いろいろな問題

 拡大するインターネット環境とクラッカーの攻撃 ('01.4.30)

 インターネットが普及し、コンピューターを使った端末だけでなく携帯電話などからも気軽にメールをやりとりされるようになってきました。
 すっかり身近になったメールですが、最近はメールでウィルスを送りつけられ、システムが破壊される被害が急造しています。

 これまではもっとも普及したメジャーなシステムが狙われることが多かった様です。
 例えば、Windows95/98    Internet Explorer   Word    Excel など。
 これらのものは普及しているために破壊行為の対象が広くなり、効果が高いため、クラッキング(ウィルスやワーム、セキュリティホールを使った様々な破壊行為)の対象になってきました。

 ところが、最近は様々な携帯端末が増えてきました。クラッカー(コンピューターへの不正アクセスを行い、システム破壊などをする者)としては、こうした端末こそが次の標的として面白いものなのかもしれません。
 あるいは、インターネット家電や車など、生活に密着するものがあらゆるインターネットに接続しようとしています。これも攻撃が成功すれば社会への影響ははかりしれません。彼らの触手が動くものでしょう。
 

 こうした特定のシステムを攻撃するためには専用の攻撃ソフトが必要とされていたのですが、最近はJavaやPerlなど実行環境を問わないプログラムが増えています。攻撃ソフトは専用でなくても良くなりつつあるようです。

 IT革命などと浮かれていると、社会そのものが破壊され機能しなくなる最悪の事態を迎えうることを、私達は充分に考えて行かねばなりません。
 


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