房作り
巨峰、ピオーネ、甲斐路などの大粒の品種は、房づくりという作業を行います。
この作業を行わず、そのままならすと粒がしっかりつかずに長く伸びで、粒がまばらについた房の長さが40cmくらいあるお化けのような葡萄が出来てしまうのです。
1本にいくつもの房が付くので、育ちのいい1本を残し、その他をすべて切り取ります。そして残す1本の房の先をも切り取り短くします。
この作業は、葡萄の花が咲き始めた頃から咲き終わるまでに行わなければならないのでこの作業を行う6月頃は、大忙しい作業です。
種無しの作業
存知のデラウェアーは、干しブドウなどの原料となる種のない品種(トムソンシードレス、スタウトシードレス..など)とは違い、もともと種のある品種ですが、食べる時には、種がないですね、それは、ジベレリンという植物成長調整剤を使用して種がないようにするからです。この処理のことをジベ処理といいます。
2回のジベ処理(1度目は、種無しにする為に行い、2回目は果粒の肥大化と着色促進)で、1度目は、葡萄の花が満開になる2週間前、2度目は、開花10日後に行うのですが、1度目のタイミングがとても難しく、早いと、実がつかなくなり(花ぶるい)、遅いと種が入ってしまいます。しかも処理後8時間の間に雨が降ると再処理になってしまうなど大変難しい処理です。
昭和33年くらいに種なしデラウェアーのが、初出荷され今ではデラといえば、種なしがあたりまえにになりました。最近では、ジベ処理を行った種なしの巨峰や、ピオーネも出荷されています。出荷時期は種ありに比べ1週間くらい早くなり種なし巨峰は、お盆前に市場に出回っています。
種が無い方が食べやすいという理由で種無しブドウの人気が上がって値段も高いですが、普通ジベ処理した葡萄は、しないものに比べ、甘味が落ちすっぱくなるので食べ比べるとはっきりわかるようです。
おいしいぶどうを見分けるには・・・
・色が濃く、皮が張っていて、粒が丸く整っている。
・表面が白く、粉を吹いている状態。
・ツルがきちんとついており、青い。
・持ち上げて、実が落ちない。(落ちるのは鮮度が落ちている証拠)
以上が目安です。
ぶどうは、房の上から順に甘くなるので、下の方よりも上の方が甘くておいしいと言われています。下の粒を食べて甘ければ、上の粒も甘いというわけです