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映画レビュー(25)
Movie Reviews


ブラックホーク・ダウン/★★★☆

2001・米
カラー・分
監督:リドリー・スコット
キャスト:ジョシュ・ハートネット/ユアン・マクレガー

LE FABULEUX DESTIN D'AMELIE POULAIN/アメリ/★★★☆

2001・仏
カラー・121分
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
キャスト:オドレイ・トトゥ/マシュー・カソヴィッツ

ハッシュ!/★★★★

2001・日本
カラー・135分
監督:橋口亮輔
キャスト:田辺誠一

WR:オルガニズムの神秘/★★★☆

'71・ユーゴスラビア=西独
カラー・87分
監督:ドゥシャン・マカヴェイエフ
キャスト:ミレナ・ドラヴィッチ/ヤゴダ・カロペル

WRってのはフロイトの弟子だったウィルヘルム・ライヒのこと。性の解放ってのはどうなんでしょう。タブー視されてるから「解放」と叫ぶのだろうけど、解放されたらセックスもつまんなくなって強盗や殺人が余計に増えたりなんてことにもなるんじゃないでしょうか。ユニクロが業績不振です。新風を吹き込むべく社長に突如若手が抜擢されました。セックスも恋愛もユニクロと一緒であまりにもカジュアルになって日常性との敷居が外されると飽きます。ライヒの性の解放革命がもし実現したとしても、革命の意図に反して世界の退屈さはより助長されると思います。聖域はあった方がよい。(5/26)


LA PIANISTE/ピアニスト/★★★★☆

2001・オーストリア=仏
カラー・132分
監督:ミヒャエル・ハネケ
キャスト:イザベル・ユペール/ブノワ・マジメル

ものごとを達成しようと思えば他のことは忘れてそれひとつに没頭しなければダメだという通説がある。それはある面では正しいのだけど、ただ闇雲に没頭すればいいというものではなく、何をもって達成と見なすかという閾値の設定はやはり重要だと思われる。映画ずきだからというのでTSUTAYAのビデオを見境なく端からすべて見ていくようなバカがときどきいるが、「よい映画が撮りたければ映画だけ見ていてもダメだ」という淀川長治の言葉もあるように映画を見ること自体は暇さえあれば誰でもできることなのだ。読書でもなんでも同じことで、映画や本から何ごとかを学んで人としての幅を広げることなく、それらがただキツイ現実からの逃避先としてしか役割を果たさないならば映画も本も時間の無駄だといってよい。
 主人公のピアノ教師エリカ(イザベル・ユペール)は、賢くない母の威圧のもと、人生の大半をピアノの練習に捧げたものの、当初の目的だったコンサート・ピアニストにはなれず、かわりに歪みに歪んだ他者感覚が彼女の人格を包み込んだ。ピアノを弾くことが「好き」という実存的な動機の支えがなく、親や教師からの外圧とコンサート・ピアニストという社会的にはひとつの「職種」でしかないものを盲目的に目指したがゆえに招いたかもしれないこの悲劇は、猛烈受験生が燃え尽きて辿りつく灰色の世界を彷彿させるような、いまの時代にわりによくある話かもしれずリアルだ・・と安易に現実の状況と対応させてしまうとこの映画の救いがたい薄気味悪さを損なう言い方になる恐れがある。ただ私の経験からいうと、いわゆる「芸術家志願者」には正常な対人作法に欠けたこの手の困ったさんが多いのは事実だと思われる。自意識過剰では何もできないが、自意識を失って動物化されてもこれはこれで困ったことである。エリカの異常性を診断しながら、自分自身の他者感覚を診断してバランスをとるのだった。(5/28)


NIGHT OF THE LIVING DEAD/ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/★★★★

'68・米
モノクロ・87分
監督:ジョージ・A・ロメロ
キャスト:ジュディス・オデア/ラッセル・ストレイナー/デュアン・ジョーンズ

ゾンビものの走りとして有名な映画。ゾンビが夜だけじゃなしに真っ昼間からウロウロしてるとこが新鮮な感じ。特に後半が怖い。(6/10)


HIS GIRL FRIDAY/ヒズ・ガール・フライデー/★★★☆

'40・米
モノクロ・92分
監督:ハワード・ホークス
キャスト:ケーリー・グラント/ロザリンド・ラッセル

GHOSTS OF MARS/ゴースト・オブ・マーズ/★★★★

2001・米
カラー・98分
監督:ジョン・カーペンター
キャスト:アイス・キューブ/ナターシャ・ヘンストリッジ/パム・クリアー

おそるべし、カーペンター!やっぱり彼は現代アメリカ映画最強の監督だ!(青山真治)。アメリカの究極完全形態がこれだ。間違いなく今年のベストワン(阿部和重)。『スターシップ・トゥルーパーズ』以来、最もブルータルな暴力映画であり、なおかつ近年で最も良質な本物の娯楽映画!これこそカーペンターにしか撮れぬ大傑作!(中原昌也)。彼らのこういった評言がなければ、絶対に見に行くこともないし、見終わってもふつうは唾棄するしかないゴミ映画なのだが、書籍『ロスト・イン・アメリカ』(青山真治+阿部和重+黒沢清+塩田明彦+安井豊)でなされたスピルバーグを筆頭とする現代アメリカ映画の再評価の動きを自分は知っていたから、わりと面白く見ることができ、★が4つも付いている。細部はチャチで矛盾だらけで救いようがないのに、変に「練っている」せいで全体としてみると新しかったりするストーリー。くわえてそれに見合うやはりチャチなくせに練られた映像。このふたつがバカ映画が「傑作」となるための条件である。『ジャッキー・ブラウン』タランティーノが掘り起こしてきたパム・グリアーが火星の囚人護送隊の隊長をやっている。存在感のないパム・グリアー隊長が、ついさっきまで元気に動き回っていたのに突然生首だけの屍となって串に刺さっている。ここらから「傑作」たる所以が見えてくる。空き缶を巨大なナイフで切断して開けようとしたら、あやまって自分の親指まで切り落とすどうしようもないブラックジョーク。中途半端にリアルな火星の光景。煙のようなものをCGで合成しただけの意味不明な「亡霊」。こういうのが組み合わさって「傑作」となってます。(7/27)


LA BELLE ET LA BETE/美女と野獣/★★★★

'46・仏
モノクロ・92分
監督:ジャン・コクトー
キャスト:ジャン・マレー/ジョゼット・デイ/ミシェル・オークレール

REBECCA/レベッカ/★★★★☆

'40・米
モノクロ・92分
監督:アルフレッド・ヒッチコック
キャスト:ローレンス・オリビエ/ジョーン・フォンテーン
アカデミー作品賞、撮影賞

THE RED SHOES/赤い靴/★★★☆

'48・英
カラー・128分
監督:エメリック・プレスバーガー
キャスト:モイラ・シアラー/アントン・ウォルブルック
アカデミー美術監督賞/装置賞/劇音楽賞

/モンスーン・ウェディング/★★★☆

2001・インド
カラー・分
監督:ミラ・ナイール
キャスト:ナジルラディン・シャー/リレット・デュベイ

にっぽん零年/★★★★

'69・日本
モノクロ・74分

第三の男/★★★☆

'49・英
モノクロ・105分
監督:キャロル・リード
キャスト:ジョゼフ・コットン/オーソン・ウェルズ/アルダ・ヴァリ

アカデミー撮影賞/カンヌ映画祭グランプリ
害虫/★★★★

2002・日本
カラー・92分
監督:塩田明彦
キャスト:宮崎あおい/田辺誠一/蒼井優

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