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校内用Webサーバをたてよう

この文章は【日本文教出版 教科「情報」メール】第39号に掲載されたものを整形したものです

調べ学習だけじゃ...
Webページ閲覧はよく知られているインターネットの利用法です。調べ学習など,インターネット検索を利用することはよくあると思います。本校では校内用Webサーバを立て,実習の手順・操作法の説明や,授業内容の説明,復習用教材としてWebページを活用しています。
校内用Webサーバの構築
教材コンテンツなどを潤沢にWebページとして保存するには,校内にサーバを構築しなければなりません。Windows系のサーバでしたら,IIS(Windows付属のWebサーバソフト)・BlackJumboDog(フリーウエア)・Apache(フリーウエア)などさまざまな選択肢があります。
サーバがなくても,5年ぐらい前に導入した古くなったパソコンをWebサーバとして活用することもできます。
それぞれ環境構築法についてWebで調べると見つかりますので,そちらをご覧下さい。
本校ではWindows2000サーバがありますので,IISを利用しています。

校内にWebサーバを置くと,掲示板やチャットなども校内に用意できます。このような普段ならあまり生徒に利用させられないものも,校内限定ですから安心して利用させられます。
掲示板・チャットなどはCGIという仕組みが必要です。CGIを利用するにはPerlをインストールし,CGIプログラムを用意しなければなりません。CGIプログラムは広く配布(KENTWebCGI RESCUE等)されていますので,好みのものを使ってみましょう。

校内Webサーバには自作のコンテンツ他,市販のものを了解を得て入れてあります。
教具としてのWebページ
コンピュータ室のInternetExploreを起動すると,「コンピュータ室へようこそ」という校内Webページが開かれます。ここには,今までの授業で利用したプレゼン・プリントのファイル・校内外のWebページのリンクが用意されています。必要であれば自分の画面で見たり,印刷することもできます。

Webページはマルチメディアを統合して提示できる大きなメリットがあります。とくに,カラーであるメリットは大きいです。説明のプリントを生徒人数分カラー印刷をすることはできませんが,Webページならすぐにできます。白黒のプリントに印刷するよりも省コストになります。

また,個々の生徒に応じた授業展開ができることも大きなメリットです。生徒は自分のスピードでリンクを追いながら作業を進めることができます。早く終わった生徒に対する補充のコンテンツもリンクで用意しておけばよいのです。

このようにWebページを活用した授業も「個に応じた授業」をおこなうツールとして活用できます。自作のコンテンツ作成も必要ですが,Web上に膨大にある有益なページを探して活用することも大切だと思います。教員も自らインターネットを活用していきたいですね。
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