The Word of Poropose

 

 

第29話「ビルバイン出現」

 

 

「さーて、29話ビルバイン出現ですが、・・・」

「中盤三部作の取りを務める話という事で、話題が多い話やね」

「ですね。やはりサブタイトル通り、ビルバインの登場が一番印象が強いみたいですが・・・」

「そうそう、んまぁ主人公メカの乗り換えは前作のザブングルですでに行ってたんで、そんなに目新しいって事はなかったんやけど、問題はそのデザイン・・・」

「大砲が二つ付いてますねぇ・・・」

「後は、カラーリングと変形機能やね、従来のABのイメージを根底から揺さぶりかねん内容やったから、放映前は無茶苦茶不安やってん」

「当時は、メインスポンサーのクローバーの経営が思わしくなかった為に、デザイン的に売れそうな物をビルバインに込めたそうですが」

「んでも、そういう事情を当時は知らへんかったから、当時はなんなん!このABは?という感想しかあらへんかった。」

「ところが、29話が放送されると・・・」

「無茶苦茶かっこええやん!特に、新OPのラストあたりの破片の中から上昇、画面手前に向かって、ズワースと剣を交えるシーンなんか、背中に寒気が走ったがな」

「という感じで、文句無い新OPで盛り上がったまま29話本編へ・・・」

「いーや、ここで一つの不満がある!」

「え?」

「なんで、エルやベルまで登場しとんのに、シーラ様のカットが一つも無いねん!」

「け、けどそれを言ったらエレ様やリムル様だって、登場してないですよ」

「ゴラオンが登場しとるやんか!、グランガランなんかちーとも出とらんぞ、それにリムルにしたって25話以降、ドンドン陰が薄なってるから、別に登場する必要無いやん」

「だけど、あのOPの中でどのシーンに出せばよいと?」

「色々あるやん!、エルとベルのシーンで、シーラ様を加えた絵にするとか、ショウたちが横向きに揃う旧OPそのままのシーンを、エレとシーラ様を加えた新作シーンにするとか・・・」

「あまりに、作画が良かっただけに、未練が残ってるようですね」

「んまぁ、これが金山作監ならば、出なくて良かった〜って事になるんやけど・・・」

「例えば、サザンクロス・・・」

「さ〜、本編いこ本編・・・!」

 

「冒頭のブルべガー体のオーラバトラーの整備シーン、良い出してますよね〜」

「っていっても、2話のバンクやけどね」

「・・・」

「け、けど、29話にもなれば、そんなシーンなんか忘れてるやろから、これはこれで新鮮やな、ウン」

「そして、ミズル艦長の指示を聞く、アレン達ABのパイロット達、なんか、ジェリルの後ろにいる普通のパイロットの方々の顔が恐いんですけど・・・」

「流石 湖川作画監督ってとこやね。一人一人の個性ある顔立ちになってる、まぁ、あの顔立ちはベテランの正規兵というよりも傭兵って感じの顔やったけどな。」

「そして、出撃前にデートのお誘いをかけるアレンとジェリルの会話」

「当初は、さん付けしてたジェリルが、可愛いよアレンやからねぇ」

「ジェリルの増長?」

「それもあるかも知れん、後は先の戦いで、ミズル艦長を怪我させた事をで、アレンを軽んじたのかも入れんな〜」

「でも、ジェリルも先の戦いで2度も落とされてますよ、それにタンギー隊に格下げまでされてますけど」

「考え様によっては、ようやくレプラカーンが再び回って来て浮かれとったのかも知れんなぁ、んまぁ、女って奴はすぐ調子に乗るから」

「・・・」

「さ、さあてお次はゼラーナ隊の出撃前」

「調子に乗ったショウがコタノに結構生意気な言葉を投げてますね」

「うーん、いきなりこう返すか・・・んまぁ、この奢りが後のダンバイン撃墜に絡んでくるんやね」

「そしてショウとマーベルのキスシーン」

「シーラ様以外のキャラにはあんまり興味無いんやけど、このシーンは良かったなあ。装甲越しに見せるには勿体無いくらいや」

「一応、アニメックでは装甲越しじゃない画が掲載されてますね。」

「さて、家臣団との別れが終わりいよいよ戦闘となります、まずはタータラ城攻略戦やけど・・・」

「プラドン達が次々と死んでいきますね」

「結局、作戦として城は相手の部隊を引き付ける為の囮として使われたやんか、その指揮官として、彼らが進んで囮の役を駈って出たってかんじやろうね」

「そのお陰で、手薄になったウィルウィプスに前方の上下からボチューン隊が襲いかかる」

「そう、しかーし!ウィルは落ちない」

「さすがに、奇襲だけで落ちるほど甘くはない?」

「いや、ここに一つのアレンジを加えれば充分落とせた筈!」

「え?」

「それは・・・」

「それって、グランアタック時にゼラーナ隊が見せた直上方向からの奇襲を連動すればオッケー、真上と真下から攻撃すればどんな要塞も脆い物?」

「ど、どうしてその奥義を?!」

「まったく、30代以上のアニメファンしか分からないネタをふるんですから・・・」

「いや、それを知ってる君も、君やがな・・・」

「と!とにかく、ドレイクに一太刀!とばかりに単身ウィルに突撃したフォイゾン王は、良い手柄とジェリルにあっけなく撃たれてしまいます」

「結局、城を捨てるという概念は持てても所詮はそこまで、結局フォイゾン王も古い世代と言う事やった訳やね。」

「剣によってではなく、砲撃によって止めを刺されたというのもなかなか意味深ですね。」

「この、フォイゾンの死、そして自らも致命弾を受けたという、2重のショックを受けるショウ」

「奢りの代償という訳やね、そしてそこに登場する、謎のウイングキャリバー」

「ショウがフェードインして、いよいよビルバインの登場となりますね」

「古いのしっとるなぁ・・・んまぁヤマトネタが出てくるんやったら当然か・・・」

「・・・とにかく、新たな力を得たショウはその勢いで、たまたま目に付いたアレンを撃破します」

「たまたまってやなぁ・・・」

「あら?そうではないですか。フォイゾンを討ったのはジェリルだし、致命弾を与えたのはトッドのビアレスなんですから、この戦いでアレンがやった事って、親衛隊のボチューンを落とした事ぐらいですよね。」

「言いたい事は分かるけど・・・えっか、でこのシーンやけど『ウイングキャリバー』の曲が奇麗に入ってんやんね」

「まさに騎士の一騎打ちでの戦い!というイメージにぴったり!」

「んで、胴体を真っ二つにされたアレン機は爆発、アレンは無事脱出するも、カナヅチであった為に、哀れ溺れて退場と相成るのでした。」

「近くにドロやタンギーもいなく、機体はすぐ爆発して、ミューを出す暇も無いのでスカイダイビングする羽目になった訳ですね。しかし溺死とは・・・」

「ちゃんと、脱出するとこまで描かれたのが運の尽きやね。んで、墜落死やったら、スカイダイビングを特技とする、リムルに笑われるんで、溺死にしたと。ホントは脱出した後、又登場させる気もあったんやろうけど、あまりにキャラが増えすぎていたので、そのまま死亡したというのが真相なんやろうなぁ」

「そして、ナの国国境近くまで後退する、ゴラオン達。そこにナの国の巡洋戦艦であるグリムリ−が到着。」

「はっきり言って、一番ややこしいとこやね。なんでグリムリ−が、巡洋戦艦やねん?なんでナの国の船にラウの国のエイブが載ってるねん!」

「という、不満がこじ付けコ−ナ−のグリムリ−で一気に爆発した訳ですね」

「んまぁ、そういう事やね。んでも逆にいえば良いネタをくれた!って事やな。」

「というところで29話は終了です。」

「さ−て、次は『シルキ−の脱出』か・・・う−ん話題に乏しいなぁ・・・」

 

【補足】ちょっと見直して気が付いたんですが、アレンのデ−ト誘いって、ショウの増長発言の後だったんですね。仕事中に記憶の範囲で書いてるとこういうミスをしちゃうんですよね。

と言う訳で、ここはちょっと目をつぶって下さいな。mOm以後気を付けます。

 

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