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CIE 1931 chromaticity diagram
- ある用途のために作成したCIE1931色度図です。
中央の*印は標準光源D65の座標を示しています。
周りの○印は10nm毎の波長を示しています。
もちろん、CRTでも印刷でも色度図内の全ての色を表示するのは不可能ですから、この色は近似にすぎません。
しかし、いいかげんに塗ったわけではなく、次のように塗りました。
(1) 色度図を完全に含む3点の座標(これはJISから求められる)を求め、この位置を仮想的なR、G、Bとする。
(2) その位置を(R,G,B)=(ff,0,0),(0,ff,0),(0,0,ff)として、3座標による3角形の内部を2点の距離に比例して(R,G,B)の数値が変わるように色を決める
(わかりにくいかもしれませんが、つまり、(ff,0,0)と(0,ff,0)の2点の中点にある点の場所は(ff/2,ff/2,0)の色で塗られる、と言うことです)。
(3) 色度図からはみ出た部分は切って捨てる。
実際のCRTの3原色の位置は色度図全体から見るとかなり狭いですし(例えばグラフィックス・モニタ規格のグリーンの座標はx=0.268,y=0.588)、
本当はYも考えなくてはいけないので結構嘘が入ってます。
まあ、説明用としては便利ですし、人間の目も結構いいかげんなので
(実際、緑色の部分等は1dotづつ色が変わっているようなところもあるのに、なんか1色でべっとり塗ったようにもみえる(^_^;))、
まあ、許してやってください。
ちなみに(1)(2)の3角形に色を塗る作業はBorland社のDelphiでプログラムを組んで行い(50行ぐらいの極小さなものですが)、
(3)の絵の加工はZeit社のSUPER KiD 95でやりました。
2枚目の絵は、もっともらしく見せるために全体を白っぽくしたものです。

cie_chr1.jpg

cie_chr2.jpg