和名: ヨウスコウカワイルカ
学名: Lipotes vexillifer
英名:
見ての通りまだまだ製作途中のこのイルカ(バイジー)もとにかく資料が少ない!
唯一飼育されているのが中国科学院水生生物研究所だ、ということが分かってから
それがどこにあっていって見せてもらえるものかどうなのかが分かるまでに数年も
かかっちまった。
その後、予算の関係などで昨年10月に見に行こうと思っていたら…以下のような
知らせが。

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 【上海15日=江上志朗】15日付の中国各紙によると、 「長江(揚子江)のパンダ」
といわれ、世界で唯一、人工飼育されていた 希少動物ヨウスコウカワイルカ(中国名・
白鰭豚)が14日、死亡した。 推定年齢は25歳。老衰が死因と見られる。
 死亡したヨウスコウカワイルカは雄の「淇淇(チーチー)」。 湖北省武漢市の中国科学
院水生生物研究所で飼育されていた。 死亡時の体長は2メートル、体重は98キロだった。
 チーチーは1980年1月に洞庭湖付近の長江で捕獲された。 中国政府から第1級
保護動物に指定される絶滅寸前の希少動物で、 生息数は100頭以下。同研究所では、
人工繁殖を目指して 雌のヨウスコウカワイルカを探していた。(読売新聞 7月15日)
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とってもショック!
まぁこれを調べていく中で江ノ島水族館の北村氏ともお話しができたり、中国語も
多少は勉強したりとそれなりに成果はあったんだけどね…
しかし…見てのとおりかなり冗談のようなヒョーキンな顔をしている。作りながらも、
「今一つ現実味に欠けるって言うか〜、トボケたカオしてるって言うか〜」なのである。
まぁそういう意味ではとっても愛すべきイルカなのかもしれないが、この種が多分鯨類
の中では一番絶滅の危険性が高いんじゃないかと言われている。
中国政府の保護対策が進むのを期待したいところではあるが…



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