マナー  
 

 電子メールの特性とマナー 2 ('97.11.25)
 電子メールはとっても便利ですね。手紙と違って思い立ったらす  ぐ出せるし,電話より自分のペースで落ち着けますね。時間のこと  も考えなくていいし。                       でも,便利な分,いろんな不都合もあります。           同報メールというのはご存じでしょうか。宛先にメールアドレス  をたくさん書いておくと同じ内容をそれぞれに送ってくれるという  ものです。これはとても便利なものではあるのですが……。      以前,友人からのメールにこんなのがありました。         仕事がつらかったり暇だったり何か起こると知人30人ぐらいに  同報メールを出してくるのです。                 「今日は大変でした。……(中略)……。誰か返事下さい」といっ  た具合に。                            最初は返事を書いたりもしたのですが,他の人も書いているだろ  うからとだんだん書かなくなってしまいました。それに,同時に多  数の人へ向けたメールというのは,自分宛のメールなのに内容が自  分宛に思えないのです。だからあえて返事を書こうという気にもな  らなかったです。メーリングリストみたいに,他の人の返事を見る  ことができるのならまだ読む方も楽しみがあるのですが。       私信のメールは手紙と同じで,相手に心を込めて書くべきもの。  あまりいい印象を与えない同報メールは事務連絡以外には使わない  方がよいですね。                         ただ,多くの人への事務連絡のつもりでも相手は自分に出された  私信だと思って丁寧な返事を下さることもありましたので,同報メ  ールの場合はそうと明示した方がいいみたいです。          手軽に出せる電子メールはそれだけ相手のことを考えて書かねば  ならないのです。手紙より気を使います……。          

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