あの歌この歌

このコーナーではボウイの曲、1曲ごとにコメントを書いて行きます。
第3回は"MODERN LOVE"を取り上げてみます。
  
 「ボウイといえば70年代」という人が少なからずいるようですが、80年代以降にも数々の名曲を残していますよね。そんな名曲群の中で私が最も好きなのがこの曲なんです。ボウイの曲には「ちょっと妙だけどカッコいい」とか「カッコいいけど気持ち悪い」という具合に「カッコいい」の前後に別の言葉を足したくなるような物が多いのですが、この曲はもう本当に「カッコいい」の一言。ボウイ・ファンでなくてもこのカッコ良さは認めずにはいられないのではないでしょうか。イントロがカッコいい、歌い方がカッコいい、詞がカッコいい、曲がカッコいい、アレンジがカッコいい、当時のボウイのルックスも、まぁ万人受けするカッコ良さだったと思います。

と、全てがカッコいいこの曲ですが、ドラムの果たしている役割がかなり大きいとも言えそうです。この曲およびこの曲が収録されているアルバム『レッツ・ダンス』ではボウイの作品としてはかつてない程ドラムが印象的に聞こえるのです。やはりダンス・アルバムを作るとなると、大切なのはビートという事になるのでしょうか。

先日『リバーダンス』というダンスと歌のショー(といってもミュージカルとは異なります)を見て来ました。タップ・ダンスが大々的にフィーチャーされていたのですが、そこで改めて打楽器(含靴の音)の威力を思い知らされました。その強弱、音の高低、その他によって本当に多様な表現が出来るし、色々な可能性を秘めているのですね。打楽器によって曲を生まれ変わらす事が出来る、そして"MODERN LOVE"に溌剌とした魂を吹き込んでいるのはドラムだと思う今日この頃です。

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