第5回 博物館・美術館文書の文書型定義SG(DTD-SG)委員会 議事録(案)

(DTD-SG)5-1

2001-02-01

海田

1. 日時

2001-02-01,13:30-16:00

2. 場所

日本たばこ会館 6F 画像電子学会

3. 参加

小町(松下電送システム),今門(インフォコム),河合(インフォコム),山田(アステム),海田(ネクストソリューション:記)

4. 配布文書

  • 「Data Example of the CIDOC Reference Model - Epitaphios GE34604 (October 1998)」の資料(翻訳 と 原文)
  • 「メタデータの基準について」

    5. 議事

    5.1 CIDOC 調査報告

    今門委員より「Data Example of the CIDOC Reference Model - Epitaphios GE34604 (October 1998)」の資料に基づいた説明があった。翻訳作業は難解な用語で苦労が多いとのことだった。

    山田委員より用語説明を中心とした「Electronic Communication on Diverse Data - The Role of the oo CIDOC Reference Model (August 1998)」の解説があった。内容はAIの初歩概念の説明になっているとのこと。

    用語説明の概要は次の通り。
  • symmetry: 「売却」に対する「購入」のような一つのオブジェクトに対して双方がもつ情報を統合してもつこと。
  • short cut: 「粒度(granularity)」の違う情報オブジェクトを統合した際,上位から下位まで(中位をとばして)バイパスすること。
  • IsA: 「... is a ...」のような(=の)関係をいう。
  • has type: 「... has type」のような関係をいう。
  • BT: Belong to の略号。「...に属する」のような関係をいう。
  • multiple: 上位オブジェクトが複数あることをいう。

    小町委員から「CIDOC reference model - Information groups (Revised May 1998)」の説明があった。小町委員の担当する「CIDOC概念モデル」は安達委員長の担当範囲と重なる箇所が多いとのことだった。CRMクラス階層(CRM class hierarchy)の図を見て,複雑な様子を伺うことができた。

    5.2 Dublin Core 国内動向報告

    河合委員からDublin Coreの国内動向の参考資料として「メタデータの基準」が提出された。

    5.3 今後の方針

    今後は引き続き関連国際動向を調査しつつ,それらと電子博物館の要求を統合することを目指すこととした。また,まさに出現しつつあるPersonal Museumの標準化なども視野に入れることを目標とした。

    5.4 次回までの課題

    次回までの課題は次の通り。

    http://www.ville-ge.ch/musinfo/cidoc/oomodel/index.htmから「Reference documents」の各自の担当分を引き続き読解を進め,まとめることとした。

    6. 次回の予定

    次回 :2001-04-04(水) 10:00〜12:00

    場所 :全国たばこ会館 画像電子学会

    など。

    以上