いろいろな問題

 スパイウエアの問題  ('03.3.20)

 インターネットが普及し、多くのコンピューター同士が常につながっている状況が当たり前になってきました。特に安価なADSLの普及は日本のインターネット環境を激変させたと言っていいでしょう。
 そんな中で、フリーのソフトや有料の市販ソフトに付属してコンピューターの中にインストールされ、インターネットサイトへのアクセス状況などをチェックし、その情報を集め送信してしまうソフトが問題になってきました。それらはスパイウエアなどと呼ばれます。
 ポップアップ広告の類などでダウンロードを促され、「はい」というボタンを押してしまうと、その類のソフトウエアをインストールさせられてしまうこともあります。

 こうしたものの中には、勝手にコンピューターの設定を変更してしまったり、あなたのコンピューターをあなたに関係のない計算をするのにつかってしまったり、(意図的かどうかに関わらず)ウイルスを組み込むものすらあるとか。
 

 問題は、私達ユーザーがそれと気付かないうちに勝手にコンピューターをコントロールされてしまったり、プライバシーに関わる情報収集をしてこっそりインターネットを通じて情報を送り出されてしまう点にあります。
(ソフトの使用規約の中に、スパイウエアのことが書かれていることもあるようですが、はっきり言って長く読みにくい使用規約をちゃんと読んでいる人はきわめて稀でしょう。)
 

 こうしたソフトはウイルスやワームと呼ばれるものとは異なるため、ワクチンソフトで排除できません。ファイヤーウォールソフトがあなたのコンピューターに組み込まれていれば「情報を送信するソフトがある」と警告され送信が妨げられるだけです。

 このようなセキュリティやプライバシーを侵しうる意図しないソフトのインストールを排除するには、専用のソフトを使うより仕方がありません。しかし、使えば余計なプログラムや情報収集用のクッキーがあなたのコンピューターから 効果的に排除できます。
 

 スパイウエア排除ソフトがフリーで提供されています。

Spybot - Search & Destroy
http://security.kolla.de/

 
 プログラムやクッキーの削除は問題が起こりにくいですが、レジストリの削除はあまりおすすめしません。
 ソフトの利用は自己責任で!

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