く受験者もいないと思うのですが。
  でも、このままだと、これからもこのままです。
  相手は国家権力ですか。いつしか前例を見つけだして、お金ができたら
警察を訴えられるようになるでしょう。
  私はこれを世界中に広めるだけでも済むのですが。

Message  #  30 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 96/01/03 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガ IN 英語ネット

How do you do?
I am in Japan.
I am interested in body odor problem.
Please come to my home page.

http://www.bekkoame.or.jp/~bodyodor
My mail address is 
bodyodor@sag.bekkoame.or.jp

My original BBS is opening.
But I need you to understand Japanese.
"BODY ODOR NET WORK"
FROM FRIDAY TO SUNDAY 72 HOURS
8 BIT
81-000-00-0000

There are many different history between us.
Mackey O
from tokyo,Japan

Message  #  31 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 96/01/03 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガ

 はじめまして。
 ワキガの優性遺伝性を深く人類に知らしめようとする通称「西洋体史」と申
します。
 ワキガは性交渉のその時から、いや異性を気に入ったその瞬間から生まれて
来る子どもはワキガ臭くなると期待しているべきなのです。
 「必ずしもなるとは限らないじゃないか」などと夢を壊すことは止めて下さ
い。子作りは宝くじではありません。

 インターネットにホーム・ページを作りました。まだ試作段階ですが、時々
作り替えますのでのぞいてみて下さい。
 http://www.bekkoame.or.jp/~bodyodor/
  E.mail...bodyodor@sag.bekkoame.or.jp
 現在、アメリカ、イギリス、ドイツ、台湾の各局へ紹介しています。またオ
ーストラリア、マレーシアのアドレスも手にいれています。

 自家製ネットもあります。
 「国際標準!ワキガ・ネット」
 0420−00−0000
 毎週金曜日から日曜日まで、1日24時間運営です。

 1995年度は今まで英文だけであったポスターに日本語が入りました。と
いっても以下のような文章です。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::BODY ODOR NETWORK::
::::::0420−00−0000::::::::::
::::::欧米人にワキガは多いのか?::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
 これがA3の紙にデカデカと書いてあります。また疑問形にしたところがミ
ソです。
 以前信号待ちの車内からよく見えるように横田基地の国道16号沿いの交差
点に何枚も貼っていたところ、車内からこちらを見ている外人さんと出会いま
した。「こりゃあ、飛びかかって来るかな」と思ったのですが、信号が青にな
るとその人は第5ゲート前の交番に駆け込んで行きました。それでも何日もの
間はがされずにいました。
 三鷹市の国際キリスト教大学の正門前にもたくさん貼ったのですが、すぐに
はがす人がいるようです。
 本当は正面から英語でインタビューでもしたほうが良いのでしょうが、個人
を相手にしてる暇が無いんです。これからの予定です。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::私はといえば、世界一恥をかいてやりますよ。::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

p.s. 全国各種のネットの皆さん、徳島の医師で私を警察か裁判所に訴えたい
   という人、知りませんか?  まあ、先に医者が職権乱用で暴言を吐いた
      のですがね。

Message  #  32 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 96/01/15 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガに母親の愛情?

ワキガに母親の愛情?

 外出先のレストランでほんの少しソースを衣服に垂らしただけでも
その日1日中、着替えるまでその匂いが他人に対して気になってしま
うものだ。また、それが常識であろう。それを、ワキガの人は毎日味
わっている。
 日本のワキガは症状として存在するのみで、文化が無いからそうい
う常識で見てもらえないのだ。ワキガは症状としては対した事はない
かもしれない。ただし、その文化は世界を取り巻く大問題だ。
 症状にオリンピックはない。どんな小さなケガでも、子ども等へ教
育的に「こんなケガくらいで泣くなよ」という事はあっても誰もがそ
の痛みは分かっている。ところが日本のワキガ文化にはそれが無い。
 日本のワキガ症者でさえ、ワキガについてよく知らなかったりする。

 私の父親もワキガだが、その性格も彼の歩んだ人生もすごいものだ。
 また、数年前に聞かされた話だが、私の妹は学生時代に制服の脇が
締め付けられるのを嫌がって母親に縫い直してもらったそうだ。こん
な女子学生が世の中に何人いるか。
 最初は母親もどうしてよいか分からなかっただろう。自分のもので
はない未知のものが自分の子どもにあらわれたのだ。
 私にとって父親のワキガは関係ない。むしろ、母親のその様な苦労
をそのまま無名のものにはしたくないのだ。

Message  #  33 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 96/01/15 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガ・代々木公園から締め出し?

ワキガ・代々木公園から締め出し?

 渋谷、代々木公園の歩行者天国が廃止された。
 なぜ今更廃止されるのか。10年前の方がもっとうるさかったし、
不良少年少女も多かった。このところの変化といえば、2年前から
ワキガのチラシがベタベタと貼られていたことだけだ。多くの若者
や外国人観光客が多いところで。

 去年、1995年の夏にある変化が起きた。夏真っ盛りのとき、
突然各社のデオドラント・スプレーのテレビ・コマーシャルが一斉
に消えた。あの鈴木杏樹の脇の下も見られなくなった。

 1/6  PC−VAN・医療フォーラムを占拠。

 1/8  コンピュサーブ・FAXサービスから全英100校の大学
   にインターネットと英文チラシの紹介をFAX送信。
    ものの5分で全英に送信できるのはうれしいが、コンピュ
   サーブからの請求が9万円。ニフティーの海外FAXサービ
   スにしておけばよかったが、どうもコマンドが不便だった。

  1/13    深夜、六本木の外国人さんを見物。今年も彼らを怒らせる
     のが一番か?

Message  #  34 is from: SYSOP 西洋体史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    
Time: 96/01/15 Section 3: 全国医療ネットへの送信文
Subj: ワキガ IN インターネット&全世界へ

Aren't you angry?
Many Westerners get angry when they read my messages.
I have never written that many Westerners have body odor or smells bad. 
But many foreiners are angry. Is the reason these messages are written 
in English?
Once I sticked my bills on the walls and telegraph poles in Roppongi, 
there are many foreiners. And later someone called me up on the telephone 
and said, "Does your sister have a good pussy? Does her pussy feel good?" 
at four o'clock on the next early morning.
If they want to use violence, I make them do what anything they want.
So(?), I'm very sorry but Western culture (for example their anger) is 
only my tool so far.

You can make Japanese friends. And ask them about body odor. 
Maybe they will say, "I think anyone need not worry about it."
But when they actualy meet a man who have body odor, they will say, 
"I hate he/her smell." "He/She has a body odor! I can't(don't want) to be 
his/her friend." "I can't(don't want) marry with he/her."
Japanese doesn't know what body odor is. IT IS A FIRST VERY BIG PROBLEM.
Japanese who have body odor is very little even if I can't find them.

In my family, my father have a body odor, but even if he doesn't know what 
body odor is. And he doesn't know how to educate his children.
And I think my mother has been more sad. A few years ago my sister told me 
her history. When she was a student, she hated that under arms of her school 
uniform was wet. So mother sewed widly them. And she was in trouble. 
"What happened with my children?"

Do you want to know operation of body odor in Japan?
Doctor make a hole in under arm and cut away sweat gland.
Almost Japanese who have body odor have known it.

I make this problem to be famous in the world.