第2回 博物館・美術館文書の文書型定義SG(DTD-SG)委員会 議事録(案)
(DTD-SG)2-1
2000-10-10
海田
1. 日時
2000-10-06,14:00-17:00
2. 場所
国立歴史民俗博物館(佐倉)
3. 参加
安達(国立歴史民俗博物館),小町(松下電送システム),今門(インフォコム),河合(インフォコム),山田(アステム),海田(ネクストソリューション:記)
4. 配布文書
第1回 議事録(案),Z39.50 説明資料
5. 議事
5.1 前回の議事録案の確認
前回の議事録案の確認を行った。次の箇所を訂正し,他は意義なく承認された。
- Agenda --> Refs
- 小町委員長 --> 小町委員
- 安達委員 --> 安達委員長
5.2 Z39.50の解説
今門委員からZ39.50の概略を解説していただき,理解を進めた。
5.3 歴博の見学
安達委員長から国立歴史民俗博物館の館内展示場を案内していただき,展示物に対する各自各ユーザの観点からの観察と展示意図の分析及びDTD設計の問題点の抽出にあたった。
- 石器,土器,埴輪などの遺物展示はレプリカが使われているが,見学者が自由に手にとれるものでもなく。3D映像化の格好の材料と思われた。
- 銅鐸の紋様が拡大展示してあったり,銅鐸を叩いて音を出す,といった展示の工夫がなされていた。
- 古墳の模型,平城京の門の模型,江戸時代の町並みの模型など,模型による立体的で多角的な展示が工夫されていた。
- 古文書は本文に,朱書きや書き込みが書き加えていることもあり,文書データの構造は複雑なものになりそうなことが観察された。
- 莫大な数量の展示が用意され,各展示では理解を深めるための説明が不可欠と感じられた。
- 電子画像化された江戸期の金色の屏風絵はマンマシンインターフェイスをよく考慮した出来映えになっていて,電子化で目指すべき理想の一つを提示していた。
5.4 新規委員の紹介
DTDの専門家として,アステムの山田さんが紹介され,自己紹介をしていただいた。今回から,活動に参加していただくことになった。
5.5 博物館・美術館DTDの開発方針の検討
博物館・美術館DTDの開発方針の明確化のための検討を行い,次のような目標に絞り込んで,暫時,調査し,検討することとした。
- 歴史と民俗では展示範囲が大きいので,暫く,歴史のオブジェクトから考察を進める。
- 国際動向を調査すること。
5.6 次回までの課題
次回までの課題として,次のような分担がなされた。
- ISAD-Gの資料入手と調査(安達委員長)。
- 国際動向の調査(今門委員)。
- データベースの調査(河合委員)。
- Z39.50ポータルサイトの調査(河合委員)
- 「歴博における資料のデジタル化」の紹介(安達委員長)
- ISO 9070(JIS X 4172)の解説(小町委員)。
5.7 その他
6. 次回の予定
次回 :2000-11-13(月) 14:00〜17:00
場所 :全国たばこ会館 画像電子学会
- 国際動向の検討。
- ISAD-Gの検討
- ISO 9070の解説とオブジェクト識別の検討。
- その他の検討課題の発表。
- 目標の明確化。
- 作業日程と分担のスケジュール化。
など。