いろいろな問題 |
常時接続の危険 ('01.5.3)
インターネットが普及し、家庭でもフレッツISDNやフレッツADSLなど常時接続が普及してきました。
そんな中、様々な危険が増えてきました。 一つはハッカーやクラッカーによる攻撃です。
やっかいなことに、そうしたハッキングのためのツールや破壊のためのクラッキングツールはインターネット上で流通し、だれでも手に入れることができる状況にあります。興味本位でそのようなツールを手にし、ことの重大性を十分理解しないままクラッカーとなってしまう例もあるようです。中学生がそうしたことを始める例も多いようです。このため、クラッカーの数は急増しているようです。 彼らはインターネットに接続されたコンピューターに総当たりしています。多くのサーバーはハッカーやクラッカーによって一日のうちに何度もアタックされていることが知られています。そのクライアント・コンピューターも決して安全ではありません。各ネットワーク管理者は最新の情報を手に入れ、ファイヤーウォールという機器やソフトを導入し、常に最新のバージョンにする必要があります。リモートアクセスやテルネットなどの危険なサービスは行わないなど、ポートの管理も徹底しなければなりません。それが間に合っていない企業や学校などのサーバーも多いようです。OSなどをインストールしたままのデフォルト設定(パスワードまで!)で使っているようでは最悪です。 同様に常時接続された家庭用コンピューターも攻撃を受けます。
もう一つはメール以外のルートとしてネットワークを通じてウィルス(ワーム)が侵入する危険があること。
どちらの場合もファイアーウォールと呼ばれるソフトとワクチンソフトを導入することでかなりセキュリティを高めることができます。最近はワクチンソフトにパーソナルファイヤーウォールが組み込まれるようにもなってきました。
常時接続時代には、ワクチンソフトはもちろん、パーソナルファイヤーウォールも必須と言えます(OS付属のものでは、いったんセキュリティホールが見つかれば、同じOSを積むコンピューターがみな攻撃を受ける可能性があります。念のために他のファイアーウォールの方がよいかも知れません)。
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