あ行 もどる


あかぬける =意味・・洗練されている、野暮じゃない英語ではスマート

人物だけではなく、「あの店はあかぬきしている」などとも使われるが、垢が抜けてさっぱりしているの意味。もう一つは灰汁のとれた、洗練されたという意味を「垢抜けた」と言うようになった。

足を洗う =悪事から抜け出してまっとうな生活に戻る事をいいます。

足を洗うとは、昔インドのお坊さんの修行は、裸足で街中を歩かなければならず、帰った頃には足は泥だらけ、そこで足を洗い清め、心身とも清浄になるとの意味が、いつのまにか悪事から抜け出すとの意味となった。

あとのまつり =ちょうどよい機運を逃した時に使う
祭りの後に祭り見物に行ってもつまらない事からでた言葉で、祇園祭をさします。祇園祭は、7月17日から24日までが期間ですが、圧巻は17日の山鉾。これを前の祭りと呼び24日を後の祭りと呼びますが、これは鉾は出ず、山だけのおとなしいものです。これが「あとのまつりは面白くない」と言われたことから。

油を売る =サボる
語源:油は昔から水のようにさらさら流れない為に最後の一滴まで出すのには時間がかかるその為にお客さんとついお喋りをしてしまう。これがサボっているように見える為。

板につく =態度やしぐさが馴染んできた事
語源:芝居の舞台で初めての舞台は地に足がついていないようにしぐさがぎこちないが、
慣れてくると木の舞台もしっかり踏みしめるようになる為。

イチかバチか=運を天にまかせてやってみる。
語源:ばくちから出ている言葉で半丁の上の部分をとって一か八かという意味。

有卦に入る=幸運に巡り合う。うまく調子に乗る。
語源:陰陽道でその運勢を吉と凶に分けるとうまくいく巡り合わせが有卦、悪い巡り合
わせが無卦という。その良い年の巡り合わせに入ったと言う事。

うだつが上がらない=出世もせず元気のない人。
語源:うだつとは家の屋根裏と梁の間の部分で、上にも下にも伸びない部分からこれを人にたとえた。

有耶無耶 =理由なく結論を出さなかったり、曖昧模糊の状態を言う。
語源:「有りや無しや」の漢文調で書いたのが、「有耶無耶」で時代の流れと共に有りや無しやが変化した。

えたいが知れない=人の正体がわからない事
語源:昔の僧侶は衣の色で宗派格式がわかった事から、へんな色のころもを着ている僧侶は衣体(えたい)がわからないと言う事になった。

おあいそ =お勘定をしている時にいうことば
語源:昔お勘定させて頂きますを、回りくどく愛想尽づかしな事ですがと言ったのが 始まり。

おいそれ =簡単に引き受けられない場合に使う。
語源:オイと気軽に言われてもソレと答えられない事から。

お株を奪う=先に自分の得意分野を先に使われた時などに使う
語源:江戸時代では、ある種の職業は株仲間にはいらなければ営業できなかった事からどうにかしてでも株仲間に入った事から出た言葉。

おじゃんになる=楽しみにしていた事が中止になる
語源:火事の時の半鐘から来た言葉で火事が発生した時はジャンジャンジャンと何度も繰り返し鎮火した時はジャンジャンと2度しか打たない。この終わりのジャンから来た言葉で決して何も焼けてなくなったからではない。

お茶を濁す=その場を取り繕う時に使う。
語源:昔はお茶は大変高価な飲み物で決して人の口に入らないものだとされてきました。これが都合の悪くなった時その場を取り繕う意味で出された事から、お茶でその場を濁そうとしたわけです。

折り紙付き=保証が確かな事
語源:平安時代以降は官公文書はすべて横半分の折り紙を使用しました。さらに進物の目録などもすべて折り紙を使用するようになった事から折り紙付きは信用の意味となった。